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「なにひとつ無駄なことなんてなかった。」制作会社から転職した4人のpeak社員のオンライン座談会

今回は制作会社で働いていた経験のある4名の社員さんとともに、前職のことから、peakでの働き方についてなど、昔をふり返りながらオンライン座談会をしました。いま記事を書いている私自身も、もともとCM映像制作会社にいたのですが、皆さんと懐かしい話や、制作あるあるも話せて、とても楽しい時間でした。もし現在、制作会社にいて広告代理店の仕事に少しでも興味を持たれているのであれば、転職の参考になると思いますので、ぜひ読み進めてみてください。

 参加社員

Aさん

2023年9月入社 新卒で広告制作会社に入社し、制作やwebプロデューサーとしてメーカーや県庁を担当した後、広告代理店へ転職。アパレルブランドの立ち上げやキービジュアルなどブランドコンテンツの制作に従事したのち、peakにジョイン。

 

Bさん

2022年8月入社 新卒で広告制作会社に入社し、映像アシスタントPM経験後、webサイト、カタログ等の制作進行管理に携わる。その後転職し、1年間医療関係の仕事に携わったのち、peakにジョイン。

 

Cさん

2021年8月入社 新卒で広告制作会社に入社し、PM、プロデューサーまで担当し、広告賞でグランプリを受賞する作品にも携わる。その後、peakにジョイン。


Dさん

2017年1月入社 大学卒業後、CM制作会社に就職。社内作品の管理やプリント業務、また国内外の広告賞の出品担当等を経験。結婚を機に退職し出産後、peakにジョイン。

 

 


―まずは制作会社時代の仕事内容について

 

Aさん

私は、グラフィックを主に扱う制作会社でプロデューサーをしていました。企画からやることもあれば、進行管理だったり、大きな案件から、細々した案件まで、幅広くやってました。

 

Bさん

私も、Aさんと同じ会社にいて、新卒1年目は映像制作の部署でPMをやってました。CMとかWEBムービーを中心に、アシスタントとして進行管理をしていました。2年目からは、Aさんと同じプロデューサーとして、LP制作とか、冊子のデザインの進行、予算管理をしていました。

 

Cさん

僕は、今はもうなくなってしまったんですが、映像メインの制作会社で8年間PMを経験した後、2年間プロデューサーをやって、ラスト1年は代理店の営業に出向していたこともありました。あと特殊なものだと、関わっていた代理店の方にお願いされて、クリエイティブプロデューサーという立場で入ったこともありましたね。

 

Dさん

すごいですね。ちなみにこれまでに担当された広告はどんなものがあるんですか?

 

Cさん

有名なものだと、某ヨーグルトのCMとか、消費者金融系の会社、薬品会社とかを担当していました。あと思い出深い仕事だったのが、交通安全啓発のキャンペーンで制作したムービーが、ある広告賞でグランプリを頂きました。

 

Aさん

すごい、それ見てみたいです!

 

Cさん

ぜひ、あとで共有するので見てみてください。他にも、CMでナレーターを担当したなんてこともありました笑。アサイン予定だったナレーターへのお断りの電話で「僕になってしまいまして、、、」とお伝えしたのがなんとも言えない気持ちでした。

 

Bさん

切ない笑。

 

Dさん

私は大手の制作会社で、制作ではなく、管理系のお仕事をしていました。具体的には、プリント業務をしたり、英語が少しできたので、国内外の広告賞の出品作業を担っていました。あとは、制作部のお手伝いでエキストラをしたり、編集プロダクションにお使いしたり、色々してましたね。今となっては楽しい思い出です笑。


 

 


―制作会社から、代理店にいくことになったきっかけ

 

Cさん

僕はたまたま、とある代理店の営業チームの方から「いま人手不足で、若くてそれなりに経験のある人間を貸してくれないか」と声がかかり、出向という形で代理店にいくことになりました。その時にpeakの代表に出会って「面白い人だな」と思いました。代理店を目指してというより、代表の人柄に惹かれてpeakに入社を決めました。

 

