経営の方法として「トップダウン」とか「ボトムアップ」などがありますが、どの方法が最適なのかは会社にもよるのでしょう。カリスマ経営者やこわーい社長が方針はこうだ、すぐにやれい。と号令を出し社員がテキパキと働いて成果を出す会社。社員の意見を吸い上げ&吸い上げて、それをもとに改善を行い成果を出していく会社、どちらが良い悪いを考えているというわけではないのですが、このベストミックスはないものかと思案しています。私がトップダウンをやってもその指示の約半分は間違っているかも知れません。間違った指示に振り回された社員も大変でしょうし、かといって何から何までボトムアップとなると何だか社員責任が大きすぎるし、とてつもない辛抱強さと時間が必要な気がします。
話は変わって、私は今年の9月にグループ会社の代表に就任したことで今後その会社の事業経営に専念特化してきます。プロスキャリア在籍時のここ数年、会社の理念、行動指針、経営スローガンなどは社員が困ったときの羅針盤や判断基準として、とても重要なものではと(いまさら)考え、会議・研修の場で何度と発表してきたつもりです。その浸透がどの程度できたのかはわかりませんが、振り返ってみるとやり方として一つ間違っていた…というかもう少し違うやり方があったような気がします。
前にも述べたようにやることの半分は間違えながら、それに自ら気づいて、または人に気づかせてもらって新しいやり方をまた考えて、ちょっとずつ進んでいきたいと思います。そういう意味でも今回の新会社での社長就任は転機です。心機一転で臨みます。
新しく就任した会社では「トップダウン」と「ボトムアップ」のベストミックス、つまり「中間層に大活躍してもらう作戦」をこれからは具体的に考え組織の文化となるように皆で実行していきたいと思っています。