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株式会社プラウドデータ 大久保代表インタビュー『誇りをもった社員と共に、社会へ誇れる会社にしたい』

4時間の面接の後、面接当日に入社決定!?念願のIT業界へ営業として入社?大久保社長の入社までのストーリー

幼少期も含めて、現在までのプロフィールを教えてください。

千葉県成田市出身で、今年で39歳になります。

幼少期から中学までは、基本的にいつも遊び歩いてました。少年野球もやってましたし、外でいつも遊ぶスポーツ万能タイプの子供でしたね。

実は、おじが2人SEで家に開発環境を構築し、中学校に入るちょっと前くらいからプログラミングや自分でゲームを作ったりしていました。

なので、高校の時からPGになるつもりだったんですけど、丁度自分が高校生で、大学受験くらいのタイミングに、兄が先にPGになり腰痛になったんですよ。

当時、SEは腰痛と目の病気が職業病と言われる時代で、親からはPG以外の仕事をやって欲しいという要望がありまして、でも他にやりたいことがないのに大学に行ってもなと思いまして、フリーターになりました。

フリーター1年目で今の嫁に出会い、20歳で結婚し、その1年半後に子供も生まれ、フリーターをやりながら子供を育ててたのですが、当然お金に困るわけですよね。それで、いいかげん転職しようと思い、建築会社に営業として入社しました。

そこがバブル崩壊後、1人も社員を採ってこなかったような会社でして、直属の上司もひと回り以上上の方で、自分は待望の新入社員でした。

ものすごく可愛がってもらいましたね。毎日朝5時まで、代わりばんこで50代のおじちゃんたちと飲み歩いてました。(笑)

でも、人と人の付き合いだったり、社会のしきたり、社会の基礎をこの時に学びましたね。

あとは、工事側の職人さんにも支えてもらいました。今でもその会社の方々や職人さんとの付き合いはありますよ。目黒オフィスと渋谷オフィスのドアも、当時の職人の方々に直してもらいました。(笑)


IT業界に入るきっかけを教えてください。

仕事はやりがいがあったのですが、PGを始めるなら20代の内だなと思い、転職を決めました。

求人を見ながら、「未経験入社歓迎」という会社をいくつか受けたのですが、実際「未経験」と書いてあってあっても、しかもプログラミングが結構組めた自分でも、採用されないんですよね。

そんな中で出会ったのが、いまの親会社である会社を立ち上げる頃の吉田です。

面接で「独立支援制度で来月から会社を起こすので、ちょうど第1号の管理営業を探しています。あなたは営業です。」といわれて、技術職やプログラミングがやりたいと話しているのに、この人ぜんぜん聞いてないなと思いましたね。(笑)

でも、その後に「立ち上げたばかりの会社なので、教えるのも我々がやらなくてはいけません。そういった面では人の管理もするだけでなく技術も触るから、管理営業職として入ってもらった方がいいよ。」という事で、その後は3~4時間、ビジネスの話をしましたね。手形商売ですか、現金商売ですかとか、実際に顧客から貰う金額の計算に関してですとか、今の営業陣も把握してないような話を根掘り葉掘り聞きました。

最後に吉田が、「4時間も話してますから、採用したいのですがいかがですか。」と。こっちも、「こんなに話を聞かせてもらったので入ります。」と、その日に入社が決まりました。奥さんにはその夜、1人でなんでも決めすぎだと怒られました。(笑)



クライアントからの要望は、「現場を取りまとめられる技術者が欲しい…」

入社後はどのような案件を担当されたのですか?

自分が入社した翌週に、10人ほど入社しました。そのメンバー達を担当して教えたりしていた時に、関東全域の駅に実際に行って、運賃データを書き換えるという案件をいただきました。人が必要な現場ということで、そのお客様から、大久保が取りまとめ役で現場に来てくれるなら、8人連れてきていいよと言っていただいて、面談も自分が担当してチームを組んで、現場に出るといったことがありました。

そのパートナー会社さんは取りまとめのできる技術者が欲しかったのですが、丁度そういう事ができそうな営業がいるじゃないかということで。自分は取りまとめたりするのが得意だったので、メンバーを引き連れて現場へ行ってました。この現場が私にとっての技術者デビューです。

それも、運賃の書き換えがある度にオーダーが来たので、数ヶ月に1回は現場に出てました。

その会社というのが、ソフトウェアのテスト業務のシェアを持っている会社様だったので、その流れでその他のメーカー様のソフトウェアの案件に参画するようになって、その都度何名か連れて行ってもらったりしていました。

なので、数ヶ月現場に出て、数ヶ月営業に戻って、数ヶ月現場に戻るといった「2足のわらじ」をずっとやっていました。

案件としてはテスト系が多かったですね。あとは、取りまとめ、プロジェクトのリーダーとしてアサインされることが多かったです。

初めてエンジニアとして現場に行ったのは、28歳の頃ですかね。実務経験は少なかった方ですが、新しいことを覚えるのは誰よりも得意なので、現場でも苦労もせず、楽しかった思い出があります。

そんなある時、自分が入っていった現場で、どんどん人も増やしていって開拓していくうちに、気づいたら、ピーク時130名もの自分のチームができていました。自分の業務以外にメンバーの管理や体制構築、ありとあらゆる対応を自分中心にしていきました。

その案件に入ったときはガラケーだったのですが、入って2年くらいの時にスマートフォンが激化して、スマホの検証やテストを行っていました。


創業時から採用に投資し続ける理由は…?!

