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外資コンサルから創業期スタートアップに挑戦した理由とは

株式会社YOJO Technologiesでマーケティング責任者・事業責任者をやっています倉内です。

入社してから2年近く経っての入社エントリーになりました笑。この2年ほどで外コン→スタートアップというキャリア選択は以前に増して一般的になっている感覚があります。自分が新卒で入社したマッキンゼーからも多くの方がスタートアップに転職しており、その経緯に関する記事もよく読ませていただくようになりました。情報が出回って非常に良い流れだなと思います。

それゆえに時間が経てば経つほど新鮮味がなくなったテーマで投稿することのためらいが大きくなり今に至るのですが、社内外から「それでも面白いのでは?」という声をいただいたので、私のnote投稿第一弾として書かせていただきます。ご興味ある方、ぜひお付き合いください。

■自己紹介

簡単に自己紹介をさせていただくと、冒頭に書いた通り、株式会社YOJO Technologiesでマーケティング責任者と事業責任者をしている倉内というものです。

東大薬学部を卒業し、大学院にも進学しましたが、訳あって修士2年生で中退しました。その後はコンサルティング会社のマッキンゼー・アンド・カンパニーに入社し約2年勤務した後、YOJOに1人目の正社員として入社しました。

当時はマーケティング責任者として入社し、現在は事業責任者も兼務させていただいております。ヘルスケアに関しては多少のバックグラウンドがあったものの、マーケティング、特に消費者向けマーケティングについては完全に門外漢でした。そんなことでマーケティング責任者をできるのか?ということについてはまたいずれnoteに書かせていただこうと思っています。

■そもそもなぜ外資コンサルに?

今回は同僚や友人から多くいただくような質問に答えるような形式で書き進めてみたいと思います。まずは新卒の就職先についてです。

自分がマッキンゼーに応募した頃は、外コンが新卒での就職先としてメジャーになってきていたと思います。ちょうど以下のような記事もよく読みましたね。世の中で一般的とは言い難いまでも、外コンを目指すことのハードルはそんなに高くはありませんでした。

30年間で激変した東大生の就職先 圧倒的人気の外資系コンサル会社 (2019年5月10日掲載) - ライブドアニュース東大生の就職先企業が、30年間でどのように変化したか調査している。最も大きなトレンドの変化は「コンサル人気」だと専門家は指news.livedoor.com

外コンを志望する動機は当然人それぞれですが、自分の場合は ①企業の課題に向き合いその解決を手助けするというコンサルティング業務そのものに興味を持った ②いずれ辞めてもファーストキャリアとしてネームバリュー・得られるスキルセットともに申し分ないと思った という割とよくある理由でした。

中でも、インターンなどを通じて特に魅力を感じたマッキンゼーに入りたいと思うようになり、幸運なことにオファーをいただくことができました。

■どうしてマッキンゼーを辞めたのか?

転職後特によく質問されたのがこの質問です。優秀な同僚と刺激的で楽しく働け、給与水準も高いと言われる会社を辞めてまでなぜ知名度ゼロのスタートアップに転職したのか。あるいはよくコンサルのイメージである激務に耐えきれずに辞めたのではないか、というのを暗に (あるいは明示的に) 質問されていたように記憶しています。

まずお伝えするのは、「マッキンゼーを辞めようと思って転職先を探した」のではなく「どうしてもやりたい事業に出会い、マッキンゼー退職を検討した」ということです。別にどっちが良いというわけではないですが。

個人的には、たまたまYOJOに出会ってしまったばかりにマッキンゼーを辞めなくてはならなくなったくらいの想いでした。もう少しコンサルで経験を積んでから出会えたらよかったのに...とすら思いつつ、目の前のYOJOが伸びていく瞬間に立ち会えない後悔をしたくないという想いが上回り転職の決断に至りました。

■YOJOにどんな魅力を感じたのか?

