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1年やってわかった!リモート薬剤師体制3つの課題と解決策

オンライン薬局で「リモート薬剤師」がどのように働いているのか気になりませんか?

今回は、完全リモート薬剤師として1年6ヶ月YOJOで勤務してる運営担当リーダーが、勤務しているからこそわかった!リモート薬剤師体制の課題と解決策をご紹介します。

目次

  1. YOJOの薬剤師は完全リモートでも勤務できる
  2. 課題1 リモート薬剤師への情報共有方法
  3. 人数が増えるにつれて、PS内で課題となってきたこと
  4. リモート薬剤師へ確実に情報共有する為に
  5. 課題2 リモート薬剤師の知識の均一化
  6. 課題3 リモート薬剤師同士のコミュニケーション
  7. まとめ
  8. YOJOでは幅広い活躍ができる

YOJOの薬剤師は完全リモートでも勤務できる

YOJOの薬剤師の中には完全にリモートで勤務している方もいます。
私たち、PS(ペーシェントサクセス)のメンバーは現在17名。日本各地や、海外からも勤務してます。

(PSとは?という方は下記をご覧ください)


YOJOに入社すると、調剤薬局では絶対に使わないであろうツールに慣れることから始まります。

例えば
●Slack
●スプレッドシート
●Notion
●Zoom

これだけでも薬局薬剤師には驚きでしたが、慣れればすぐに使いこなすことができます。

ツールに慣れてしまえば、在宅で働きたい薬剤師にとってはYOJOはとても働きやすい環境です。
ただ、会社全体的に見ると、17名全員をまとめていくことはそれほど簡単ではありませんでした。

課題1 リモート薬剤師への情報共有方法

PSでは、早番、遅番体制を採用しています。
短時間勤務、週3程度の勤務の薬剤師もいます。
調剤薬局であれば、直接話して情報共有すれば済む話ですが、17名全員リモート薬剤師です。
YOJOは業務変更点や、連絡事項がとても多く、1日休んだだけで情報が追えなくなることもあります。

人数が増えるにつれて、PS内で課題となってきたこと

リモートの薬剤師が増えるにつれて、今まで出来ていたことが出来なくなっていきました。

●マニュアル変更などの情報を誰に共有したかわからない●誰がどこまで知っているのかわからない●以前の情報を忘れてしまう●患者さんのイレギュラー対応の引き継ぎが漏れてしまうことがある

患者さんの対応に関する変更点などは、必ず全員が知っておかなければなりません。1人でも間違った情報を患者さんにお伝えしてしまうことは許されないのです。

リモート薬剤師へ確実に情報共有する為に

●Slackは必須ツールYOJOでは常にSlackを使い情報共有をしています。マニュアルの変更時には「業務変更点」に、大切な情報は「ペイシェントサクセス」になど、Slackのチャンネルをわけて記載します。PS17名全員に知って欲しい情報がある時は@PS_teamというメンションをつけることで、1人も漏れることなく共有ができるようになっています。

●Notionでマニュアル化Slackは短期的に情報を取るにはとてもいいツールです。ただ、日々変わる情報を追うには情報が流れてしまい、少し不便な点もあります。そこで使い始めたものがNotionです。Notionに記載されていることで、PSの業務も1冊のノートのようになり、日々の変更点もその都度上書きできるようになっています。「最新の情報はSlack」で確認。「後追いしたい時はNotion」と、使いわけることでより情報を共有・確認しやすくなりました。

課題2 リモート薬剤師の知識の均一化

元々、漢方薬局で勤務していた方、企業のMRとして働いていた方、病院の門前薬局で働いていた方など、入社時の知識量が違います。

それぞれの薬剤師の知識を活かしつつ、統一された知識も患者さんにより具体的なアドバイスをする際に必要となってきます。

そこで、PSでは、定期的にリモート勉強会を行っています。

各薬剤師が得意分野を活かして、スライドを作成し、30分の勉強会を開きます。
これにより、PS全員の知識量が増え、今では患者さんとの会話で、よりパーソナルなアドバイスができるようになりました。

毎回Zoomで勉強会は録画をしています。
復習したいときにもいつでも見ることができるので、患者さんへのアドバイスで困った時にも勉強できる体制が整っています。

また、資格取得の補助や、勉強会で必要な本の支給など、福利厚生も充実しているため、メンバーのやる気向上につながっています。

課題3 リモート薬剤師同士のコミュニケーション

初期のPSでは、Zoomをメインのコミュニケーションツールとして使用していました。
何か質問がある時は、ブレイクアウトルームに移動して質問をした後に、メインルームで待機するようなイメージです。

リモートならではの問題でもありますが、雑談も発生し辛い環境のため、リモート薬剤師同士で仲良くなることが難しい状態でもありました。

人数も増えてくると、気軽に質問出来ないメンバーも出てきてしまいました。

そこで、もっとリモートメンバー同士が気軽に話しかけられるように、他部門とも仲良くなれるようにと、ZoomからGather(ギャザー)へコミュニケーションツールを変更してみました。

(Gather導入の経緯についての記事もぜひご覧ください!)


開発メンバーにバーチャルオフィスを作成していただき、誰かに話しかけたい時には自分のアバターを操作して話しかけたい相手のところまで移動させます。

例えば、患者さんの対応でわからないことがあった際には、その分野で得意なメンバーにすぐに話しかけに行くことができるようになりました。

ミーティングをする時にも、集まって話し合いが可能です。

Gatherに変更後は、実際に出社はしていませんが、同じ空間で働いている感じがしてよりPS内の絆が深まったと感じています。

リモート薬剤師間の信頼関係が構築されることにより、お互いに助けを求めやすくなりました。
患者さんのために、一番いいアドバイスがしたい!と考える薬剤師ばかりなので、今ではお互いに協力して対応することができています。

まとめ

この1年、色々と試行錯誤してわかったことは、「リモート薬剤師間のコミュニケーションがうまく行かないと、私達の目指す患者さんへの最適なアドバイスは生まれない」ということです。

最新の情報や、変更点も全員が知らなければならないですし、信頼関係がなければ満足のいく仕事はできません。

「リモート薬剤師だから出来ない」ではなく、「どうしたらできるのか?」を常に考えられるチームになりました。

1人1人の患者さんのために、リモート薬剤師として何ができるか?を毎日考えています。

もちろん、スムーズにここまで来られたわけではありません。
まだまだ改善の余地はありますが、今後も働きやすいツールは取り入れて、より良いリモート薬剤師チームにしていきたいです。

なによりも、もっともっと患者さんに頼っていただける、オンライン薬局薬剤師チームを目指したいです。

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