より深い事業責任を。toCネット事業からtoBリアル事業への挑戦。

（広告事業部　エリアマーケティングBU　マネージャー　前川隆史）

これまでのキャリア

新卒ではCGMで世界を変えていくことを夢見て、株式会社ドワンゴに入社し、動画サービス「ニコニコ動画」のコンテンツ事業の事業管理を担当していました。
そこで、事業や組織が成長することに面白みを感じる一方で、事業管理として現場をサポートするよりも事業現場に興味が沸き、次のチャレンジをすることにし、カカクコムへ転職をしました。
カカクコムでは、「食べログ」の飲食店向け広告サービスのPMを担当してました。PMとして飲食店向けサービスを複数リリースし、ユーザーから熱いFBをもらう度に、ユーザーをリアルに感じながらサービスを作っていくtoBサービスの面白さに気づきました。さらに、システムだけでは完結しないオペレーションまで含めたサービスの難易度にやりがいを覚え、企画開発という工程だけでなく、より深く事業に責任を持ちたいという思いから、社内で新規事業を起案。
起案・ローンチ・収益化に至るまで、新規事業で事業企画、開発PM、運用設計とマネジメント、マーケティングと、当該事業に関わる全てを担当し、事業をするおもしろさを体感しました。

転職を決めた理由

新規事業の立ち上げから2年、事業フェーズが変わったことがきっかけで、次のチャレンジを考えました。

・toBサービスでありながら、特定顧客に依存しない自立したサービスを運営ができる
・サービスがサイト上での提供に留まらず、「テクノロジー×オペレーション」までがカバー範囲の事業である
・機能的に役割が細分化された組織より、多少整理されていなくても、多少小さくても多く関われる組織の方がよい

と考えていた時にラクスルと出会い、自分の探していたイメージに非常に近いと感じ入社を決めました。

現在の仕事

ラクスルは低予算での印刷を実現することで多くの中小企業をサポートしてきましたが、
広告事業では、中小企業が低予算でも簡単に集客できる世界の実現のために、オフライン広告サービスを展開しています。
オフライン広告には、新聞折込やポスティング、DM、交通広告といった様々な媒体があり、印刷会社や媒体社などのパートナーと一緒に、新商品の開発や、既存商品の改善を企画し、生産体制から顧客対応体制の構築、販売戦略の立案と実行、そしてそれらを支えるシステム開発まで、事業に関わる様々な企画をPM、エンジニア、デザイナー、オペレーター、パートナーと作り上げていきます。
オフライン広告は、お客様が注文してから実際に配布・掲載されるまでに、支払い・原稿入稿・データチェック・印刷・配送・差配・配布といった多くの工程を経ます。工程が多いということは、それだけイノベーションを起こせるネタが多いということで、多くの試行錯誤ができることが、この事業のおもしろさだと感じています。

ラクスルについて

それぞれの考え方は多種多様ですが、皆が同じ方向に向かって考えている、という不思議なチームだと思います。「仕組みを変えれば、世界はもっと良くなる。」社員の全員がこのヴィジョン実現に向かって、本気で業界構造の変革に取り組んでいるのですが、WEBメディア、メーカー、金融、印刷会社、広告代理店などバックグラウンドが大きく違うために、実現に対してのアプローチが様々あり、日々気づきをもらい、成長実感が非常にあります。

今後どういうことをしていきたいか

オンライン広告は誰もが簡単に利用できるものになりつつありますが、オフライン広告を使いこなせているのはいまだに一部の大企業だけです。それは、
「構造上の問題で低予算での広告サービスが提供されていない」
「どのように活用すれば効果が出せるか分からない」
「起案から実現までに時間がかかりすぎてしまう」
など様々な課題がありますが、いずれも解決することができるのではないかと考えています。誰もが簡単にオフライン広告を活用して集客できる、「オフライン広告が民主化した世界」を目指しています。