【社員紹介:アーキテクチャー設計】インターネットを通じて地方の人々と社会をエンパワーメントするという理念に惹かれて入社
Olivier(2013年中途入社)
ECコアテクノロジー開発部 シニアマネージャー
経歴
2005年、フランス・パリでソフトウェア工学の修士号を取得。コンサルティング会社でJavaエンジニアとして勤務後、2008年に渡豪、シドニーのコンサルティングファームへ入社。2012年に来日、ECアーキテクチャーのスペシャリストとして2013年、楽天株式会社に入社。
Why Rakuten
インターネットを通じて地方の人々と
社会をエンパワーメントするという理念に惹かれて入社
私はフランス・パリ近郊で生まれ育ち、昔から伝統的な職人技術、そしてそれを育む地域の商店街を守っていくことに興味を持っていました。
パリではソフトウェア工学の修士号を取得し、コンサルティング会社でにJavaエンジニアとして勤務した後に渡豪しました。シドニーのコンサルティングファームへ入社してからは、OA(サービス指向アーキテクチャー)の実装を担当していました。エンジニアとしての経験を活かして日本で働くことを考えたとき、グローバル企業でありながら、地方の小さな店舗をエンパワーメントするという楽天の理念に強く惹かれ、入社を決めました。
担当業務について
楽天のシステムをもっと快適で、
使いやすくし続ける仕事
楽天のサービスを構成するアーキテクチャーの設計に携わっています。楽天は非常に幅広い事業を抱えて展開していますが、それを支えるシステムは時代の変化や事業の成長に伴い、常に改善が必要です。将来の要件に対応できるように、どのようにハードウェアやアプリケーション、モジュールのを組み合わせを行っていくべきかを考え、必要に応じて変更や導入の時期を検討しています。
近年、スマートフォンをはじめとしたデバイスの多様化やスマートコンテンツの影響により、楽天グループ全体のトラフィックは年々増えています。増加するトラフィック量に耐え得るアーキテクチャーの開発・運用は楽天のグローバル戦略において、重要な課題のひとつです。 シニアマネージャーとして様々な会議に参加し、多くのエンジニアの意見やアイデアをまとめ上げ、「ユーザーのみなさんが快適で使いやすい」と感じていただけるようなシステムを構築していくことが、最終的な目標です。
楽天の魅力
様々なビジネスに関わるスタッフが
楽天の未来予想図を描く
所属部署や考え方の異なる多くの人たちと意見を交わし、一緒に働く機会が得られていることは大きな魅力だと感じています。アーキテクチャーの部門だけでなく、楽天の主力ビジネスであるEコマースの事業部をはじめとした各部署のスタッフが常に身近にいる環境のため、製品やサービスの仕組みについて、より深い知識が習得できます。
また、プロジェクトに関わるメンバーが集まり、熱心に議論するので、互いのビジョンを共有し、将来に向けた予想図を描くことができます。入社して4年経ちますが、ビジネス分野は奥が深く、アーキテクチャーをはじめとしたシステムに関しても膨大な知識が必要なため、常に大きな学びや気付きがあります。
所属チームについて
異なる地域のユニットが
グローバルな開発・運用環境を設計
シニアマネージャーとして、多数のチームとアーキテクチャー設計に関する仕事を進めていくために、自分自身が特定のチームに所属する形ではなく、プロジェクトごとに多くのスタッフと交流し、意見をヒアリングしています。
楽天では開発ツールや運用の手法が各チームや担当部署に委ねられているため、それぞれ異なる文化や、背景を持ったユニットが存在しています。所属スタッフの出身地域はアジア、アメリカ、ヨーロッパと様々です。グローバルな環境の中で、周囲のスタッフがどのような開発・運用環境を求めているか、将来的にどういった仕組みが必要なのか、それぞれの意見や戦略を踏まえた上で擦り合わせを行い、調整を進めていく作業は非常に刺激的です。
仕事のやりがい
楽天のアーキテクチャー設計で
「人と人とを結びつける」
アーキテクチャー設計に関する私の役割は、「人と人とを結びつける仕事」だと考えています。プロジェクトの開始時には異なっていた1人ひとりの考え方が、ゴールを設定し、目標に向かって走っていく中で、互いを尊重し理解し合い、各自のスキルを活かして、やがて大きな力を生み出していきます。ここ最近は、特にイベントドリブン型の開発とマイクロサービスの導入を推進しています。困難な状況でも常に新しい挑戦を行い、今までにない技術やアイデアを実現していけるプロセスには、やりがいがあります。
楽天システムのアーキテクチャー設計を通じて、プロジェクトに関わる人たちを結びつけ、その思いをサービスに携わる店舗出店者様や、ユーザーのみなさんのメリットへとつなげていく。楽天のEコマースは、世界中の小さな商店や企業を活性化するという使命を負っています。自らの仕事を通して、まだ訪れたことのない様々な国や地域のビジネスに貢献できることに大きな喜びを感じつつ、日々の業務に邁進しています。