Bさん

私の場合は、そもそも代理店に行きたいと思っていたわけではなく、制作会社の後に医療系の会社に転職しています。そこで経営企画をやりたいと思っていたのですが、なかなか考え方が古風な会社で、若い人たちが意見を通せないような環境でした。そこで色々考えていた時に、やっぱり私は「つくる仕事」をしたいなと思って、ただ、もう少し意見をクライアントに直接言えるような環境が欲しくて、代理店にいくことにしました。また、結婚、出産だったり、自分のライフステージが変わっても働きやすいところがいいなと探していたところ、peakを見つけました。それこそ、Dさんのストーリー記事とかみて、結婚してる人がいたり、リアルな未来が想像しやすい会社だなと思って、入社を決めました。

 

Aさん

当時、私が担当していた広告の業種が、クルマ、保険、行政などのお仕事で、あまり自分の日常に馴染みのない領域のクライアントさんばかりで、どこか他人事だったんですよね。自分の生活と接点がないから、どんな広告が消費者に刺さるのかよくわからなくて。そう思っていた時に、転職サイトに登録してみたら、そこでお誘いをもらって、代理店にいくことになりました。ラグジュアリーやファッション系のクライアントが多くて、他にもスポーツとか、メガネとか日用品のクライアントとか、私にとって興味や関係のある業種が多いのが魅力的でした。

 

Dさん

新卒で就職活動している時は、代理店を希望していたのですが、上手くいかず、制作会社に行くことになりました。そこでは代理店に転職する人が周りに多かった印象です。でも、代理店の人たちはメーカーにいきたかったりと、代理店ってどうなんだろう…と思っていました。そんな時に縁があってpeakの代表と食事をする機会があって、peakを知り、転職しました。当時は不安なことが多かったのですが、今思うとpeakにきて良かったなと思います。


―制作会社での経験が活きたと感じたこと


Aさん

広告代理店でも、案件の規模感によっては制作会社にお願いせず、こちらでやることもあるのですが、撮影の香盤表やカット割りがつくれたり、現場で必要な細々したものとか、予算感、スケジュールをだいたい把握できていたので、クライアントさんと話すときもすぐに答えられていたと思います。入社してすぐの頃でも、いろいろ任せてもらえていたのは制作の経験があったからこそです。撮影って割とカンタンにできるって思われがちですが、最終的に何を作りたいか?によるんですよね。逆にそれは撮影しなくても、画像から動画にできる技術もありますよとか、いろんな選択肢をもってお客さんへの提案ができていると思います。

 

Bさん

私もほとんど一緒ですね。入社してすぐ保険系のクライアントのLP制作の仕事があったんですけど、もちろん先輩にすこし手伝ってもらったこともあったんですが、最初から一人で担当させてもらいました。Aさんと内容が被っちゃいますけど、スケジュール感も予算感もわかるから、それを周りに根拠をもって伝えることができたのは、制作時代の経験が活きたことの一つかもしれないですね。

 

Cさん 

僕も皆さんと同様なんですが、大きく2点あると思っていて。1つは、知識的なところですね。例えば、もし制作経験がなければ、この後の動きどうなるんだろうとか、ここにかかってくる金額ってこれで大丈夫だっけ?とか不安になることがあると思うんですけど、それが分かっていると、何より自分がラクに業務に取り組めます。2つ目は、体力的なところです。制作会社である程度の年齢まで働くのって、深夜過ぎまで作業があったり、ある程度タフである必要があるなって思います。基礎体力があった上で、コミュニケーション能力がないと務まらない業種と思っているので、それが培われていると、代理店での作業にもちゃんと活きてくる気がします。

Dさん

私のいた会社では、毎朝デスクさんが深夜作業で疲れて床で寝てしまっている制作部の人たちを起こしてました笑。

 

Cさん

まさに、僕がその起こされている側でした笑。デスクの隣で寝てて、朝の掃除機の音で起こされて、ちょっとイライラしちゃってました。

 

Dさん

私は制作部ではなかったから、皆さんとは少し違うのですが、広告業界で使われるワードを知っていたり、いろんな広告作品を知っていたことは、今も活かされているのかなと思います。あとは、業界に人のつながりが多いこともよかったですね。

 

Aさん

確かに。業界内で人脈が広いことは大きいかもしれないです。


 

―代理店に転職して良かったなと思うこと

 

