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【Rakuten Today】農業女子に聞いた、いまフリマアプリ「ラクマ」で農産物が人気のワケ

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この記事は楽天公式ブログ「Rakuten Today」からの転載です

農業女子に聞いた、いまフリマアプリ「ラクマ」で農産物が人気のワケ
フリマアプリで米や野菜などの農産物を購入する方が増えているのをご存知でしょうか。 楽天が運営するフリマアプリ「 ラクマ 」では、近年不要品の取引以外にも農産物の流通が急速に拡大しており、2018年3月の取引流通総額は昨年同月比で6倍にもなりました。 ...
https://rakuten.today/blog-ja/rakuma-women-farmers-j.html?lang=ja

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フリマアプリで米や野菜などの農産物を購入する方が増えているのをご存知でしょうか。

楽天が運営するフリマアプリ「ラクマ」では、近年不要品の取引以外にも農産物の流通が急速に拡大しており、2018年3月の取引流通総額は昨年同月比で6倍にもなりました。

本記事では、スーパーやコンビニなどで手軽に購入することができる米や野菜などの農産物が、フリマアプリで盛り上がりを見せている理由についてご紹介します。


急成長している「ラクマ」の農産物取引。品目別では、米4.8倍、果物5.9倍、野菜は11.9倍に。(2018年3月の取引流通額の昨年同月比)

小規模農業における新たな販路としての期待

フリマアプリでは欲しいモノを探している人がいたとしても、必ずしもそれを出品してくださる方がいるとは限りません。こと農産物について、すでに成熟した流通システムがある中で、あえてフリマアプリに出品する理由はなんでしょう。その答えを探るべく、2017年から「ラクマ」に農産物を出品している中川さんにお話を聞いてみました。中川さんは農林水産省が推進する「農業女子PJ(プロジェクト)」のメンバーで、愛知県の渥美(あつみ)半島で野菜の多品種栽培をされています。


―農業・「ラクマ」を始めたきっかけは?
主人が4年前にUターンで農業を始めたのをきっかけに、私も子育ての傍ら販売を手伝っています。「ラクマ」は販路を広げるため2017年4月より使っています。露地栽培で多品目を栽培しており、生産量はまだ多くないですが、その日採れるお野菜を出せる分だけ出品しています。「ラクマ」は作業の合間でもスマホひとつで手軽に出品できるので助かり、またお客様の感想を直接聞くことができるのもありがたいです。「ラクマ」を導入することで細切れの時間を活用できるようになったので、効率的になったと思います。

―「ラクマ」では何を販売していますか?
野菜を販売しています。1番人気は季節の野菜セットで、その時収穫できる旬の野菜から、5~7種類程度を段ボール箱に詰合せてお送りしています。にんじんやじゃがいもなど定番のお野菜のほかに、滅多にスーパーでは見かけない間引きにんじんや、葉にんにくなどを入れることもあります。めずらしい野菜も少し入れることで、プラスαの楽しみをご提供できたらいいなと思っています。野菜の生育状況により入れるものも少しずつ変化しますので、それらを含めて楽しんでもらえたら嬉しいです。


中川さんが「ラクマ」に出品している商品

―販売で工夫をしていることはありますか?
販売に関しては、ユーザーの反応を見て商品内容を変えていきました。当初は今より一回に送る量を多くしていましたが、なかなか注文が入りませんでした。そこで、都心で1人暮らしの方や核家族の方も買いやすいように量を減らし、その分値段も下げた商品も用意したところ、急に売れ始めました。評価コメントで感想をいただくこともあるので、その評価も参考に翌年の作付けにも生かします。

また、珍しい野菜を送られてもどうやって調理したらいいかわからない方もいらっしゃるので、野菜と一緒にオリジナルレシピを同封して、ちょっとでも野菜に親しみを感じてもらえるように工夫しています。購入者の方から、野菜の説明やレシピがとても参考になったという声や、実際に作ってみて美味しかったと嬉しいコメントをいただくこともあり、評判は良いです。私もいち主婦として、今後も働くママさんなど時間のない方もラクに美味しく野菜を調理できるよう、調理方法やレシピの提案に力をかけていきたいです。


