中嶋です。
オンヨミのことを知ってもらうために、前回から日々の業務内容を紹介しています。
2回目の今回は「プロモーション」に関して紹介したいと思います。
■枠にとらわれないオンヨミのプロモーション
ひとくちにプロモーションと言っても、
・限定コラボ商品の企画
・Web動画のプランニング、制作ディレクション
・PRコンテンツの企画・制作
など、様々な企画を実施してきました。なぜかと言うと、
・新商品を発売するタイミングで話題化したい
・ロングセラー商品の離れていった昔の顧客を再度獲得したい
・商品のまだ知られていない特徴を広めたい
など、クライアント企業や商材によって、課題やプロモーション目的が異なるからです。
プロジェクトの目的に合わせて、ゼロベースでベストな施策を実施するために、特定の手法にとらわれずアイディアを出します。
クライアントからは、常に新しい企画が求められるため、日々のインプットが欠かせません。
■toC商品、サービスのプロモーション に強いオンヨミ
前回の投稿でも紹介しましたが、オンヨミのプロモーション実績は食品関連のプロジェクトが多いのが特徴です。
一つ具体的な事例を紹介します。
昨年、ハナマルキの「液体塩こうじ」という、全国のスーパーでも販売されている調味料のプロモーション企画を担当しました。(僕も普段から料理を作る際愛用しています)
「液体塩こうじ」は、塩こうじを絞って液体にした調味料です。
一般的な塩こうじと比べて、液体だからこその使い易さ(料理に馴染みやすい)が特徴で
・肉や魚の下味以外にも、イタリアンやフレンチのソースに使って簡単にうま味が出せたり
・スイーツに使うと甘さが引き立つなど様々な使い方ができる
というのが売りの、製法の特許を取得している独自性の強い商品です。
しかし「塩こうじ」はみなさんご存知の通り、数年前にブームを巻き起こした調味料です。
「液体塩こうじ」は確かにオリジナリティの高い商品ですが、発売から数年が経過しています。メディアは日々新しい情報を求めるため、「液体塩こうじ」がニュースとして取り上げられるハードルが非常に高くなっているというPR課題がありました。
そのため、メディアに掲載させるためには、新たにメディアフックを作る必要がありました。
また、今回はプロモーションを仕掛けるタイミングが夏ということもあり、商品特徴を活かしつつ、季節を意識したクリエイティブを企画、実施しました。
上記を踏まえ企画の趣旨をまとめると
■クライアント課題
・メディアが「液体塩こうじ」を取り上げる理由がない
-販売から数年経過しており商品の新規性がない
-塩こうじブームから数年経過しているため、商品ジャンルとして話題性がない
-スーパーで売っている調味料のため、画が少ない
■解決策
・新商品を出すことで、メディアが取り上げやすくなる
→路面店をオープンしたり、既存の店舗とコラボをして、新商品を販売する
・夏向け商品とすることで、メディアが季節的に取り上げやすくなる
→実施時期が夏だったため、季節要素を取り入れメディアフックを強める
・店舗では「塩こうじ」を全面に押し出た「ポスター」 とカップ用「スリーブ」を用意し
画要素を強める
→単に商品を販売するだけではなく、POPもオリジナルでデザイン、作成する
具体的な内容としては、「ブオン・アモーレ」という都内を中心に展開する砂糖不使用ジェラート専門店とコラボして、「液体塩こうじ」を使ったオリジナルのジェラートを開発、期間限定で販売し、
・意外な組み合わせが絶妙な味わいに!?「和風調味料アイス」が人気
・猛暑の中、熱中症対策に塩こうじジェラート
といった文脈でメディアに提案することにしました。
また、企画を提案するだけでなく、実際に販売するところも実行します。
いわゆる、川上から川下まで一気通貫で担当できるのも仕事の面白さだと思います。
具体的に実施した内容としては
・コラボ先ジェラート店のリサーチから交渉
・コラボジェラートのメニュー開発
・キャンペーンサイトの作成
・オリジナルのコラボジェラート用のカップデザイン
・店頭用のポスター作成
・プレスリリース作成、メディアアプローチ、取材立会
商品を提供するカップはインスタ映えするよう、オリジナルのキャラクターをデザインするなど、
クリエイティブにもこだわり、工夫してアイディアを出すのもオンヨミ流です。
また、今回のメディア掲載の結果としてはTBS 『Nスタ』といった情報番組を始め、『産経新聞』や『ウォーカープラス』や『Fashion Press』を始めとしたWEBメディア、計49媒体のメディアで取り上げられました。
プロジェクトによって準備期間は様々ですが、リサーチの段階から含めるとローンチまで3ヶ月ほどのスケジュールで進行します。
その期間はクライアントはじめ制作会社さんやデザイナーさんなど様々な人と、幾度となく調整が入るため、交渉力、さらにはスケジュール通り準備を進めるなどプロジェクトマネジメント力が求められます。
■オンヨミでは若手でもプロモーションの企画が可能
一般的にプロモーションの企画は、大手の代理店だと一部の部署でしか担当できず、配属されても経験が浅い人だと自ら考えた企画をクライアントに提案するのは、難しいのではないでしょうか?
オンヨミは少人数の会社で、全員で全ての業務に携わっているため、プロモーションに関しても入社してすぐアイディアを提案可能です。良い企画であれば、年次や経験に関係なく、自分のアイディアが採用されるチャンスがあります!
オンヨミでは現在社員を募集中です。
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プロモーション領域の川上から川下まで、一気通貫で関わりたい方にはぴったりな環境だと思います。
今回紹介したハナマルキ以外にも面白い事例がありますので、興味があればぜひ気軽に話を聞きに来てください!