なにをやっているのか
目指すは、カギが自由になる生活
スマートロックを全てのドアに届ける
私たちQrio(キュリオ)はソニーグループのIoT領域の戦略子会社として、2014年12月に設立しました。
国内コンシューマ市場では70%以上のシェアを持つスマートロック(※)「Qrio Lock」を中心に、個人および法人向けに製品開発・サービス展開をしています。
※スマートフォンをカギ代わりにして、ドアの解除・施錠できるIoTデバイスの一つです。スマートロックの導入で、物理キーが不要になります。
私たちが目指す「ものづくりとインターネットの力で世の中をもっと便利に、楽しく」を実現するためには、まずはインフラとして普及することが不可欠です。
いかに「全てのドアにスマートロックを届けられるか」を追求し、Qrio Lock普及のための施策や、他サービスと連携した新たなソリューションの準備を進めています。また、ソニーのQrio専門チームと共同で、次世代ロックも開発中です!
▼製品一覧
❐ Qrio Lock https://qrio.me/smartlock/
Qrio Lockは、スマートフォンでカギを操作できるスマートロックです。単にスマートフォンでカギを操作するだけではなく、家のカギに便利と安心をプラス。ライフスタイルが、もっと自由になります。
❐ Qrio Smart Tag https://qrio.me/smarttag/
モノとスマホを繋げるIoTプロダクトです。カギや財布、なくしたくないものにQrio Smart Tag を取り付けておくとスマホからスマートタグのブザーを鳴らしてモノのありかをお知らせします。
▼法人向けサービス
❐ Qrio Roomon https://qrio.me/smartlock/roomon/
不動産事業者向けクラウドキーボックスで、カギ管理をリモートで行うことができるQrio Lock管理システムです。
❐ カギカン https://kagican.jp
オフィスやレンタルスペースの合カギを管理するスマートロックシステムです。
▼受賞歴
2022年度「グッドデザイン賞」Qrio Pad、Qrio Key S、Qrio Card 受賞
2020年「iF design award 2020」Qrio Lock、プロダクト部門 受賞
2018年度「グッドデザイン賞」Qrio Lock、Qrioただいまキット 受賞
2016年度「グッドデザイン賞」Qrio Smart Tag 受賞
2015年度「グッドデザイン賞」Qrio Smart Lock 受賞
なぜやるのか
〜 飽くなき探究心でスタンダードを創り、便利で楽しい未来へ牽引していく 〜
私たちは、ただIoT製品であるスマートロックというモノづくりに終始するのではなく、「未来のスタンダードを創りたい」と考えています。
スマートロックの日本での世帯普及率はまだ0.2%程度ですが、アメリカでは2020年時点で15%、今後も拡大が見込まれています。日本では今後100倍以上の拡大が見込める、圧倒的な成長が期待されるマーケットです。
まだ成熟しきっていない分野での挑戦になるため、「ユーザーにとっての体験価値の追求」という軸をぶらさないことを大切にしています。
例えば、スマートロック「Qrio Lock」の開発時は、外出・帰宅するときにカギはどうあるべきか、どういう状態になるのがベストか、そもそもカギは私たちにとってどういう存在なのかを改めて考え、どのようなユーザー体験を目指すのかを決めました。
そこから出てきたコンセプトが、”カギが自由になる生活”です。
※イメージ動画:https://qrio.me/smartlock/
自宅のドアにQrio Lockを設置するだけで、設定したスマートフォンを持ったままドアの近くに行けば自動で解錠、ドアが閉まればオートロック。徐々にカギを意識しなくなる生活になっていきます。
カギを意識しなくなるということは、利便性と安全性を同時に実現できている状態です。数千年もの間、人類は外敵の侵入を防ぐ=安心・安全のために、カギという本来は不要な手間をかけて=利便性を犠牲にしてきましたが、スマートロックはテクノロジーの力で安心安全と利便性を同時に実現することを可能にしました。
カギの開閉は1回あたりは短い時間ですが、一生では20日間(480時間)もの時間をカギの開閉に費やしていると言われています。人生における無駄なワンクリックを無くし、本当に使うべきことに時間を使い、意識を向けられる状態を実現し、Q O Lを高めることがQrio Lockの価値だと考えています。
スマートロックはユーザーが無意識的にでも日々触れる製品なので、体験価値を追求した開発の面白さがあります。さりげなく日常に存在していて、いつの間にかなくてはならない存在になるからこそ、スマートホームなどサービス連携を見据えた価値の広がりを持たせるなど、次の展開に繋げられると考えています。
どうやっているのか
壁一面ホワイトボードでいつでもアイデアを出しやすく
様々なポジションのメンバーが同じ場で議論します
〜 第2創業期として本格始動 〜
今まさに、第2創業期として組織を増強していくフェーズです。
これまで言語化していなかったカルチャーを改めて行動指針として制定したり、新しくメンバーを募集するなど、次の大きなステップに向けて着々と準備を進めています。
また、私たちの組織の強みはソニーグループのハードウェアにまつわるノウハウやR&Dの様々な知見を活かせることにあります。
Qrio Lockの場合、ソフトウェアをQrio社内のエンジニア、ハードウェアをソニーのエンジニアが設計し、国内の工場で製造しています。そのため、プロジェクトで関わる人が多様なバックグラウンドのプロフェッショナルになるため、チームと目標を意識して動くことが重要になります。
社内のメンバーはIT企業出身者が大半なので、ものづくりに携わるのが初めての人が多く、ハードに引っ張られるソフトウェア開発の難しさを実感したり、日本のものづくりに対するこだわりにワクワクしたり、毎日が刺激的です。
エンジニアにとっては、ハードウェアに興味がある人には製品のアイデア段階から携われる面白さ。セールスにとってはソリューションをカスタマイズして提案する面白さが味わえるはずです。
ベンチャーと大企業の“いいとこ取り”をした環境で、世の中を驚かせるような製品・サービスを送り出していきましょう!