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【現役東大生が起業】学習塾STRUX 塾長の想い

(インタビュアー)
まず最初に、この塾を立ち上げた理由についてお聞きしてもよろしいでしょうか。



(綱島塾長)

STRUX立ち上げの経緯

そもそもこのSTRUXという塾は「RIZAPの大学受験バージョン」みたいな感じで、生徒さんにトレーナーをつけて、そのトレーナーが学習計画や管理を行う、といった形をとっています。かなり新しいスタイルの塾だと思っています。

なぜこういった形の塾を開こうと思ったかというと、これは僕の体験から来ているんですが、僕は受験を戦略で乗り切ったタイプだったんですね。勉強のやり方の本やビジネス書なんかを読んで、受験ってこういうふうに全体像をつかんだ方がいいんだな、とか、こういう戦略を立てると無駄なくやれるんだな、というようなことを研究しながらやってきました。


第一志望校の合格最低点も知らず勉強する友達に疑問

でも翻ってみると、当時周りにいた高校の友達はあまり何も考えずに勉強していたようなんですよね。第一志望校のテストの配点も知らなければ合格最低点も知らない、とりあえず学校の先生に言われたことを頑張る、おすすめされた参考書を一生懸命やってみる、みたいな。全体戦略があってその上で今を頑張ってるんじゃなくて、ただ盲目的に目の前のことに取り組んでる、という印象でした。これはマズいな、と高校生ながらに思っていたんですよ。


東大生のほとんどは自分と似た勉強方法

で、さらに大学に入って東大生とかと話してみると、僕と似たような考え方で大学受験を乗り越えて来た人たちが大半だったんですよね。たとえば、東大は入試で6割の点数が取れれば合格できるんですけど、その試験において一番偉いのは満点が取れる人じゃなくて6割ぴったりを取れる人。なぜってそれが無駄なく最も効率よく勉強できたということじゃないですか。でも他大の人と話してみると、あんまりそういう考え方をしている人って多くない。だったらこういった戦略性を受験生に伝えるっていうのは価値があることなんじゃないかな、と思って作ったのがこの塾なんです。


(インタビュアー)
戦略性を伝える、というだけであれば、よくあるバイトのように塾講師をするといった手もあったと思いますが、なぜ起業という選択を?



(綱島塾長)

既存の教育システムを塗り替えるべく起業


僕が思うに、今の教育業界って本気じゃないんです。進化してない。その中で新しいことをやるのなら、自分でハコから作った方がやりやすいんじゃないのかな、と考えました。

僕も実は一年間だけ予備校でバイトしてたんですけど、そこでよく聞いたのが「なんであの生徒はこれがわからないんだろう」という話でした。これこれこういう頭の使い方ができないから、この教科が伸びないんだと。ずっと「いや、そこをわかるようにしてあげるのがお前の仕事だろ」と思ってました(苦笑)。なので、あえて起業という選択をしました。


理想と現実とのギャップ

ただ、実際に事業として立ち上げてみると思い通りにいかないことも多かったです。

計画を立てても生徒がやってこない、という壁が大きかったですね。僕たちは最初、戦略があれば上手くいく、それを立ててあげるのが自分たちの価値だ、というところから入っていたので、今のように毎日の勉強を生徒に報告させたりとか模試の点数を管理したりとか、っていう機能は当初なかったんです。

でも計画を立ててあげるだけだと、なかなか皆さんやってこない。僕なんかは「計画があって目標が見えてたら当然やるでしょ」っていう考え方だったんですが、そうじゃない人がこれだけいるんだな、ということを痛感しました。

現在は上にあげたような管理体制を導入したほか、これまで週一だった授業を週二に増やす計画も進めるなどして、「どうやって生徒にやるべきことをこなさせるか」に注力しています。


(インタビュアー)
今後の塾の展望として、向こう一年間のプランなどはありますか?


生徒の学習地頭力を伸ばせるシステム開発に尽力

生徒のやる気を引き出す、という課題についてはやりきったと思っているので、今は「学習トレーニング」というものに力を入れています。これは勉強の効率に対してアプローチするもので、学習を構成する要素である「戦略」「時間(やる気)」「効率」「地頭」のうち後者二つを伸ばすのが目的です。

同じ勉強をやっていても、頭のいい人が注目する所とそうでない人が注目する所は違っていることが多くて、この不一致をなくすために「頭の使い方を矯正する」といったようなことをやっています。最終的には戦略も時間も効率も、地頭ですら生徒に足りないのは僕らの責任だ、と言えるくらいのサービスを作りたいですね。

あとは、今のSTRUXの指導は講師個々人の力量に頼ってしまっている部分が大きいんですが、このままだと事業を拡大していく過程でトレーナーの質が前後してしまうので、今後も一定の質を保つために我々が今持っているノウハウを全部テキストに落とし込んでしまおう、という構想を練っています。それに従えば常に一定レベルの指導が期待できますし、今後さらにいいものを作る上でも叩き台になるものは必要ですから。言うなればSTRUXメソッドですね。


(インタビュアー)
そういえば、講師も募集されているんですよね。せっかくなので最後に、この塾で働くからこそ得られる、といったものがあればぜひ教えてください。


(綱島塾長)

ユーザーファーストな考え方で運営


この塾は業界の中でもかなりユーザーファーストな考え方に特化していると思っています。他の客商売などでは常識的な視点ですけど、先生という立場になると考え方が自分本位になりがちなので、そうじゃなくてまずお客様の問題解決を最優先するんだ、という理念がここの底流にはあります。もちろんインターン生の皆さんにも、そのことについて考えて、発信してもらいたい。実際、今やっている学習トレーニングも僕が考えたものはほとんどなく、多くは現場のインターン生の提案からできあがっているものです。お客様の問題を解決するためにはどうしなければいけないのかを考えて、それをさらに塾のコンテンツという限られたスペースに落とし込む、そういった経験はここでしか得られないのではないかなと思いますね。

それに、かなりオープンなスタイルなので会社の経営方針などはほぼ全てインターン生にも公開しています。なので、自分のやった仕事がどのように社会に還元されるかまで体感することができます。


(インタビュアー)
実際に自分のした仕事がお客さんに還元されるところまで経験できるのは貴重ですね。ありがとうございます!

株式会社ONERでは一緒に働く仲間を募集しています

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