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ITエンジニアは知識がないと職務が遂行できない専門職
ITエンジニアは知識がないと職務が遂行できない専門職です。高い専門性が求められるエンジニアを目指すなら、ITのスペシャリストにいつかはなってみたいと考える方も多いはず。弊社オープンアップITエンジニアではITのスペシャリストを育成するために研修を実施しています。研修を受けると将来どんな職種に就けてるのか、また、資格や給与の可能性についても見ていきます。
ITのスペシャリストってどんな人?
ITスペシャリストは、ITスキル標準(ITSS)によると「プラットフォーム」「ネットワーク」「データベース」「アプリケーション共通基盤」「システム管理」「セキュリティ」といった6つの専門分野のいずれかで、レベル3(独立して仕事ができる中堅人材レベル)以上である人と定義しています。
しかし、ITSSの定義に限らず、ITが多様化している中で、幅広い分野を一人でサポートするのは難しいので、分野ごとに専門化しており、それぞれの分野でさらに細かく仕事内容を見ていく必要があります。
それぞれの分野でどんな仕事をしているのか見ていきましょう。
1.プラットフォーム
プラットフォームとは、簡潔に言うと「システムの土台」です。詳しく説明すると、コンピュータシステムの基礎的な部分のことで、ハードウェアやその機種、OSなどのシステムプログラムなどです。ExcelやWordなどを使用する際のPC本体やWindows、携帯端末でアプリを使うときはiPhonやiOS、スマホやAndroidなどが該当します。
システムやソフトウェアが正しく動作するためにプラットフォームが必要不可ですが、いろんな機種や種類があります。プラットフォームエンジニアは、それぞれの特性を見極めて、プラットフォームの策定・設計・構築・導入を行い、システムリリース後には運用に携わります。
Windowsやmac OS、LinuxなどのOSをはじめ、データベース管理サーバ、Webサーバ、アプリケーションサーバなどのミドルウェアのプラットフォームについても障害・性能管理まで行います。
Linux技術者認定、基本情報技術者試験、オラクルマスター(GOLD以上)等の資格を持っていると業務にも活かされるでしょう。
2.ネットワーク
ネットワークを一言で表現すると、複数のPC同士を接続する方法の事を差します。接続する方法については様々あり、有線、無線、インターネット、イントラネット等があります。
ネットワークエンジニアのお仕事は、社内ネットワークのLANなども含め、ネットワーク全体の設計・構築・導入および運用を行います。 また、障害対応などの業務にも携わります。
ネットワークの設計では、クライアントから要望をヒアリングし、どのようなITインフラを作成するかを要件定義します。その要件定義をもとに、実現するためにはどの機器を用いて、どのような構成および設定値にするかなどを決定していきます。設計書に基づいて機材を調達し、電源効率、排熱効率、ネットワークケーブルの配線など考えながら設置する物理セットアップから電源管理などを行うネットワーク構築を行います。
ネットワーク導入後は、稼働しているシステムやサービスを24時間365日しっかり管理し、メンテナンスや障害時の復旧作業等、運用保守の業務を行います。
Cisco技術者認定、ネットワークスペシャリスト等の資格を持っていると業務に活かされるでしょう。
3.データベース
データベースは「整理整頓されたデータの集まり」です。コンピューター上で管理するデータのことを指します。また、コンピュータ上でデータベースを管理するシステム(DBMS:Database Management System)のことや、そのシステム上で扱うデータ群のことを、単に「データベース」と呼ぶ場合もあります。OracleデータベースやSQLサーバは代表的なDBMSです。
データベースで膨大なデータを整理して管理しておけば、必要な時に必要な情報をスピーディに取得できます。
アプリケーションのデータを管理するデータベースの設計・構築をはじめ、テスト計画の作成、性能・障害管理を行います。
データベースエンジニアは、必要な情報を使いやすく保存しておくための「表」や「項目」にどんなものを用意すればいいのか、それぞれの表をどうやって結合するのかといった定義を設計したり、実際の運用が始まったらどのくらいのデータを保存する必要があり、どのくらいの容量のサーバを用意する必要があるのかといった計算を行ったりしています。
