"「ものづくり」よりも「ことづくり」にやりがいを感じます" 導入コンサルティング 板橋 昇さんの場合 ―R&AC Member Episode 3. / 前篇
R&ACの社員に、実際のR&ACの雰囲気やエピソードを聞いていく企画「R&AC Member Episode」。
今回は、ソリューション開発部 コンサルティンググループ 板橋 昇さんにインタビューを行いました!
板橋さんは2022年入社と社歴的には若いのですが、既に大きなプロジェクトを複数担当しており、コンサルグループでも大きな活躍を見せています。
最近ジョインした板橋さんから見て、R&ACはどんな企業なのでしょうか?
「忌憚のない意見を!」という前置きを置いて、インタビューを行っていきました。
―まずは、これまでのキャリアパスをお聞かせください。
新卒のときはどのようなお仕事をされていましたか?
有機野菜の食品宅配会社に入りまして、最初の配属がお客様サービスセンターでのクレーム対応でした。
―クレーム対応ですか。大変そうですね…
商品の問い合わせを受けるだけでなく、ご迷惑をおかけしたお客様を訪問して謝罪したりですとか、かなり濃密な二年間を過ごしましたね。
その後M&A等を経て会社の雰囲気が変わり、周りの退職者も増えてきたので、それを機に退職しました。
―その後は、何をされていましたか?
個別指導塾に転職して、室長を勤めていました。
生徒が数百名いるような大きな教室でして、教室の運営業務だけでなく実際に担当授業も受け持っているような形で、ブラックな環境だったなと思います。
あまりにもブラックな状況だったので、少しでも業務を効率化できないかなと考えてマクロやプログラミングをやるようになりまして。
そのあとはSES企業に転職し、プログラムだけでなくプロジェクトマネジメントの経験も積んできて、5年ほど勤めてからR&ACへの転職に至る、という形になります。
―ブラックな環境でプログラムを組んだ経験が、今につながっているんですね。
かなり多様なキャリアをお持ちですが、板橋さんが仕事を選ぶ際に何か軸にしていることはありますか?
新卒の時は社会貢献性と、企業の競争優位を重視していました。
お客さんとちゃんとWin-Winの関係を築いているか、そのビジネスが環境や社会的課題の解決に貢献できているか、などを考慮して仕事を選んでいました。
―学生の頃から社会貢献度を重視していたんですね、凄いです!
なにかきっかけなどはあったのでしょうか?
大学時代に、結構世界中を旅していたことがありまして。貧困国や地域を見て回るうちに、日本で今自分が生活している環境とのギャップを感じたんです。
なので、ちょっとでも世の中のためになることをしたいな、と思ったところがきっかけですかね。
ただ新卒の頃って、結局働いた経験がないわけで、企業が何をしているかもあまり分からないんですよね。今振り返れば、自分が職業を選択するための理論武装の一環だったのかなぁ、と思っています。
―なるほど、そうすると転職の際はまた仕事選びの軸が変わった形でしょうか?
そうですね。
キャリアを積んでいくうちに、一旦社会貢献などの漠然としたテーマは置いておいて、今目の前のお客様にどの程度自分の仕事が役に立つのかを考えるようになりました。
今は、事業を育てることにどの程度自分が関わっていけるのか、その点を重視しています。
―5年ほど前職のSESで勤めていらっしゃったとのことですが、転職のきっかけは何だったんでしょうか?
当時一年がかりの大規模なプロジェクトを動かしていまして、かなりきつかったんですが何とかやりきったということがありました。
終わった後は本当に大きな満足感があったのですが、それと同時に何もやる気が出なくなってしまいまして。完全に燃え尽きた感じでした。
その後、次の仕事というのがいくつか候補に出てきたのですが、どれも自分が一年間頑張ってきたものに比べるとあまり意味を見出せなかったんですよね。
お客さんと近い距離でちゃんとシステムをお客さんに届ける最前線の仕事にやりがいを感じていたのに、次はバックヤードに戻らされるような感じで、モチベーションがわかないなと感じまして。
今後のキャリアも考えて、前線に立てるようなところに転職しようと考えた次第です。
―お客さんとやり取りするような前線の仕事のほうが好きなんですね。
ある意味、システム開発やプロダクトというものから、徐々に自分の意識が離れて行っていたんだと思います。
ものづくりをするというよりも、その先のお客さんが活用して価値を見出してくれるという「ことづくり」のほうが、私にとってはやりがいを感じるなと、その大規模プロジェクトを通じて気づいたんです。
―R&ACを選んだ理由って、何がありましたか?
結構理由はいろいろあるんですよね。
まず、V-ONEというプロダクトの特性が魅力的だな、と感じました。
最近のシステムって、既にあるAというシステムからBに乗り換える、っていうのが基本的な流れだと思うんです。でもV-ONEってそういう考えではなく、既存のAというシステムにプラスして、より良いものにしようっていう特性があるんですよ。
競争して他の製品を凌ぐものになる、というよりも、他の製品を活かすためにアドオンしていく、っていう発想がなんか凄い美しいなぁと感じたんです。
私自身、他者を押しのけて裕福になろう!って考え方ではないので、そういう性格にも合っているなと思いました。
あとは、求められる役割と私のキャリアプランが一致したことが決め手です。
今直近のキャリアとしては、お客さんとの距離を重視しているということはお話しした通りなのですが、じゃあ5年後もそうかというと少し違っていて。企業の中で、より事業を良くしていくような仕事もしていきたいなと思っているんです。
そういう面で、R&ACはまだ改善の余地があって、自分には向いているなと思いました。
また、代表の高山さんとの面接の時に、板橋君はR&ACに合うと思う!と、背中を押してくれたことも決断に大きく影響しましたね。
そういえば、翔さんのWantedlyの記事も結構参考になりましたよ。
―え!嬉しいです。どんなところが参考になりましたか?
確かオフィスに人がいなくなった、っていう記事だったかと思います。
なんか日常的な情報とか雑談とか読んでいると、R&ACは程よくベンチャーとしてのカオスさはありつつ、ちょっと落ち着いている雰囲気があるというか、そういうところに共感できるなって思いました。
今回は板橋さんのキャリアや、R&ACを選んだポイントについて伺いました。
来週はR&ACでの詳しい仕事内容や、R&ACにジョインして実際どう感じたのかをお聞きします。
次回も気になるよ!という方は、ぜひ記事のいいね!&フォロー&シェアをお願いします!