Aさん

自分のアイディアを直接クライアントにぶつけることができるのは、すごくいいなって思います。彼らと二人三脚しているからこそ、何気ない会話の中でヒントを得て、提案につなげられる。同じクライアントを担当しているとだんだん距離も近づいてきて、内部のことも分かってきたり、彼らの生の声を聞けて打ち返すことができるのは、代理店だからこそかなと思います。

 

Bさん

私も似てしまうんですけど、やっぱりクライアントと直接対峙できるのが1番かなと思います。間に数社はさむと、確認にかかる時間が勿体ないなと思うことがあって、デザイナーさんとかいろんな人たちの作業時間が減ったり、ただでさえタイトなスケジュールなのに、圧迫されるのが嫌だなと思っていました。それが、ある程度調整できる立場になれるのは、代理店で働いていて良かったなと思いますね。

 

Aさん

それとてもわかります。制作側の辛さを分かっているからこそというか。

 

Bさん

そのせいか、クライアントより、ちょっと制作サイド寄りになって動いてしまうこともあります。

 

Cさん

僕も、皆さんが言ってることにはめっちゃ共感できて、それに加えると。制作会社で働いていると、ぶっちゃけ代理店が神というか、大事なお客さんという認識があって、そこからさらにもう一段階上のクライアントのレイヤーにいくと、スーパー神みたいな(笑)、触れられない、直接話もできない人たちという風に思っていました。でも僕が実際に代理店に入って、直接対峙したり、クライアントのお家にも遊びにいったり、一緒に飲みいったりしていると、やっぱり同じ人間なんだなと。レイヤーが1つ上がるだけで、見えてくる景色が違ってくることは、自分の中で大きな点だと思います。制作を続けていたら、絶対分からなかった視点なので。

Dさん

もう皆さんに、言いつくされて答えることなくなっちゃったんですけど、クライアントと直接関われることで、個人の判断でいろいろ進められることもあるのは、いいなと思います。代理店というか、若い人たちが多いpeakだからこそかもしれないけど。

 

―制作会社時代の自分に向けて、今の自分から伝えたい一言

 

Bさん

私は、やりたいことが本当にそこでできるのかを考えてみようと言いたいです。もともとクリエイティブの仕事がしたいと思っていて、周りをみてみると私も全然できたんだなと今の年齢でちょっと後悔している部分もあります。でも同時に、ちゃんとリアルな未来も想像してほしいなと思います。結婚とか、子育てとか、いろいろ考えつつだよって。

 

Dさん

就職の時、私はみんなが知ってる大きい会社に入りたいとかで、前の会社を選んで入ったけど、peakに転職して、もっとやりがいとか、視野を広くしてみると、大きい会社にいる時よりむしろ、小規模の会社のほうができることが増えることもあることが分かったので、昔の私には大企業に入って、むしろ可能性狭めてない?って伝えたいです。

 

Cさん

間違ってないよってことですかね。今peakで楽しくやれてますし、たとえどんな決断をしていたとしても、そこになにも間違いはなくて、好きなようにやればいいよって言いたいです。

 

Aさん

すべて無駄になってないよってことですね。お客さんの駐車する場所を確保するとか、ベビーモデルのお守りをするとか「これはきっと制作のお仕事じゃないけど、他にやる人がいないからする」みたいな経験がほんとにたくさんあって、でも、それって代理店でも細かい部分ですごく活きていて。気付ける力も養われたと思います。だから、どんな些細なことでも、今の仕事に繋がっているよって伝えたいです。 

 

 

ここまで読んで頂きありがとうございます。

制作を経験した方であれば、ひとつは共感してしまう話もあったのではないでしょうか?

制作会社と代理店は、1枚のすりガラスをはさんでいるような、お互いに近いようで遠い存在だと思っている人もいるかもしれません。でもその境界を越えたからこそ見えてくるものもあると思います。制作会社にいる時には気づくことのなかった新しい視点や考え方。それは両方で働くという経験をするからこその強みだと思います。

もし、いまあなたが転職で悩んでいたら、ぜひ挑戦する方を選んでほしいなと思います。

現在、peakでは制作業務の経験のある人材を募集しています。興味のある人は一度お話だけでも。ご応募お待ちしています。

 

 



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