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なにをやっているのか

「カツオのたたき」、坂本龍馬が愛した「桂浜」。 高知と聞くと、そんな海のイメージがあるかもしれません。 高知県は、森林率が全国一の84%であり、日本最後の清流といわれる四万十川や水質全国1位(2010年)の仁淀川が流れる、海・山・川の全てが揃う自然豊かな県なのです。 家から10分の川で、子どもがとった手長エビをBBQで食べる。 そんな生活が出来てしまう場所! カツオに代表される海産物だけでなく、ナスやトマトなどの野菜、幻の和牛と呼ばれる「土佐あかうし」、さらにはブランド米。旅行雑誌のアンケートで「地元ならではのおいしい食べ物が多かった」部門で、8年間のうち6回日本一を獲得するなど充実した食べ物の県でもあります。 そんな高知県が力を入れているのが、「IT・コンテンツ関連企業の誘致」と「移住」です。 文章では伝えきれない高知の魅力を実感していただくために今回用意したのが、高知に拠点を構えるIT・コンテンツ関連企業の訪問と、移住を体験できる「IT×田舎暮らし 高知県移住体験ツアー」です。

なぜやるのか

高知県として、IT・コンテンツ関連企業誘致と移住に取り組んでいるのは、両方をすすめるための土壌が整っているから。 IT・コンテンツ関連企業の誘致は、高知県が漫画をはじめとしたコンテンツ強みを持つ県だったことに端を発します。 高知県は人口当たりの漫画家輩出率が高く、『アンパンマン』の作者であるやなせたかしさんや、『毎日かあさん』の作者である西原理恵子さんをはじめ、多くの著名な漫画家を輩出しています。 また、1992年からは高校漫画サークルの日本一を決める「まんが甲子園」を毎年開催し、漫画家などのコンテンツクリエイターが多い土地柄なのです。 こうした強みを生かし、漫画だけでなくゲームやVR、IT関連の企業を誘致することで、クリエイターの活躍の場を広げています。 移住への取り組みも盛んで、県として平成21年から「移住・交流コンシェルジュ」と呼ばれる、移住希望者のサポートをする窓口を設置しています。また、2017年の10月には、「一般社団法人高知県移住促進・人材確保センター」が稼働し、移住希望者の仕事の部分のサポートも強化しています。 県が把握するだけでも、平成28年度には683世帯1037人の方が高知県に移住しています。 それでも、県外への転出も多く、高齢化や人口減少が進んでおり、県としての魅力を高め、高知県を盛り上げていく必要があるのが現状です。

どうやっているのか

今回の、「IT×田舎暮らし 高知県移住体験ツアー」では、実際に高知にオフィスを構え求人も行っているIT企業2社への訪問と、空き家見学や郷土料理づくりなどの移住に関する、仕事と暮らしの体験を行っていただきます。 訪問予定の2社もそれぞれご紹介します! −−−− 【株式会社コムニコ】 国内最大規模の実績で培ったノウハウを活かし、企業のSNS活用に関する課題解決を目指すのがコムニコです。 ・SNS(Facebook、Twitter、Instagram、LINEなど)を活用したマーケティングのコンサルティングから、アカウント開設、運用、効果検証、広告運用まで行なう、SNSの運用支援サービス。 ・SNSマーケティングの統合管理ツール「コムニコ マーケティングスイート」や、SNS投稿・アカウント分析のためのクラウドツール「POST365」の開発や販売を行う、ツール事業。 ・人気インスタグラマーを活用したインフルエンサーマーケティング事業。 そんなコムニコが高知に新設した「ソーシャルメディアマネジメントセンター高知」では、誰もが名前を知っているような大手企業やブランドを担当し、コンテンツのプランニングやSNSのオペレーターとして活躍することが可能! 一般社団法人SNSエキスパート協会を設立し、SNSマーケティング領域で専門性の高い人材の育成を行っているのもコムニコの特徴です。 現在高知で働くメンバーは全員が20代、年齢に関係なく、責任のある仕事を任せられる社風が企業の成長を支える会社でもあります。 高知に住みながらにして、今後転職市場などでの人材価値が高まることが予測される、SNSマーケティングの高いスキルを身につけることができる企業です。 【株式会社SHIFT PLUS】 『地方にワクワクする仕事を増やし、社会をより豊かに』を経営理念に掲げ、2015年4月よりインターネット関連サービスを提供している高知県のベンチャー企業です。 創業から2年9か月の間、ゲーム、WEB、モバイルアプリなどに対するカスタマーサポート(CS)とテスト(QA)の事業を軸に従業員100名の規模まで成長して参りました。 現在では既存事業で得た収益の一部を活用し、新規事業開発にも取り組んでおり、AIやIoT技術を使ったプロダクトの開発、人材や介護関連のサービスの立ち上げを進めております。 コンテンツ産業が成長中の高知に本社を置き、ゲームやwebサービス、アプリなどのテストやカスタマーサポートを行うことで、エンジニアが作りたいものに熱中できる環境を作るためのサービスを提供しています。 また、人材の流出や少子高齢化など、今後日本が直面する課題に対して、まずは課題先進県である高知県においての成功事例を作ることを目指して、新規事業にも積極的に取り組んでいます。 現在社員は100名。まだまだ、メンバーが足りないため、カスタマーサポート職に限らず、さまざまな職種やポジションで積極的に人材を採用中です。 大手企業や老舗企業と比べてもチャレンジできる機会が多いのがSHIFT PLUSの特徴です。 テストやカスタマーサポートがもたらす安定収益を強みに、介護や人材領域など、高知や地方が抱えてしまっている課題を解決するための新規事業にどんどん取り組んでいます。 −−−− もちろん、この内容だけでは移住の判断はできないと思います。 だからこそ、実際に高知に足を運んでいただき、高知に住み、高知で働いている人と関わっていただきたいと考えています。