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なにをやっているのか

活動の中心には子どもたちが
自分が住む地域について話す子どもたち
□■子どもや女性の権利を守るために。 プラン・インターナショナルは、子どもや女性の権利を推進し、貧困・差別のない社会を実現するために、世界70ヶ国以上で活動する国際NGOです。 1937年、スペイン内戦の最中にひとりの戦災孤児を路上で保護したイギリス人ジャーナリストとその友人から私たちの活動は始まりました。「スペインの子どものためのフォスター・ペアレンツ・プラン委員会」を設立した彼らは、戦災孤児のための施設を開設。 その後、第二次世界大戦中にはフランス、イギリスと拠点を移しながら、支援の対象をあらゆる国籍・人種の子どもに広げていきます。大戦後はヨーロッパの復興にともない、活動の場をアジア、アフリカ、中南米の途上国へと移動。活動の形も、子ども一人ひとりへの直接的なものから、子どもの暮らす地域・生活環境を向上させることに焦点が移されました。 日本では、1983年から活動を開始。開発途上国でのプロジェクト実施に加えて、日本国内で、広報、ファンドレイジング、支援者対応等を行っています。 私たちは、すべての子どもたちの権利が守られるよう、とりわけ女の子や女性への支援に力を入れ、市民社会、政府機関、国際機関とそれぞれ連携しながら、世界を持続的に、前向きに変えていきます。 <プランの活動データ> 支援国数:21カ国 活動国数:53カ国 スポンサー数:世界で約106万人、日本で約3万4,000人 チャイルド数:世界で約137万人、日本のスポンサーと交流するチャイルド約3万7,000人 ▼詳細はこちら https://www.plan-international.jp/about/

なぜやるのか

未来を創るのは子どもたち
子どもたちの笑顔のために
□■誰も置き去りにしない世界へ。 ―小学校に通っていない子どもの数は、世界で5900万人。 ―児童労働に従事する5歳から17歳までの子どもの数は、世界で1億6800万人。 ―安全な飲み水を飲むことができない人は、世界で6億6300万人。10人にひとりの割合。 今、世界の問題は大きく変化しています。 都市人口の急増や経済のグローバル化が引き起こす所得格差、気候変動に起因する自然災害の頻発と大規模化、さらにはテロ、難民、紛争…様々な問題が絡み合い、貧困の様相も複雑化しています。 プラン・インターナショナルは80年以上にわたり、貧困の中にいる子どもや彼らを取り巻く人々とともに地域の発展を目指して支援活動を行なってきました。 社会が目まぐるしく変化する中で私たちに見えてきたのは、子ども・女性・障がい者など、声をあげる手段も情報も持たない人々が、以前にも増して「見落とされ、疎外され、取り残される存在」へ追いやられている現実です。 私たちは、有害な習慣や差別意識に変化をもたらす活動、そして難民支援・災害対策などを通じて、貧困の根本・原因に一つひとつ向き合いながら、いっそう果敢に取り組んでいきます。 誰も置き去りにしない世界へ。それが、私たちの目指す未来です。

どうやっているのか

育児について学ぶ若いお母さん
活動の進捗確認のために出張する日本人スタッフ
□■「地域の自立」が活動の最終目標。 プラン・インターナショナルの活動の最終目標は「地域の自立」。 「与える」「施す」といったサポートではなく、現地の子どもたちをはじめとした地域の人々と一緒に開発を進める。それが私たちが行う途上国支援の大きな特色です。 地域の抱える問題を考えるところから、プロジェクト計画立案・実施・事後評価まで、すべてのプロセスに地域の人々と子どもたちが主体的に関わります。 子どもたちと一緒に活動を進める理由は、彼らの存在が貧困の連鎖を断ち切ることにつながっているから。教育やプランの活動への参加を通じて、知識・能力を身につけた子どもたちは、自分たちの力で生活を切り開いていくことができます。 彼らの存在は、家族や地域を変えていきます。また、子どもたちが成人し、親になったならば、学ぶことの大切さや経験を自分の子どもに伝えていくことでしょう。最終的には、地域の力だけで問題を解決できるようになることが目標です。 どんな子どもだって、大きな可能性を持っている。 一人ひとりの能力をきちんと伸ばしてあげられれば、きっと彼らの人生はいきいきと輝きだして、世界を動かす力になる。私たちはそう信じています。 プラン・インターナショナルは、複数の支援の方法で子どもたちの未来や可能性を広げます。 特に、プランがもっとも有効だと考える支援方法が「プラン・スポンサーシップ」。プランとともに活動し、村を代表してその成果を私たちに伝えてくれる子どもたちを「チャイルド」と呼んでいます。 スポンサー(支援者)になると、資金面からチャイルドたちの活動を継続的に支える一方で、チャイルドと手紙などで交流をはかることができます。 異なる国籍や文化を持つ人々が相互理解を深め、皆が協力できる関係を築くため、事業を推進しています。