代表の松下がオプティマインドのエンジニアの実態を明らかにする連載です。4回目はプラットフォームチームの山口さんが登場です。オプティマインドでの業務内容から経歴、プライベートのお話をしていきます。
(写真はInfrastructureのIです)
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#2 量子コンピュータの研究者がオプティマインドで目指す世界
#5 Watercooler chat with a Front End Engineer
#7 GPSデータを使うデータサイエンティストはどんなことしてるの?
インフラエンジニアの面白さ
松下:普段はインフラエンジニアとして働いてくださっていますが、ずばりインフラエンジニアの面白さってなんですか。
山口:システムにおける基盤を全て自分で構築して、その上に流れるデータを掌握できるところですかね。
松下:なるほど。
山口:Loogiaというサービスを扱っているからこその面白さもありますね。あまり他社では例がないシステム要件を求められるのでどう工夫するのかがやりがいですね。
松下:具体的にはどういうところですか。
山口:リクエストごとに処理するオンライントランザクションと、リクエストをためて処理するバッチが混在しており、効率的な管理が難しいです。
松下:システムの効率的な管理、難しいですよね。クライアント様からのリクエストで難しいなって感じることもありますか。
山口:そうですね。Loogiaは巡回セールスマン問題という計算量が爆発的に増加する問題を計算しているためクライアント様からのリクエストを処理するために必要なマシンリソースが読めないことがあるので、兼ね合いが悩ましいです。
すぐに最適なルートを提案するためにしっかり計算ができるようにクラウドを用意しておきたいんですが、ずっとクラウドを借りておくのもコストがかかりますしね。
松下:レスポンスタイムとコストはトレードオフになってしまいますよね。
山口:そうなんですよね。そこは曜日や時間ごとのリクエスト数を観察しながら調整していきたいなと考えています。
今までのキャリア
松下:山口さんはすごくネットワークやサーバーなどITインフラに詳しいイメージがありますが、今までどのようなことをされてきましたか。
山口:情報処理系の専門学校を卒業した後に、不動産・アパート建築会社の社内SEとして物件データの変換システム作ったり、賃貸物件を検索するためのインフラを担当しました。その後に、ソフトウェア開発会社で様々なアプリ開発を経て、オプティマインドに入社しました。
松下:もしかして、モバイルアプリ開発とかもできたりしますか。
山口:自社の新規事業でテイクアウトアプリの企画から開発をしたことがあります。だけどやっぱりインフラが好きですね。
松下:そうだったんですね。コンピュータは小さい時から好きだったんですか。
山口:そんなこともないですよ。(笑)高校時代はコンビニバイトばっかりしてました。
松下:そうなんですか!何をきっかけにITに興味を持ったんですか。
山口:小泉政権の影響です。
松下:え。小泉政権!?(笑)
山口:はい。(笑)学生時代に小泉元首相が『これからはITの時代です!』って話してるのを見て、じゃあITやってみるかって感じです。
松下:政権がきっかけって人に初めて出会いました(笑)
プライベートでは
松下:プライベートのお話も聞いていきたいです。お子さんが2人いらっしゃるとのことで、すごくにぎやかそうですね。
山口:そうなんですよ。5歳と3歳の男の子なので、毎日激しいですね。(笑)
松下:怒ったりも結構するんですか。
山口:いや、あんまりしないですね。でも上の子が賢いってよく言われるので、隙あらばいつの間にか勉強しているという状態に誘導してます。(笑)
松下:エンジニアになってほしいなって思いますか。
山口:うーん。エンジニアに限らず、好きなことを伸ばしていってくれたらと思いますね。
松下:いいパパですね。一緒に遊んだりもするんですか。
山口:そうですね。遊んでいる時に子どもを抱っこしてたら重たいなって思って、筋トレを始めました。最近は過剰なトレーニングは行っておらず、健康のために体脂肪率を減らしたり、適切な血中アミノ酸濃度を保つ事を意識してます。
松下:筋トレですか!健康のためにっていうと、僕も野菜から食べるようにはしてますね。小2のときに親にそう言われて。(笑)
山口:いいですね。(笑)GI値的には豆を食べてからお肉を食べるといいらしいですよ。
松下:さすが詳しいですね。(笑)他にも趣味とかありますか。
山口:ゲーム好きですね。RPGとかFPSとか、あと音ゲーにも一時期はまりました。
松下:ゲーム好きな人この会社多いですよね。楽しそうだなと見ています。
オプティマインドのイメージ
松下:山口さんはオプティマインドにどんなイメージを持っていますか。
山口:アカデミックな人が集まっているイメージがあります。それぞれの専門を持ち寄って、活用しています。
松下:ありがとうございます。現在、山口さんが感じている課題はありますか。
山口:情報の共有ですね。マネジャーに情報とタスクが集まりすぎているので、ミドルマネジャー置いてもいいのかなって思います。
インフラとしては、サービスの冗長化も1つの課題かと思っております。遠隔地に2つリソースを用意しておくことで1つがダウンしても大丈夫なよう備えるなど。
松下:日本に例えると、東京と大阪みたいな感じですか。
山口:そうですね。ただ、リソースを複数用意するということは、管理が複雑になるということなので、安定させるっていう点と複雑さや工数が増える点とのバランスも考えていかないとですね。
松下:ありがとうございます。良いインフラを作っていく上で情報収集とかも結構大事ですよね。山口さんは普段どのようなキャッチアップしてますか。
山口:AWSのブログや、海外のエンジニアが書いた記事を見たりしてます。
松下:そんなのあるんですね。最近面白かったものとかありますか。
山口:クラウドサービスで、リクエストの経路が視覚的に分かる仕組みの記事ですかね。複雑なインフラでも、可視化することで詳しくない人でもわかるようにすることができます。
松下:メリットとしては問題がすぐに発見できたりとかですか。
山口:そうですね、観測性は高まると思います。Loogiaに例えると、動態管理だったり、走行軌跡の確認のようなものです。
最後に
松下:最後に、オプティマインドのインフラエンジニアにはどんな人が合うと思うか聞かせてください。
山口:最先端を追求する意欲のある人、ですかね。新しいものを取り入れながら、開発負荷を減らそうと努力できることが大切だと思います。温故知新って言葉がぴったりかなと。
松下:洗練された新しい考え方って大切ですよね。性格的にはどんな人が合いそうですか。
山口:性格は細かい人が合うかもしれないですね。僕もプライベートでも結構綺麗好きなので。子どもがいるのですぐ散らかっちゃいますけど(笑)
松下:インフラエンジニアってプレッシャーも結構大きいと思うんですけど、そこについてはどうですか。
山口:日本郵便様のような大企業のお客様にもご利用いただいているので、プレッシャーは大きいですね。人為的なミスをゼロにするのは難しいですが、最低限再発しないような仕組みを作ることは取り組んでいます。
松下:有難うございます、これからも一緒に頑張っていきましょう!