グループ創業のきっかけについてお聞かせください。

実は入社して1年くらい経った頃に、自分にも独立支援制度で会社を立ち上げる打診があったのですが、その時はその選択はしませんでしたね。自分の同期は、すでに独立支援制度でけっこう社長になっていましたが、自分を採用してくれた吉田が運営している会社がまだ形になっていない状況で、No.2やNo.3の人たちが独立して会社を抜けてしまうと、組織が成り立たないと思いました。でも、それから数年が経ち吉田の会社もある程度軌道にのったタイミングで会社を立ち上げました。それがプラウドデータです。

現場に出ながら経営も学び、自分が130人引き連れたプロジェクトもNo2だった者に任せて、自分はプロジェクトを抜けて経営側に専念したいと思っていたタイミングでした。

その後、プラウドデータも順調に成長し、私の会社からも独立支援制度で社長を育てたい!というタイミングでグループ化を行いました。


創業後、1番辛かった事はなんですか?

グループ化した時に、プラウドデータは17人くらいの会社だったのですが、大怪我してもいいから、とにかく採用しようと思い、Vプラウド、プラウドカーネルという子会社を立ち上げました。グループは人数を増やしてなんぼという考えがあったので、Vプラウドの立ち上げ時に30人、プラウドカーネルは25人、このメンバーを一回ずつの掲載で一気に採用しました。自分は面接するのも好きだったから、面接をばんばんやって、喉が枯れちゃって声が出なくなったこともありました。

今振り返っても、あの時の採用単価はすごかったですね(笑)

17名の会社が55人いきなり採った訳ですよ。人の採用に投資をして勢いをつけようと、採用はしたのはいいけど、アサインする案件がなくて大変で(笑)事務所に人が溢れちゃって、みんな床に座って勉強していました。

そりゃあキャッシュも回らなくなりましたね(笑)その時の金策が一番大変でしたかね。

でも、当時はそれくらい採用できる優秀な方が多かったです。その時採ったメンバーというのが、現在独立して子会社の社長になったり、グループの軸になっています。


今後の会社の成長ビジョンを教えてください。

人数が増え続ければ、どこかで利益がその分生まれるので、採用し続けなければと走り続けたら、気づいたら4年で300人に増えていました。今も採用は止めていません。

社員が増えると利益も増えるだろうし、事業としてもやりたいことも広がるだろうなと思っているのですが、現状、教育をもっともっと良くしていかなければ思っています。

今後は、採用率を下げる代わりにエンジニアの平均単価及び給与の向上、教育の強化をしなくてはいけない。ここが今後グループをあげて取り上げなくてはならない1番の目標ですね。



もっとエンジニアがエンジニアらしく働ける会社を創るために…

どのような研修体制なのか教えてください。

例えばPGならば、PGになるまでに必要なものを課題にしています。自己解決能力、コミュニケーション、質問力が必要な課題形式になっていて、それを自ら解決したらPGになれるという、要はどこまでやればPGになれるのかということを可視化できるようにしています。

そもそもIT業界には多種多様な職種がありますけど、比較的に未経験から学習しても、1人前になりやすくて、給与、報酬に直結する職種、言語の種類に絞っています。

その道のプロになれるよう、職種を絞ってあげて、課題をあげて、それについてくるように給与は将来こうなりますよということを説明してモチベーションをあげています。


求める人物像はどんな方ですか?

自分がやった分を、正当に評価して欲しい人、自分が力をつけたら、それを武器に自分のスキルにあった、案件をどんどん取りに行きたい人はぜひ入社して欲しいですね。

ベテランになったら、どんどん我儘言って欲しいです!本当に!

今まで入社した人を見ても、ストイックな性格の方は成長が早いと思います。でも更に堀下げて言うなら、探究心、向上心がある方がより育つ気がします。


社員に求める課題…それは、常に目標を持つこと!

常に社員に対してどのような思いを持って接していますか?


社員でも、面談に来た方でも、やりたい事を探して欲しいという思いがありますね。最近は目標を立てない人が多いから、目標を一緒に探してあげたいです。ヒアリングで10年20年後になにやっているかを必ず聞いているのですが、考えている人は皆無に近いです。

ヒアリングで、数年後を想定する、そしてそれに対する対策を立てることの重要性はよく話します。

今すぐ分からなくても、2~3年後に大久保さんが言っていたのはこのことか!と絶対なるので、そういう話はしてあげるようにしています。

IT業界への未経験からのチャレンジ、そして独立など、常に目標を立ててチャレンジしていく過程に、自分自身や会社に誇りをもった社員になってもらいたいですね。



今後の展望をお聞かせください。

現在、ウェアラブル社という会社を共同出資していて、スポーツブランドを立ち上げています。例えば心拍センサーがついているスポーツウェアを扱っているのですが、そのブランドを世界的に有名なブランドにしたいということですね。並行し、デジタルガジェット商品の取引サイトも運営しています。SESといった人材ビジネス以外をほぼやってきていないので、別の事業が楽しいですね。

だってアパレルを知らない人たちが集まって洋服を作ってますからね。とにかく、新しい事にチャレンジすることは好きだし、得意なので、そこはものすごく楽しいです。

プラウドデータに関して言えば、SESはもちろん、今後、我々自身がサービスを提供する側になりたい、そこにおける経営の経験は浅いので、例えばマーケティング等も身に着けていきたいですね。

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