こんにちは!株式会社オプティマインドの林です。今回はセールスコンサルティング部 吉川 治人(よしかわ はるひと)さんのインタビューをお届けします。
オプティマインドにジョインした経緯やセールスチームへの想い、名古屋の良さについて語っていただきました。
経歴について
林:ご経歴を改めて教えてください。
吉川:まず新卒で新日鉄住金(現:日本製鉄)という鉄鋼メーカーに就職しまして、最初の4年間は海外営業で、中近東で食べ物の缶とかに使われるブリキを売り歩く仕事をしていました。イラン、イラク、シリア以外の国は、ほとんど行きました。
林:へー、現地へ駐在してたんですか。
吉川:駐在ではないんですけど、出張で飛び回ってました。
林:初年度からそんな飛び回る感じなんですね。
吉川:いや、海外は、2年目で初めて行きました。最初の1年間は、オプティマインドの仕事と関係があるロジスティクス関係のことをやっていました。営業が取ってきた注文がちゃんとお客さんまで納品できるかを商社の人とやりとりしながら、在庫率を管理したり、どの船に載せるかを決めたりを下積みとしてやっていました。いつ船が届くから、いつまでに荷物を荷揚げして、積めるトラックはあるのか、などロジ回りを一生懸命やってましたね。
林:その時にモノを動かすのって難しいなって体感したんですか。
吉川:そうですね。ロジスティクスがビジネスに与える影響の大きさをその時痛感しましたね。
中国の事業会社を管理をしていたときも在庫率を削減して黒字化を維持するという戦略を立て、ロジの経営に与える影響を実感しました。4年間営業やった後に、北九州の八幡製鉄所で人事、労務をやり、どちらかというと構造改革に近いことをやってました。景気がよくなかったっていうのもあって、端的に言うと余剰人員をどうするのかという戦略を作り、実行するという仕事をしていました。この時に人をマネジメントする大切さ、組織をつくる難しさを感じて、前職のPwCへ転職し、組織・人事コンサルになりました。
林:自ら人事の分野に決めたんですか。
吉川:はい。新日鉄時代から、管理職の仕事は部下のタスク管理ではなく、人のマネジメント・組織作り・文化の浸透・現場での旗振り役で、そういう知識とか背景とかない人がマネジメントしていいのかなって思っていました。将来自分がマネジメントの立場になったときに、しっかりとした経験、知見、ノウハウをもっていた方がいいと思いPwCに転職しました。なのでいつかは事業会社で組織を作っていったり、人をマネジメントする立場に戻るということが念頭にありながら、組織人事のコンサルになったという側面もありました。組織人事コンサルとしては、人事DD、人事制度の設計、組織戦略策定や人事システムの導入を携わり、人事システムの導入時にSAPの認定コンサルタントの資格を取得し、本格的にテック分野に身を置くことになりました。組織作りとマネジメントとテクノロジーの知見がたまってきて、オプティマインドに入社したという流れです。
オプティマインドを選んだ理由
林:次にオプティマインドへの入社理由を教えてください。
吉川:実はロジスティクスがやりたいと決めていたわけではなくて、転職活動の軸にテクノロジーの力で社会の変革を加速できる仕事に携わりたいという軸とこれから社内の組織作りがどんどん進んでいくような柔軟なフェーズにある会社に入りたいという2つの軸がありました。そういうのに合致するのってやっぱりベンチャーが多くて、ベンチャー企業を中心に探していました。
ベンチャーって勢い一辺倒な会社もそれなりにあるというのが体感値でした。ただ尾林さんとか斉東さんとか松下さんと話している中で、考え方がすごく地に足がついているなと。技術力もあるし、変革の余地もある中で、社内や社外に対して冷静に分析し、自分達の強み弱みをよく理解してました。発言の節々に長い将来を見たときのあるべき姿をみていると感じて、今の勢いでいけるとこまで大きくなっていっちゃおう、みたいな印象はなかったです。私は長期的に組織が大きくなってきたときにも、この会社で働きたいと思われる組織に入りたかったし、それから外向きに対して営業していく上で堂々とこの技術で世の中が変わるんですという傑出した技術力をもっている会社にいきたかったし、自分の2つの軸にぴったりあったなという気はしたので、そこが決め手になりましたね。
