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【社員紹介Vol.20】宇宙ベンチャーの立ち上げ。アプリ開発で新聞掲載。凄まじい経歴の彼がPGに出戻りした理由。

コンニチワ!PROJECT GROUP株式会社の栗本でございます。

今回は2018年にPGのインターンとして参加しつつ、宇宙関連のベンチャー企業の立ち上げ、学生交流アプリの開発で新聞掲載という目を見張る経歴の持ち主であり、2022年に晴れてPGに出戻り入社した『植松 風登(ウエマツ カザト)』さんをインタビューさせていただきました!

その経歴は伊達ではなく、出戻りからわずか数ヵ月で業務の大幅な効率化・売上貢献を実現しており、社内でも注目人物となっています。彼の課題に対する着眼点、そして課題解決に至るためのスキルセットはどのように構築されてきたのか。インタビューを通して聞いていきたいと思います!

本日はお時間をありがとうございます!まずは簡単な自己紹介をお願いします!

初めまして、植松 風登と言います。PGには2018年にインターンとして参加し、その後は色々あって2022年より中途入社という形で、晴れてPGに出戻りしました!

生まれも育ちも大阪でゴリゴリの関西人です。ただ東京に魂を売ってるので大阪弁は封印しています(笑)小さい頃から宇宙が大好きで、大学でも宇宙工学を専攻していました。趣味はギターで、高校の頃からライブハウスで弾き語りやバンド活動をやっていました。

ちなみに僕はまだ大学生だったりします(笑)とはいえ現在も大学に通ってるわけではなく、休学4年目の8年生になります。中退することは決めているんですけど、休学自体は無料で特にデメリットもないので在籍したままになっている...そんな感じです(笑)今日はよろしくお願いします。


PGのインターンに参加されていましたが、どんな経緯だったのでしょうか?

僕がインターンに参加した時期は、大きな出来事として「宇宙ベンチャーの立ち上げ」「PGのインターン参加」の2つがあります。ちょっとややこしいので時系列で説明していきますね。

まずPGとの初接点は「大学3年時に参加した就活イベント」でした。そのイベントでは10社ぐらいの企業が参加していたんですけど、ひときわ異色を放っていたのがPGだったんですね。

代表の田内さんともここで初めてお会いしたんですけど、第一印象は「今まで出会った中で一番頭の回転が早い人だなぁ」でした。魅力的に感じる部分が結構あって、イベント後も田内さんとは連絡を取り続けていたんですけど、その時はすぐにどうこうという話にはなりませんでした。

その頃の僕はというと、大学で学べる「宇宙工学」について理想と現実の違いに幻滅し、音楽活動に明け暮れ、惰性で日々を過ごしていたんですけど、とあることをキッカケに呼吸困難を起こして、救急車で病院に運ばれる事態になったんですよ。

朦朧とする意識の中で「このまま死ぬのはダサくね?」と感じて、回復してからも「いつ死んでも後悔しないように生きよう」という想いが強く残ったんですね。これがきっかけで休学を決意し、仲間たちと共に宇宙ベンチャーの立ち上げのために上京することになります。

宇宙ベンチャーについて簡単に説明すると『月に家を建てる』ことを目標とするベンチャー企業で、クラウドファンディングで資金調達も成功していました。オフィスも「1Kアパートの一室」でまさにスタートアップという感じでしたね。

その際、創業と上京の報告を田内さんにもしたんですけど、「週の半分、うちでインターンをやらない?」と誘われたんですよ。マーケティング知識は多方面で活かせるものなので、学んでおいて損はないと思ってインターン参加を決意。「宇宙ベンチャー」と「PGのインターン」という二足のわらじを履いてみることに決めました。


「宇宙ベンチャー」と「PGインターン」はその後どうだったのでしょうか?

