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“we wish you are always happy”から“Design to make you smile” へ。株式会社ラグタイム 代表取締役 髙橋俊之インタビュー

2019年4月、新キャッチフレーズを掲げたクリエイティブオフィス株式会社ラグタイム。その込められた想いについて、代表取締役社長の髙橋俊之にインタビューしました。

記念すべきインタビュー第1回目のテーマは、先月からラグタイムのキャッチフレーズが新しくなったことについて改めて高橋社長にその経緯などをお伺いしたいと思います。よろしくお願いいたします!

前キャッチフレーズ“we wish you are always happy”について

(新しいキャッチフレーズのご説明の前に、今まで使用していたキャッチフレーズについてお話しいただけますか?)

高橋: 以前、原宿にあった事務所から神山町に移転する際、心機一転でロゴを変えようと。ロゴ作成にあたり何か飾り的な英語のフレーズを入れたいと思い、当時の英語が堪能な知人に考えてもらいました。イメージしたフレーズは、例えば日本語ですと「幸せでありますように」「あなたに良いこと(Happy)が訪れますように」「ご多幸をお祈りします」のようなものですね。あくまで飾りなので企業理念とかではなく挨拶的な文章だったんです。そして、「we wish you are always happy」というフレーズが出来ました。

その後、僕たちもこのキャッチフレーズを使っているうちに、次のような想いを込めるようになりました。

<お仕事を依頼してくださった方も、僕たちが作ったデザインや制作物の受け手の方々も、そして僕たちラグタイムのメンバーも。その3者がデザインでつながって幸せであって欲しい、Happyな時間を持てるように祈っています>と。それがいつしか<デザインでHappyになる>ことがラグタイムの会社としての考え方となりました。

デザインの一環としての“メッセージ”から、“スローガン”へ。

高橋: しかしこれは改めて考えると、よくある企業理念的な

〇〇〇〇で世の中を良くしていきます

〇〇〇〇を目指して努力を惜しみません

などという、すごく意識が高いのはちょっと違うんです。

どちらかというと押し付けがなく日本的なふわっとした言い回しで、幸せ(Happy)の基準は小さなことから大きなこと(世界規模)まで感じられたら良いなと。極端に言うと、ラグタイムのデザインでHappyにならなくても良くて、その文章を受け取った側が小さなHappyの事だなと感じたらそれが正解です。ラグタイムはデザインでHappyを届ける、と受け取ってもらったらそれも正解です。そんな風に、キャッチフレーズの意味は受け取る側に委ねたいと思っていました。

そして、2019年。新キャッチフレーズ“Design to make you smile”へ。

(なるほど。その辺りの奥ゆかしい感覚や優しさを感じる部分に髙橋さんのお人柄やセンスを感じますよね。それでは、今回約20年ぶりにキャッチフレーズを新しくしたというのは何か特別な理由があるのでしょうか?)

高橋: そうですね……不思議とそういうタイミングだったんですよね。大きなきっかけとしては、今年から新メンバーが加わったことが大きいかもしれません。それに令和になるタイミングですし、ここは気分を新たに!と(笑)

先ほどお話ししたとおり、以前のものはロゴに添えるデザインの一環としてのフレーズだったので、今回は明確に企業としてのスローガンとして決めました。以前の僕らも気に入っていたフレーズだったんですが、” wish“という単語にはどうも(夢や願望が)叶わないニュアンスがあるようなんです。それは本意ではないので…(笑)

込めてる想いは変わらないんですが、シンプルだけど誰が見てもまっすぐ伝わるように。

ラグタイムのメンバー全員の意見を聞きながら最終的に”Design to make you smile“に決めました。

今後は様々な“HUBとして” ラグタイムを出逢いの場にしたい。

(そうだったのですね。改めて想いを明確に打ち出されたところに新体制への期待を感じますね。さて、最後に長らくラグタイムを支えているメンバーと新しいメンバーについて、そして今後の展望について簡単にコメントをいただけますか?)

高橋: 以前からのメンバーに関しては、20年以上在籍するメンバーに関してはもう「頼りになる」のひと言ですね。クオリティも安定してお任せできるし、まさに阿吽の呼吸で安心感があります。頼りにしています(笑)ここ数年のメンバーに関しては、彼らの成長を非常に感じています。デザインの振り幅やデザインするに当たってのキャパシティーが広がっているのを日々の仕事でわかります。それは僕にとってとても嬉しい瞬間です。

そして、新メンバー2名について。今回彼らにラグタイムに加わってもらうにあたって、その推進力に期待しているところは大きいです。具体的に言うと、仕事自体に加えて社内への影響だったりネットワークだったり。どんな方でも人がひとり加われば集団には物凄く影響がありますよね?現時点ですでに良い効果が出ていると僕は感じていて。それは今後の展望にも繋がるんですが、僕はラグタイムがHUBとして様々な出逢いの場となればと考えているんですね。今、少しづつそこに近づいてきていると思っています。今後はこの新体制でさらなる“Design to make you smile”を実現していきたいと考えています。

(本日はありがとうございました!)

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