その設計書を基に構築し、運用作業の際にはSQLを書いたり、データベースを管理していきます。
オラクルマスター(GOLD以上)やデータベーススペシャリストの資格を持っていると業務に活かせるでしょう。
4.アプリケーション共通基盤
ユーザーの要望や業務改善に向けてシステムを作る際に、用途に合わせたプラットフォームやネットワーク、サーバなどのITインフラを選定して行くのですが、スピード重視なのか、容量重視なのかなどどこに重きを置くかによって使う機材やシステムが変わってきます。そのため、重視するポイントに合わせたプラットフォームを選定し、それに合わせて継続的に使いやすいインフラ整備に向けて要件定義をし、アプリケーションが開発できる環境の構築やソフトウェアの動作効率を良くする開発ツールの導入などを行います。
広くITインフラの知識がとても重要になっていきますので、上記の資格の他にもITインフラの知識としてAWS認定やGOOGLE CLOUD CERTIFIED、Microsoft Azure認定の資格があると業務に活かせるでしょう。
5.システム管理
システムを運用する上でのネットワークを設計・構築~運用・管理・保守することです。日々の生活や仕事で欠かせないシステムが不具合で止まってしまったら重大な事故につながってしまうリスクがあります。
そうならないように、システム管理のお仕事では、システム全体が円滑に使用できるように設計・構築するだけでなく、導入後の管理を継続していくため運用方法についても設計し、それに倣って運用していきます。システム全体に関わる関係上、ハードウェア、ソフトウェア、アプリケーションなどのシステム運用にも広く携わります。
社内でパソコンが何台使われているか、ネットワーク機器の配置、ソフトウェアの種類やバージョン、セキュリティは…など多くのことを把握し、不具合が起きないような設計が求められます。
ITサービスマネージャーの資格があると業務に活かせるでしょう。
6.セキュリティ
ITの普及によりさまざまな業務の効率が向上する一方で、秘密情報や個人情報の漏えいやサイバー攻撃など、これまでにはない多様なトラブルが発生するリスクも高まっており、情報セキュリティはとても重要です。
セキュリティエンジニアはサーバー攻撃による個人情報漏洩などの情報流出を防ぐセキュリティに配慮したシステム設計や構築、システム運用、サイバー攻撃を未然に防ぐための調査や改善などを行います。
クライアントの要件を集積して分析し、現場スタッフと連携して各部門の組織体系や技術面におけるセキュリティ弱点を把握、必要なセキュリティシステムの提案します。その後、ネットワークや機器、運用形態を把握した上でセキュリティに配慮したシステム設計を行い、構築していきます。Webアプリケーションの脆弱性の種類は多岐にわたり、対処法もさまざまなので、テスト行い潜在的な脆弱性を見つけたり、ソースコードのチェックを行ったりもします。
運用時には市場の情報を常に収集してセキュリティアップデートすることや実際にネットからの攻撃があった際の事故対応、継続的に不正侵入調査を行いサイバー攻撃に備え、対処していきます。
情報処理安全確保支援士の資格があると業務に活かせるでしょう。
ITスペシャリストになるには?
ITスペシャリスは、特定分野の深い技術知識を持ち、新しい製品や技術の適用で起きるさまざまな問題に対する解決能力はもちろん、社内外と連携を取りながらのお仕事ですので、円滑に仕事を進めるコミュニケーションのスキルが必要です。また、よりハイレベルのITスペシャリストとなると、実際のプロジェクトにおいて他の専門分野のチームやメンバーを含めてリーダを務める必要が出てくるので、他の分野の知識も上げていく必要が出てくるでしょう。
ITエンジニアの年収は約300万~700万円が多いといわれていますが、スキルを上げて上流工程に行けば行くほど給与も高くなり、年収1000万越えも夢じゃありません!市場価値もどんどん上がりますし、せっかくITエンジニアになるんだったらITスペシャリストとして仕事をしたいですよね!
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研修では、あえてエラー起こしてトラブル対応するなどの演習もあり、実務経験数年分相当の知識が身につきます。IT未経験でありながらITスペシャリスト研修を受講して、最初の配属先から中級エンジニアの行う構築業務に就いて、早くもITスペシャリストの道に近づいている先輩もいます。
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