こんにちは!Pretia TechnologiesにてHR Managerをしています、田中です。
前回の記事では、Pretiaがグローバル組織をどのように作ったかの歴史をお話しました!
プレティア・テクノロジーズは、創業初期から社内公用語は英語、多国籍な組織づくりを行ってきました。日本に存在するスタートアップでもめずらしい(?)初期からのおよそ5年にわたる多国籍チーム運営。CEO牛尾のツイートによると、当初は「何のために?」という顔もされていたそうです。↓
-— Yu Ushio 🐶🦈🌏 (@yuush10) December 6, 2021英語を会社の公用語にし、外国籍採用を始めてから4年半経った。当時は「何のために?」って顔されてたけど、最近になって起業家の友人の食いつきが段違いになってきた。メルカリ等のモデルの登場、国内採用競争の激化と、グローバル資金の流入で世界で戦える組織構築の要請が高まってきたからだろうな
そんな組織づくりを粛々と行ってきたPretiaの、今のチーム運営の中身を大公開します!これからグローバルなチームを作っていきたい方、グローバルなチームではたらいてみたい方は必読です!
Pretiaってどんなチーム構成になっているの?
Pretiaは現在、業務委託のメンバーも合わせるとおよそ30名のチームです。組織規模としてはまだお互いに全員の顔がちゃんとわかるくらいの規模です。社内公用語は英語となっており、社内ミーティングはもちろん社内のドキュメントやSlackの会話、ツールのデフォルト設定なども英語です。
現在時点、内定者も含む日本人と外国籍のメンバー比率は…どん!
60%以上が外国籍のメンバーでした。国別にすると…
各国からメンバーが集まっています!英語がネイティブではない国からのメンバーもいますね。
Pretiaがなぜグローバルチームとして組織されているかは前回の記事でも触れましたが、4人目の社員がアルジェリア人だったことにさかのぼります。もともとグローバルな組織にしたかったというPretia。外国籍のメンバーが入社するタイミングで社内すべてを英語対応に切り替えたのでした。
ぶっちゃけ、実際どこまでが英語なの?
「社内公用語は英語」とはどんな感じなのか…?例えばSlackでの会話はこんな感じです。
…めちゃくちゃ英語ですね!そりゃそうだ。
Google Calendarはどうでしょうか…?
あらやっぱり全部英語。
社内ドキュメント(Confluence)はこんな感じ。
こちらは日本語の補足もついていますね!
ちなみに余談ですが、Pretiaはめちゃくちゃドキュメンティング文化のため、なにかあればConfluenceに残すようにしています。もちろんメンバーの多くが参照するので英語で記述します。慣れないうちはなかなか大変ですが、これもカルチャーのひとつでしょうか。
英語が公用語な一方で、Pretiaは多国籍チームでありながら、日本人メンバーだけで構成されるチームや、台湾のメンバーが多いチームも存在します。
グローバルなチームながら、英語は非ネイティブなメンバーが大半なので、母国語で会話するほうがスムーズにコミュニケーションが取れる場面では日本語で会話することもあります。
英語が社内公用語だとしても場面に応じて使う言語を使い分けている、ということですね!
英語を公用語としているチームにいるなかで私個人として大切だと感じていることは、目の前にいるメンバーが、言語によって疎外されないような配慮を行うことだと思います。日本人が多くを占めるミーティングでも、1人でも外国籍のメンバーがいればもちろん英語で会話しますし、全員がいるようなSlackのボードでは日本人のメンバーに話しかけるときも英語で話しかけるのが通例です。
▲全員日本人メンバーに向けてのメンションですが、多くのメンバーがみるボードなので英語で聞いています!
グローバルチームならでは?の社内イベント
Pretiaでは、週に1度「Wins Session」を行っています。
その週の成果や努力をたたえ、チームとしてどんな開発を行っているか、どんな反響があったかなどを発表しあいます。
▲この間はイタリアのメンバーがARグラスをつけて参加していたので、みんなでマフィアみたいだと爆笑していました。
また、2週に1度は「Casual Wins Session」を行っています。
「Casual Wins Session」では、持ち回りで3名がトピックを用意します。残りのメンバーは興味があるトピックの部屋にジョインして、そのトピックについてディスカッション(雑談)するというもの。
これまでのトピックは…
・香港メンバーからの香港情勢について・日本のおすすめレストラン・台湾のソウルフードについて・ゲーム業界の買収・キャンプ道具について・NFTについて・投資について・Super High Level Japanese Lesson
(…なんともまとまりがないですが、なんでもOKなのです。笑)
メンバー間で交流を深めたり、メンバーそれぞれの趣味や嗜好についてワイワイしながら知ることができるという素敵な時間です。
▲日本語レッスンのスライド作ってくれていました
また、フルリモートの環境下でもっとみんなと会いたい!という声ももらいます。
四半期に一度はOff-site Gatheringを行っています。この間は河口湖に行って、みんなで美味しい日本食をたべ、Switchして盛り上がりました。
Pretiaのみんなは、バリバリ英語できちゃうの?
よく聞かれる質問のひとつに、「みなさん入社前から英語はできたのでしょうか?」というものがあります。もちろんメンバーによりますが、答えはNO!。特に日本人メンバーについて、入社前には全く英語を使ってこなかったというメンバーもいます。
それでも英語でミーティングしなければいけない場面にさらされると必要最低限の英語力は上がっていくほか、DeepLという強い味方を相棒に、テキストで会話をがんばっているメンバーも。また、非ネイティブのメンバーが多いため、「文法の完璧さ」や「どれだけ流暢に英語話せるか」というよりも、「助けを借りずに自分の言いたいことを英語で伝えられるか」ということに主眼をおいています。
バリューのひとつである「Produce Meaningful Impact」を体現するために、あくまで言葉は手段の1つ。ネイティブ並の英語を話せる能力は求めていませんし、Pretiaのメンバー同士、相手の話す英語を理解しようと努めますし、相手に伝わるように英語を話す姿勢が自然とできています。これもPretiaの素敵なカルチャーのひとつです。
ただ全員に共通するのは、「英語力を向上させる意思はある」ということでしょうか。社内公用語が英語のため、これまで述べている通り全体会議や必要なドキュメントはほぼ英語のため、英語にアレルギーがあり、払拭する気持ちすらないとなかなかしんどい環境になってしまうかもしれません。
また、Pretiaでは語学学習を補助する福利厚生を導入予定です!英語のみならず、日本語を学習したいという外国籍メンバーのサポートも行っていきます。
ちなみに外国籍メンバーの中には数名日本語がペラペラなメンバーもいたりします!なんと日本語ができるのを隠しているメンバーもいる!?ということで、彼らと日本語で話すセッションもやってみたいものです。笑
グローバルなチームにいると、なにが良い?
Pretiaのグローバルチーム運営を垣間見ていただけたかと思います。初心に立ち返って、グローバルチームだとなにが良いのでしょうか?
いくつもメリットはありますが、あえて記述すると…
・ジャパンスタンダードではなく、グローバルスタンダードで思考するようになる・海外の情報に容易にリーチでき、最新の情報を手に入れられる・国内ではなく海外でも戦える素養が身につく・いろんな文化が混ざってくるので変化が大きくエキサイティング
などなど。。挙げきれないですが、とにかくいろんなカルチャーが混ざると「楽しい!」のです。この辺は直接お話しましょう!
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