結論から言うと、両方とも上手くいかなかったんですよ...。

原因を一言で言えば「50m走の感覚で1500m走に挑んだせい」ですかね。ノリと勢いで始まった東京生活だったんですけど、東京に自宅はなく、宇宙ベンチャーのオフィスに寝泊まりする毎日が続き、休みという休みを取らず「ストイックな方がかっこいい」と信じて突っ走ったと。今思うと完全にバカだったなぁと思います(笑)

結局、それが原因で翌年にはうつ病を患って大阪の実家へ戻ることに。わらじは二足とも履けず、そこから9ヶ月間の引きこもり生活を送ることになります。

当時は誰かと会う気力も起こらず、チャットすら返せない状態で、田内さんにも「インターンを辞めます」の一言も言えないまま「急にバックレたインターン」となってしまい、めちゃめちゃ迷惑をかけてしまいました...。


うつ病から復帰した後は、どのような活動をされていたんですか?

うつ病から復帰した僕はというと「また別の領域で起業しよう」と、京都で仲間たちと「Univ!」という学生交流アプリの開発をしていました。アプリ開発に至った理由は、うつ期間中に勉強してアプリ開発を習得していたこと。コロナ禍で大学生たちの交流に課題が生まれていたこと。それで「これはテクノロジーで解決できんじゃね?」と思ったのが経緯です。

アプリもリリースし、資金調達の話も進み、ただそこで壁にぶち当たりました。「自分たちのミッション・ビジョンはこれで正しいのか?」「プロダクトは本当にこれで合っているのか?」「そもそも何のためにやるのか?」と。

企業の根本に関わる問題なので「ちゃんと向き合わなきゃな」と哲学に行き着きました。心理学や社会学、文化人類学などざっと一通り学ぶも、答えには一向に辿り着いかない。羅針盤を見失うということは本当に怖いことで、結局チーム崩壊にも繋がってしまいました。その後の僕は何を思ったか、「もっと哲学を勉強しなきゃ」と箱根で隠居生活を決意します。今思うと当時の僕は完全に迷子でしたね。


そこからPGへ出戻りするわけですが、どんな経緯だったのでしょうか?

迷走していた僕なんですけど、田内さんとは連絡を取っていて、たまにご飯にも連れていってもらっていたんですね。その際は色々と相談に乗ってもらっていたんですが、ある時にこう言われたんですよ。「そんな迷ってウダウダしてるくらいなら、うち戻って来いよ」と。

これまでにもオファー自体は何度か頂いてたんですが、その度に「自分でやりたいから」と断っていたんですね。ただ今回はチームの動かし方が分からず失敗した自分がいたこと。そして「急成長中の組織の構造化」というオファー内容にかなり興味を持ったことで、これまでとは受け取り方が違ったんですね。

後に田内さんから「とりあえず飲み行こ」と誘われて、箱根から東京に向かいました。飲みでは色々と話をさせてもらい、終電を逃し、PGのオフィスに泊まらせてもらった翌朝ですね。寝ていた僕を起こしてきた田内さんに「自分、入社していいっすか?」と尋ねました。で、「よろしく」と。こういうのも本当にノリで決まるのがPGらしさ。

そうやって爆速で決まった入社初日。昔バックれたインターン生なので、何を言われるか分かったもんじゃないので不安に思いつつ...。でも、みんな温かく迎えてくれて、飲みにも連れていってもらったり。ひとりだけ目頭を熱くしていたことはまだ誰にも言ってません...(笑)


インターン時と比べて、PGの雰囲気はどうでしたか?

4年前のインターン時代とは何もかもガラリと変わっていました。まず感じたのは「チームとしての視座の高さが圧倒的に上がったな」という点です。それこそ昔は「アキバでいちばんイケてる会社になる」みたいな安っぽいにも程がある指針で動いていて、田内さん自身も「お金になるなら何でもやる」というフシが若干ありました。

それが久々に戻ってみたらチーム全体のパーパスがきちんと定義されていて、メンバーひとりひとりがそれに沿って動いているという状態になっていたんですよ。背景としては、会社の変遷やOKR制度の導入など色々あったと思いますが、間違いなく良い変化だと思っています。

あと新規メンバーもかなり増えていて、最初は馴染めるか少し不安だったんですが「全員クセがあるのに親しみやすい」というのがPGの不思議なところですね。すぐに打ち解けて仲良くなりました。たまにプライベートでも遊んだりしてます。


現在PGではどのような仕事を担当されているんですか?

