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【oh庭yaのおしごとファイル vol.1】剪定(せんてい)って、何??

今回から、oh庭yaの仕事内容を説明する「oh庭yaのおしごとファイル」をスタートします!
「植木屋」とか「庭師」とか「造園」とか、そんな風に呼ばれる私たちの仕事は、あまり認知度が高いわけでもないので、具体的にどんな仕事をしているのか、イメージがしづらい領域。そのため、この場を通して少しでも私たちの仕事のリアルなイメージが伝われば・・・と考えています。

第1回の今日は、

「剪定(せんてい)」

についてご紹介します。

■剪定(剪定)とは?
木の枝を切り、形を整えたり、風通しを良くするお手入れ方法です。


■剪定の目的
①庭木の正常な成長を促す。
②樹形を美しく整える。好みの樹形に仕立てる。
③老化した木を若返らせる。
④ 枝枯れや病害虫を防ぐ。

植物は、根と地上に出ている茎葉や枝のバランスがとても大切です。一般的には、枝葉と根の広がりが同等なバランスが良いとされています。ですから、剪定をすることで、地上の枝葉と地中の根とののバランスを合わせてあげることで、その生長をサポートします。

最近では、お手入れせずに庭木を放っておいた結果、縦横に成長し、ご近所トラブルの一因になる事も多々あるようで、トラブルになってからのご相談も頂くことがあります。 ご相談いただく内容として最も多いのは、「枝葉が隣の敷地に出てしまった」「木が大きくなりすぎて落ち葉が隣に入ってしまう」というものです。

(「ご近所にはみ出す」だけでなく、「ミラーに枝がかかる」なんてトラブルもあったりします。)

どちらも普段からの定期的なお手入れで未然に防げる内容ですので、木を良い状態に保ち、トラブルも防いでご近所とも良い関係を保ちたいですね。

■剪定の種類
①間引き剪定
枝葉が込み合ってしまったときに、日当たりや風通しをよくするために、不要な枝をその根元から切り除くお手入れのことをいいます。ポイントは、枝の付け根から切り捨てることで、枝元が残らないように注意します。
②切り戻し剪定
樹形を小さくしたり、一定の大きさを保つために、伸びすぎた枝を切り戻すお手入れのことをいいます。大きく伸びすぎた枝を小さくする場合、強い枝に集まる樹勢を、弱い枝に切り替えていきます。そのため、弱い枝を残し、強く伸びた枝を切り捨てます。ポイントは、枝の分岐点で行うことで、弱い枝を活かし、自然な枝ぶりを崩さないようにすることです。
③切り詰め剪定
間引き、切り戻しの後に、姿を整えるために切りそろえる作業をいいます。これは剪定作業の仕上げ部分ですから、木によって行わなくてすむものもあります。例えば、自然樹形で育てるものは、できるだけ切り詰めは避けたほうが良いです。
ポイントはどの方向に枝を出させるかということです。そのとき、切り口を目立たせないために、視線より下にある枝は、切り口が下に向くように、視線より上にある枝は、切り口が上に向けるように切るとよいです。
ちなみに、人口形に仕立てる物(トピアリーなども含まれますね)や刈込みでのお手入れは、この切り詰め作業にウエイトがかかります。

また、強剪定、弱剪定(軽剪定)というような表現をすることもあります。
強剪定は、太い枝を短く切りつめたり、多くの枝や芽を切り落とすような剪定のことをいい、弱剪定(軽剪定)は、元の樹形を大きく崩さず、芽を残して枝先を剪定することをいいます。

(こちらは、割と強めの剪定ですね。)

「お庭」という限られたスペースで植物を育てるには、適切なお手入れが必要で、その基本になるのが剪定です。剪定にもいくつかの種類がありますし、樹種によって剪定の方法が変わったりもします。

今日はここまで!次回は「刈込」についてご紹介します!

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