野菜商品に同封されるオリジナルレシピの一例


「栽培中は農薬不使用のため、皮ごと食べても安心です。野菜の皮は栄養が詰まっているので、ぜひまるごと食べて欲しいです」と話す中川さん

中川さんのお話から、農家の方がラクマを使うメリットのひとつに、少量であっても取引が成立する手軽さがあることがわかりました。とくに新規就農者の場合は生産量が安定するまでに時間を要する場合があります。そんな時でも少しずつ販路を拡大し、顧客を徐々に増やすことができるフリマアプリが販路として重宝されるようです。

また「ラクマ」内の取引実績より、規格外品が多く取引されていることも見て取れます。規格外品とは、形や大きさが一般卸の規定から外れる野菜などです。味や品質は通常商品と変わらず割安に購入できるため消費者には人気で、出品されるとすぐに売れてしまうこともあります。そのため、農家の方にとっては規格外品を販売することで廃棄ロス削減を見込めることもラクマ活用のメリットのひとつと言えそうです。

さらに最近では一歩進んだ取り組みとして、まだ本生産に踏み切る前の新製品をテスト販売し、反応を見るマーケティングツールとして活用される方もいます。

消費者が「ラクマ」で農産物を購入するメリットは?

一方で消費者がフリマアプリで農産物を購入する理由はなんでしょう。「ラクマ」では、実際に「ラクマ」で農産物を購入したことのある1,253名を対象としたアンケート調査を行いました。購入理由に対する回答(複数回答可)は、「値段が安かったから」(709件)が最も高く、次いで僅差で「美味しそうだったから」(708件)、「新鮮そうだったから」(497件)となりました。このことから、消費者は価格を重視しつつ、同時に美味しさも求めていることがわかります。

また、実際に購入した後の満足度についても聞いたところ、「期待通りだった」(59%)と回答した人が最も多く、続いて「期待を超えるものだった」(25%)となったことから、8割以上の方が期待を裏切らない取引をできていることもわかります。

さらに、どのような農産物を購入したか聞いたところ、以下の結果となりました。「ラクマ」での農産物取引に興味がある方はぜひ参考にしてみてください!

「何を購入しましたか?(複数回答可)」
1位「米」(244件)
2位「みかん」(187件)
3位「トマト」(91件)
4位「野菜セット」(79件)

その他、自由回答のアンケートで挙げられた「ラクマ」で農産物を購入するメリットには、普段関わることの少ない生産者と直接コミュニケーションを取って取り引きできるといった声も多くありました。実際に自由回答のコメントを見ると、「店頭と比較して新鮮。生産者さんの人となりを感じて購入ができる」、「美味しかったし生産者さんとやりとり出来て安心感がある。有り難みもあり生産者さんの利益になれば嬉しい」、「生産者の方に直接お礼も言えるし料金もお支払できる」などという書き込みが見られました。

そのとき収穫できる農産物を手軽に消費者に届けたいという生産者と、新鮮で美味しい農産物を全国より直接取り寄せたいという消費者のニーズが一致することで、ラクマの農産物取引が活性化されています。

中川さんも出品している「農業女子PJ×ラクマ ファーマーズマーケット」


中川さんも参加する、農林水産省が推進する女性就農者の地位向上や活躍の場をサポートする「農業女子PJ」。「ラクマ」はこのプロジェクトと協力し、農産物に対する想いやこだわりに共感する方が安心して購入を検討することができる特設サイト「農業女子PJ×ラクマ ファーマーズマーケット」を運営しています。このマーケットには現在33名(2018年12月時点)の農業女子の方々に参加いただいております。

「ラクマ」では今後もより多くの生産者とユーザーをつなげ、コミュニケーションを通して安心して購入できる環境づくりを進めてまいります!

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