林:入社後も尾林部長は、地に足は着いていると思いますか。(笑)
吉川:着いていると思いますよ(笑) 尾林さんは私より年下ですけど、オプティマインドって普段年齢のことを気にする文化じゃないところがまた良いと思っています。ふとしたときに自分より若いのにすごいなと思うことはよくあります。逆にいうとこの会社の良いところは年齢に関係なく相手の良いところを素直にリスペクトできる、吸収していける、フラットな風土があるということですね。
また、人材のミックスがすごくいいと思ってます。ひたすら上や前にひっぱっていくエネルギーを持った人と目の前のレールが安全にひかれてますよねとちゃんと叩きながらすすめていく人と役割が分かれているなという印象があり、同一化を是としない社風がいいと思ってます。
林:自分と違う考えをもっている人こそ、ウェルカムみたいな感じの雰囲気はありますね。
吉川:そうそう。議論するのもそうだし。アプローチが違うこともいいことだと松下さんも受け入れてくれます。
林:技術力があるなと思って入社されたと思いますが、1ヶ月半営業されてみて、どう感じてますか。
吉川:まずテクノロジーっていう意味でいえば傑出していると思いますね。アルゴリズムの技術的な素晴らしさを感じてます。現場の意見を反映してきたんだなというところが営業をやっていて随所に感じますね。
逆にテクノロジーを売っていこうとしたときに感じる課題はやっぱりそのお客さんが、アプリケーションにあわせてもいいと思える水準にもっていけるかという点ですね。SaaSは1つ1つテーラーメイドで作っていくというものではないですが、我々は常にいろんな業界からのフィードバックをもらいながら、ベストプラクティスは何なのかというものを考えてそれを商品に落とし込んでいく必要があります。つまりLoogiaが使えるという形にオペレーションを変更することは、ベストプラクティスを導入していくことと感じてもらえるまで頑張っていく必要があると思ってます。
入社後のチームメンバーへの印象や仕事内容について
林:入社前後でのギャップや社内メンバーとの関わり合いで感じていることがあれば教えてください。
吉川:仕事内容についていえば、大きくギャップはないですね。採用時のカジュアル面談を含めてざっくばらんに話してもらえたおかげだと思います。また、風土も含めてギャップはないです。かなり裁量が広くて、任せてもらえることも多いです。今までは、わりと規模が大きくてピラミッド型の組織で働いてきたので、ベンチャーとの違いなのかなとは思いますけど、自分で考えて行動まで落として結果まで責任を持つことをやりがいだと感じられる人であればすごい楽しい環境だと思います。
人間関係は、年齢が近いので入社前に尾林さんに部活みたいな環境だといわれたんですけど、本当にそんな感じですね。従属関係はなくてキャプテンとチームメイトのような仕事のやり方ですね。そういった意味では会社にいくのは楽しいですね(笑)
社内コミュニケーションについて
林:まだ入社1か月なので開発メンバーと話す機会もそこまで多くないかもしれませんが、何か感じたりする部分はありますか。
吉川:会社全体の方針としてオープンなコミュニケーションを目指しているということを松下さんもおっしゃっていたので、普段からエンジニアと直接話したりする機会がない人でも、Slackの色々なチャンネルが公開されており、あの人がどんな人か、エンジニアの中で今何が起きているのかというのはSlackを見ればわかるというのはありがたいです。
例えば、ドリューが高速道路について話してたぞというのがわかっているから、それに関してはとりあえずドリューに聞いてみようみたいな。基本的にすぐ当たりがつくし、普段話してなくても遠い感じがしないのは、いい状態だと思っています。これからもっとオープンになったらいいと思うし、会社が大きくなっても続いてほしいと思ってます。新日鉄のときも、エンジニアと会話することのメリットはすごく感じていたけれども、新日鉄はコミュニケーションがクローズドだったので... 自分が今までエンジニアと会話することのメリットとか得られるものとかを知った上で、この会社に入ったので尚更メリットを実感することでもあります。