まずYOJOを知って入社することになるきっかけですが、大学時代の友人でありYOJOの共同創業者である上野からの連絡になります。最初に話したときは、私を採用しに来ているというよりは、ビジネスに興味のある薬剤師を紹介してくれないかと頼まれたのが先でした。

せっかくなので私も事業の話を聞き、興味を持ったので代表の辻ともカジュアルなところから話をさせてもらい、その後 (無給でボランティア的に) 事業の議論やちょっとした実ワークを共にさせていただく期間を経て、YOJO側からオファーをいただき、同時に自分も入社の意思を固めました。

では何に興味を引かれ、入社の意思決定まで至ったのか。随分と前の話なので少し怪しくなってきていますが、おおよそ以下2点だったように思います。

①創業者2人の視座の高さ
初めて上野から話を聞いたとき、そして辻と出会ったときに一番感じたのは、2人が本気で世界を変えようとしていて、そこに熱量だけでなく優秀な彼らの脳力を全て投資しているということです。

特に、法的なしがらみが強く新規参入の難しいヘルスケアの領域で直接消費者/患者に新しい価値を届けるという非常に難しい課題に、同学年の2人の創業者が挑んでいるということに鳥肌が立ちました。負けていられないという競争心、自分がそこまでのことを考えてもいなかった悔しさ、すぐにでも一緒にやりたいという興奮など、久しくなかった強い感情を抱きました。

創業者の辻がとあるイベントで登壇している動画と、同じく創業者の上野が以前noteに投稿した記事があるのでもしよければ読んでいただきたいです。ただ、これでも余所行きで丸い表現になっているので、未加工の熱さに触れたい方はぜひ直接話していただきたいです。



②創業期に参画できる幸運
そもそも「創業期」の厳密な定義があるわけではありませんが、私が一人目の正社員であったこと、シードの資金調達前であったこと、今の主事業である「オンライン薬局」事業が立ち上がって間もない時期だったことなど踏まえると、私が入社したのは創業期であったと言えるかと思います。
※もっと言うと、今この時 (2022年1月) もこれから続くYOJOの長い道のりから見るとまだまだ創業期であるという話をよくしています。

創業期のスタートアップに参画するというのは一般的には大きなリスクであると捉えられがちです。当時も数か月先にYOJOが倒産していない保証は全くなく、入社したもののすぐに解散ということもありえました (そうはならない期待を感じたから入社したのですが)。

そのリスクを取ることができるかできないかは個人の考え方や環境など様々な変数次第だと思いますが、私にとっては大したリスクではありませんでした。その時はその時で、別の会社を自分で立ち上げるもよし、面倒だけどまたどこかに転職活動するもよし、どうにかなるだろうくらいの考えでした。

むしろ私にとってYOJOが創業期であったことは、これから始まるYOJOの歴史のほぼ全てに立ち会える・会社と一緒に経営者として成長できる・白紙に近い状態から医療を変えるチャレンジができるなどなど、魅力でしかありませんでした。

昨今は有名なスタートアップも増えてきており、スタートアップならではの挑戦ができつつ給与水準も高いというような会社も増えてきていますが、世界観以外は何も定まっていないようなフェーズから挑戦する機会というのもまた得難いものです。若いフェーズだから良い・悪いではありませんが、これからスタートアップに挑戦する方の選択肢の一つとして検討いただけると良いなとは思います。

コンサル→自身で起業、コンサル→有名スタートアップへの転職、という例は増えてきているものの、コンサル→創業期スタートアップへの参画という例は日本ではまだ少ないように思うので、その辺りで考えたことはより詳しくお話しできるかと思います。TwitterYOUTRUSTなどでぜひご連絡ください!

■最後に

まだまだお話しできるトピックではありましたが、最初に大作を投稿してしまうと次のハードルが上がるのでこの辺りにしておきたいと思います。もっと気になる方は直接ご連絡してくださいということにさせてください!

上にも書きましたが、YOJOはまだまだ創業期です。これから参画される方も、一緒に世界を変える挑戦をする初期メンバーです。

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