本気のお取り寄せバトル
ポケットコンシェルジュは「日本の高級レストランを海外に向けて発信する」サイトで、メンバーも食に愛の深い人ばかり。
みんなレストランに行くのが大好きなわけですが、それだけでなく、時に自分で料理をしたり、コンビニの新商品をあーだこーだと勝手に評論したりもしています。
そんなポケコンメンバーたちによる「本気のお取り寄せバトル」が開催されました。
一人予算2000円で好きなものを持ち寄り、逆に料理は基本的に禁止。全員で試食して最後に投票で決着をつけるわけですが、さて、グルメなみなさんが一体なにを持ってくるのか・・・
・エントリーNo.1【本物のピータン from 香港】
香港人のコンシェルジュメンバーからお取り寄せ。彼曰く「日本のピータンは偽物。全然美味しくない」とのこと。
このピータン、辣油とニンニクの使い方が最高で、めちゃくちゃ美味かったです。さすが本場だと感動しました。
・エントリーNo.2【551の豚まん】
関西ではもはや定番過ぎて、逆にお取り寄せとして(個人的に)盲点だった「551の豚まん」。肉まんじゃないです。豚まんです。これは関西人的には票を入れずらかったんですよねー。そりゃまあ、美味いけど、美味いん知ってるし。
・エントリーNo.3【ミニバーガー】
「とんかつまい泉」で売っているらしいミニバーガー。一つ100円から200円程度とのこと。「大体こういう時って、つまみばっかり集まるからちょっと食事的なのあったら嬉しいんよね」とのCEO談。しかし今回に限っては、炭水化物が結構集まるという誤算が!
・エントリーNo.4【凍ったまま食う手羽先】
厳密には「ほぼ凍った冷たいまま食べる手羽先」from 博多。見た目普通ですが、これ冷たいんです。「冷たいのとか美味いんか?」と思われるかもしれませんが、これが不思議と美味い。
ここぞとばかりにみんなの知らないものをばっちり取り寄せる、ポケコンセールスメンバーの底力を見たような気がしました。
・エントリーNo.5【生ハムとチーズは定番でしょ】
「どうせみんな色々持ってくるんだから、私はこんなんでいいのよ」という理屈。会社から徒歩5分の紀伊國屋で調達してくるというインスタントっぷり。
ただ、このトマトとチーズにかかっているオイルはこだわりの逸品でめちゃくちゃ美味しい。そういうところは外さないのがさすがでした。
・エントリーNo.6【〆鯖蒲鉾】
蒲鉾に〆鯖がのっかって、一体化しているという珍しい逸品。炙るとなお美味い。
「だって日本酒飲みたかったんだもん」とはポケコンで最も明るい女性セールスメンバーからのご意見。もはや個人プレーの感まである、個性バリバリの品でしたが、日本酒とともに美味しく頂きました。
・エントリーNo.7【鶏楼飯(チーロウファン)from 台湾】
海外からの本物シリーズ第2弾。こちらは台湾人のコンシェルジュメンバーが取り寄せた鶏楼飯(チーロウファン)です。台湾では、このお肉トロトロのやつと、タクアン、煮卵を絶対に一緒に食べるらしい。
出てきた瞬間、「すごい中華っぽい」と感じたのはこの円形の盛り付け。よくよく考えたら、日本食って平行に四角く盛ることが多いのですが、それは一人お盆一つとか、カウンター的な席で食べることを想定しているから。
円卓が当たり前の中国ではお皿も円形、盛付も円形なのが当たり前。そんなことを話しながら頂いたのですが、これがめちゃウマ。「なんでこんなにタクアンが合うの?!」という衝撃がありました。
・エントリーNo.8【のりっこ】
兵庫県の家島で、地元のおばあちゃんたちが「やぶれのり(文字通り破れて売り物にならない海苔)」を一生懸命集めて佃煮にしたという、ストーリー溢れる逸品。
自然で柔らかな味わいは、もちろん白いご飯との相性抜群。土鍋で炊いた美味しいご飯があることをしっかりと想定していたメンバーの作戦勝ちといえる。
・エントリーNo.9【みたらし団子(あべこべ)】
「当日は参加できないので、みなさんで召し上がってください」というパートメンバーさんのお心遣いでいただいたみたらし団子。
大阪の南の方にこれの元祖のお店があって、地元が近いので個人的に知っていたのですが、みんなは「へー、こんなんあるんだ」と結構驚かれてました。
事前に「甘いものでもOKよ」と告知してあった割にあまり持ち寄られなかったスイーツは、喜びをもって迎えられました。
<投票結果>
1位:エントリーNo.7【鶏楼飯(チーロウファン)from 台湾】
2位:エントリーNo.1【本物のピータン from 香港】
3位:エントリーNo.8【のりっこ】
やはり、「本場のもの!」という印象とストーリーのあるものは強かった。
何より、一緒に出す土鍋ご飯それ自体がめちゃくちゃ美味いということを前提に組み立ててきたのが素晴らしかったと思います。
3位入賞は全員コンシェルジュチーム。こういうの一つとっても、おもてなしの心の違いというものがやはりあるんだと実感するイベントとなりました。