入社後の目標について
林:吉川さん自身、半年後、1年後、どうなっていたいか教えてもらえますか。
吉川:長期的には組織を作っていきたいと思ってますし、マネジメントレイヤーに上がっていきたいです。良いカルチャーは伸ばして、変えないといけないところは変えていく。それを現場の前線に立ちながらやっていきたいです。短期的なスパンだと半年のマイルストーンとして置いているのが、この業界を開拓したのは自分だというフィールドを作るということです。会社としては組織が大きくなっていく中で、誰でも営業ができるという標準化の方向に動いていかないといけないですが、今まで道ができていない業界を積極的に開拓していきたいなと思ってます。この新規開拓のノウハウを形にして、新しい業界を攻めるときにクリアしなきゃいけないハードルとかのファクターを洗い出し、少ない人材の中で確度の高いマーケットを優先的に切り開いていけるかコミットしたいと考えています。
林:なるほど。ありがとうございます。チャレンジできる環境が提供できていそうでよかったです。
吉川:成果が認められないかもしれないから、「よしな」にやろうという風土では全くないですね。目立てばいいという社風でもないし、お客さんを含めた全体最適というのを常に考えている社風の中で、どれだけ社会に貢献したいと思っているかというモチベーションとそこから出てくる成果っていうのを正当にというかバランスよく評価してくれる組織だと思ってます。
アウトプットしていく中で必要だと思えるポジションがあれば、そういったものを用意してもらえると信じてやっています。
愛知での住みやすさについて
林:プライベートでの息抜きはどんなことですか?
吉川:子供たちと公園にいくのが息抜きです。もともと大阪に住んでいるときも、東京に住んでるときに比べて自然も公園も多くていいなと思ってました。愛知に来るときに、いざとなればリモート勤務できる環境だと聞いていたし、ドア to ドアで45分くらいの郊外に思い切って家を構えてみました。今では、愛知に引っ越してきたのが正解だと思ってます。子供の遊ぶ環境もほんとに充実していて、大きい公園もたくさんあり、週末はお弁当作ってピクニックみたいに外で食べるみたいことができています。オンとオフの切り替えがしやすくなったと思っています。生活費も家賃とか大幅に下がりましたし(笑) 都会では、なかなか経験できないことを実現しやすい部分がありますね。
林:都会とは違い、自然と触れ合えるという部分が多いという点がよいですか。
吉川:そうですね。普段は名古屋で仕事しているとは思えないぐらい週末は自然と触れ合っていますね。今の家は窓開けたら目の前が山なので(笑) アウトドアライフと一定規模の都会生活が両立しているのは、一部の街でしか味わえないと思っていて、大阪も良かったですけど、愛知の方がバランスいいなと思いますね。
林:ビル群の中で過ごしているとビルの感じが抜けないですよね。
吉川:息詰まるというか・・・ こっちにきて実感したのが、子育て世代にすごく優しくて、子供の医療費無料というのはけっこうあるんですけど、子育て施設がすごく充実してます。毎週妻が小牧に来てよかったと言っています。無料で使える子供の施設が充実してて、英語の勉強も無料だったり。愛知県だけじゃないのかもしれないけど、自治体がこんなに子育てに手厚いってことあるんだって思いますね。
最後にこの記事を見た人へ一言ください。
吉川:もしうちの会社を考えてくれている人がいれば、ロジスティクスとかの経験がなくても大丈夫だよ。というのは伝えたいです。業界の知見がないから活躍できないことはなくて、今までのやり方を変えたり、構造を変えたり、これまでの延長線上ではなく、フラットな目線で技術の力で変えていきませんかという提案できる人がいいなと思っています。
林:実際にロジスティクス経験者自体は少ないですよね。
吉川:そうなんですよ。だからここまで成長できたという部分もあると思います。
林:お時間とって頂いてありがとうございました。