Takaaki(2010年新卒入社)
グローバルテクノロジー統括部 インフラエンジニア
経歴
2010年新卒入社。インフラエンジニアとしてサーバーの構築・運用に携わり、ChefやTerraformなどのツール導入、インフラ運用改善を経験し、現在は開発者向け社内IaaS環境のテクニカルサポートを担当。社内でChefのトレーニングを行いながら、Infrastructure as Code(IaC)を広めている。
Why Rakuten
大学院時代にサーバー管理を経験、
大規模なインフラに興味を持ち、楽天へ入社
大学院では画像認識を研究していました。当時、研究室でサーバーの管理を担当していたのがきっかけで、「楽天市場」という大規模サービスのインフラ管理に興味を持つようになりました。
入社後は社内のネットワーク周りや監視の仕組み、サーバーで障害が起きた時の切り分け方法、OSインストールを自動化するための仕組みについてなど、大学の研究分野と異なる専門知識を学ぶのに苦労しました。しかし、メンターや先輩社員に教えてもらうなど少しずつ勉強を重ね、現在はインフラエンジニアとして楽天のサービスを陰で支えています。
担当業務について
サーバーのプロビジョニングに加え、
IaCを組織に導入する活動に取り組む
私が所属するインフラ部門のミッションは、国内有数のトラフィックを誇るECサイトである「楽天市場」を支えるサーバーのプロビジョニングを行うことです。各種オペレーションを自動化するために、ChefやTerraformといったインフラ管理ツールの導入、開発、運用を進めています。
IaCとは、ソフトウェア開発のプラクティスをITインフラ管理に活用するアプローチです。グローバル化を進める楽天にとって、ビジネスの成長に合わせ、スピード感を持ってアプリケーションをデプロイし、実際に運用していくことは重要な課題です。所属するインフラ部門での取り組みに加え、IaCを様々な部署で取り入れていくために、積極的に活用を促すことを行っています。例えば、社内のChefコミュニティ向けのミートアップのような勉強会を開き、そこで日々の業務で得たノウハウや新しい技術を共有したりしています。
楽天の魅力
国内最大規模の
自社インフラと国際的な環境で学べる
プライベートクラウドを持ち、自社で大規模なインフラを支えている楽天のような企業は、日本国内では数社しかないと思います。また、開発メンバーは国籍も豊かで、グローバルな環境で開発に取り組めることが特徴です。社内ではにはChefのコミュニティがあり、参加しているメンバーの8割が外国人です。中には日本語が堪能な方もいて、日本語で話しかけられたときに、私は英語で返す、という状況になることがあります。
エンジニアリングに関する新しい知識は、情報発信が早いSNSから取り入れているほか、技術系のPodcastを聞いたり、Githubのissuesをチェックするなどして自身の技術向上に役立てています。社内では所属部署を超えた議論が活発に行われていて、Pull requestのコードレビューや、HipChatを使って日常的にコミュニケーションを行います。最新の技術情報を他のエンジニアから教えてもらったり、実装の仕方など、具体的な質問に関して私から説明する場合もあります。最近の技術トレンドなどは海外メンバーがより早く教えてくれるので、日々多くのことを勉強できる環境です。
仕事のやりがい
縁の下の力持ちとして仕事、家庭を支える
社内でChefコミュニティをつくり、管理者として運営しています。私が開発したツールを他部署の方が活用し、それが工数削減につながったときには、すごくやりがいを感じます。縁の下の力持ちとして楽天の開発を支えて行きたいので、他の人の役に立ち、誰かが喜んでくれていると感じる時に仕事のやりがいを感じます。忙しい毎日ですが、基本的にあまり残業はしていません。最近、子どもが生まれたので、家庭を中心に考えつつ、うまく仕事と両立しています。
学生時代から大切にしてるのは「ガッツ」です。変化の速いIT業界で、知らない技術やできないことがあるのは当たり前です。たとえ技術が不足していたとしても、人が2週間で習得するものを、自分なら1週間で身につける、という気概で常に仕事に取り組んでいます。できないことがあっても粘り強く調べたり、地道に技術を上げるために努力を続けていますが、そういった姿勢が日々の業務にも生きています。
仕事での夢は?
エンジニアとして成長し、
活発なムードを社内に生み出す
現在はインフラエンジニア向けにIaCの導入を進めていますが、今後は、インフラエンジニアだけでなくアプリ開発エンジニアの分野にも展開していきたいです。2015年には、「Dolphinプロジェクト」という活動にも参加しました。このプロジェクトは、アプリ開発部門とインフラ部門が一緒になってDevOpsの取り組みを行う実験的な試みです。そこで私は、パイプラインを全て自動化するためのインフラ周りの自動化担当として貢献しました。アプリ開発のスタッフと一緒に活動したのはそのときが初めてだったのですが、活動後に外部カンファレンスで事例を発表するなど、DevOpsの導入を進める上で、社内のムードを盛り上げることができました。
今後は、現在の社内コミュニティをさらに発展させて、活発なグループが作られる環境づくりに貢献していきたいです。やりたいことはたくさんありますが、前に出るのは恥ずかしい性分なので、あくまでも裏方として周りの人を支えていきたいです。