2008年に新卒1期生として入社するも、リーマンショックにより突然会社の危機に直面することとなった小林さん。今では想像がつかない当時の状況を今回インタビューさせて頂きます!
小林さんのプロフィール東京都出身。一橋大学社会学部卒業後、新卒第1期生としてプラン・ドゥに入社。現在は2児のママでありながら、採用や人事、労務に携わっている。今年の夏は家族でグランピングに行く予定!
周りの会社がどんどんつぶれ・・・会社はピリピリピリピリ・・・
-リーマンショックと言っても、新卒1年目にとってはなかなかピンとこない次元だったと思いますが、ことの重大さに気づいたのはいつ頃でしたか?
リーマンショックが実際に起きたのは2008年の秋ですが、異変を感じ始めたのは夏前のことでした。ニュースやネットで流れる倒産情報だけでなく、実際に仲良くさせてもらっていた同業者と連絡が取れなくなったり…いよいよ他人事じゃないなって感じた瞬間でしたね。営業に行っても、次はどこが倒産しただとか、そんな話ばかりでした。
-考えるだけで震えますね・・・。プラン・ドゥにも実際打撃はあったのでしょうか?
もちろんありました。取引先の不動産会社がどんどんつぶれていき、当時のビジネスモデルが通用しなくなったんです。後から聞いた話ですが、2008年の年末には杉山さん(社長)はプラン・ドゥの倒産を覚悟していたそうです。
当時の杉山さん(社長)
-相当だったんですね。社内はどんな雰囲気でしたか?
とにかくピリピリピリピリしてました。ひとつひとつの案件に、会社の存続がかかっているという状況でしたから。当時はこの空気感がふつうなのかなって思ってたけど、今思えば異様でしたね・・・。
辞めよう、とは思わなかった
-入社後すぐ大きな危機に直面し大変だったと思いますが、実際辞めたいって思ったりしましたか?
倒産するかもしれない、とは思いました。でも辞めようとは思わなかったですね。不思議なことに、倒産への恐怖はなかったんです。それが自分たちが精一杯やった結果なら納得もできるし、長い目で見ればこれはこれで面白い経験になるかなって思っていたくらいでした。
(左手前)入社当初の小林さん
-ものすごいポジティブですね。どうしてそんなに強気でいられたんでしょうか?
杉山さんが新卒で入った会社の倒産を経験されていて。でもそれがいい勉強になったっておっしゃっていたんです。そもそも私も、社員7人のベンチャー企業(当時のプラン・ドゥ)への入社を選んだ時点で、『潰れても一人前にやってける力をつけるんだ!』って覚悟はありましたからね。
-小林さんの柔らかい雰囲気からは想像し難い、強いメンタルがあるんですね。その強さで、当時どんな風に働いていましたか?
とにかく今の状況でなにができるか考えていました。成果はなかなか出なかったけど、自分を買ってくれる人が社内にも社外にもいたことで粘り強く頑張れた気がします。
続く