僕は特定の事業部に所属して働いているわけではなく、社内を横断的に見て効率化できそうなところを探して、解決方法を提示するという、少し特殊な動き方を任されています。

現在の担当範囲はWEBコンサルティング事業部です。事業内容をざっくり言うと「クライアントのサイトを爆速で改善しまくるチーム」ですね。その中のさまざまな角度から効率化に取り組んでいて、直近だと今まで3~7日ほど掛かっていた業務を、3〜6時間ほどに短縮することに成功しました。

少し具体的に話すと...。まずWEBコンサルティング事業部の仕事は大きく3つに分かれています。

  • クライアントの現状をヒアリングし、目標設定や戦略立案をする「コンサルティング」業務
  • 目標指標のモニタリングや実行したマーケティング施策の効果測定するための「データ収集環境の構築」業務
  • クライアントのサイト内のユーザー行動を分析し、仮説検証を行う「施策提案」業務

実際に自分で一通りの業務フローを体験し、中でも課題に感じたのが「データの収集環境の構築」業務でした。下流工程である割に、多くのリソースが割かれていたんですね。何かこの業務を革新的に効率化する方法はないかと模索してみると、ツールで解決できそうな気配を感じたんですよ。

それで事業部長に「効率化のためにツール開発したいから2週間ちょうだい!」とお願いしてみたら、快くOKがもらえたので開発に着手。最終的にはChrome拡張機能という形で作成し、チーム内で使ってもらえるようになりました。

まさかPGに入ってからもコードを書くことになるとは思ってもいませんでしたが、これまで培ってきた自分のスキルセットをフル活用してチームに貢献できたのは良かった点です。あと、みんなが自分の作ったツールを使って「めっちゃ便利!」と言ってくれたので、それは純粋に嬉しかったですね。


今後PGで成し遂げたいことはありますか?

PGは創業から10周年を迎えたとはいえ、まだまだ成長段階のベンチャーです。個々の業務フローから組織構造の問題まで、あらゆるスコープにわたって課題が山積みだと思っています。まずはひとつずつ課題を明確にして、それぞれベストな解決策を見つけていければなと。

また、現在PGは事業拡大に動いているフェーズなので、人もどんどん増えていくと思っています。だからこそ、今のうちに合理的な体制を考え、整えておくことが必要なんですよね。

とにもかくにも「組織の構造化」が最重要課題。まずはこの課題をクリアできればなと思います。


今後、どんな人と一緒に仕事をしたいと思っていますか?

現状をありのまま受け入れるのではなく、常にクエスチョンを持って向き合えるような人に来て欲しいと思っています。「そもそも何のためにやってるの?」「こっちの方が効率よくない?」みたいな。

こういうタイプの人間って、組織によっては煙たがられる存在じゃないですか。だけど、むしろPGではこの姿勢こそが評価されます。なぜならPG自体が「現状に満足する」ことを常に許さない会社だから。それゆえに個々人が自分の考えを持っていますし、時には意見の食い違いで衝突することもあります。

でも、これは良くも悪くもみんな自信過剰だと思います。自分の実力を過大評価しがちというか。もちろん、お互いの意見をぶつけ合って、ポジティブに働くことで「切磋琢磨」という意味での相互作用は生まれると思います。

ただ、その一方で「あまり社外に目を向けられていない」ことの表れでもあると思うんですよ。仲良しなのは良いことですが、もっと自分たちを客観視する必要はあるかなとは思います。

だから、そういう意味で視野が広い人にも来てもらいたいですね。あとは圧倒的な実力の持ち主現役メンバーをビビり散らかせて、自分たちの現在地を自覚させられるようなツヨツヨな人。そんな人がPGに来てくれたら、社内活性化という意味でも、事業成長という意味でも最高ですね。


本日はインタビューにご協力いただきありがとうございました!

▼プロフィール
氏名:植松 風登(ウエマツ カザト)
出生:1996年生まれ 大阪府出身
入社:2018年にインターン参加/2022年に中途入社

植松 風登のプロフィール - Wantedly
https://www.wantedly.com/id/rtaiozknflcyvegw

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