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日本の金融業界からバングラディシュへ!自分のミッションの見つけ方とは?〜社内インタビューvol.3〜

こんにちは

株式会社オーシャナイズ 学生インターンのhinatoです!

さぁやって参りました Oh!社内インタビュー 第3弾

一緒に働く仲間として、どのような想いを持って働いているのか気になる。。。

まだろくに仕事もできない学生インターンである僕が、仕事を好きになるために、そして仲間を集めるために始めたこの企画は、きっとオープンな風土をもたらしてくれるのではないか!?

そんな狙いでやってます!今回は待望の 〜社員編〜 です♪

運命のような必然のような出会い

  hinato: こんにちは!

inadaさん: こんにちは〜。こうしてちゃんと話すの初めてだよね。

  hinato: そうですね〜!前からバングラディシュの話聞きたかったです!

inadaさん: バングラディシュは楽しいよ〜。

  hinato: 楽しそうです!!そもそもいつ頃からオーシャナイズにjoinされたのですか?

inadaさん: 私はずっとバングラディシュで働いていたのだけれど、今年の2月にたまたま出先でオーシャナイズの社員さんと出会ったんです。、その時はちょうど運命のような感じがしましたね。

  hinato: 運命!?それは興味深い。。。

inadaさん: そう、運命のよう。。。

だんだんと惹かれていく

稲田さんはもともと、日本銀行で働いていたそうですが、中学時代からキリスト系の学校に通っていたことから将来は不利な立場にある人たちの役にたちたいという想いで、アジア地域のNGOで働き始めたそうです。

  hinato: オーシャナイズにくる前はどんなことをしていましたか?

inadaさん: 元々は会計が好きで、日本銀行で働いていました。金融業界分析という一部の技能をとことん磨いていたんですが、29歳くらいになったところで大きな転機がやってきて。。。あ、もっと遡ると、大学生の時に障がい者支援やNGOの国境なき医師団のボランティアをしていました。中高生の時にキリスト教の学校に通っていて、自然と「不利な立場の人を思いやりましょう」というミッションに惹かれていたんですよ〜。

  hinato: へ〜そんなことをされていたのですね!そこから金融の世界に入ろうとしたのはなぜですか?

inadaさん: 就活前に考えていたのも途上国の支援につなげる活動だったんですが、NGOは私みたいな若い新卒を育ててる余裕はなく、即戦力を求めているな、と思ったんです。そこで、ある程度ノウハウを磨いてからにしようと思い、金融業界に就職しました。

      でも、そこで得たノウハウは、経理会計という部分最適のためのもので、途上国支援のことだったり、社会的活動だったりとはあんまり接点がなかった、、、というか皆無だったんです。そして、29歳の時まで6年くらい経験してから、ビジネスコンサルとして楽天事業部に転職しました。

  hinato: (ふむふむ、すごく思い切りの良い選択だなぁ!!かっこいい)

inadaさん: その後、イギリスの大学で開発学を2年間学んで、国連に行こうかJICAに行こうか〜と悩んで、結局、BRACという世界で一番大きなNGOに入り、バングラディシュにいくことにしました。

  hinato: そこでバングラディシュに繋がるんですね〜!

inadaさん: そうなの。

  hinato: BRACはどんなNGOなのですか?

inadaさん: BRACは、貧困を削減するためにあらゆる開発分野で活動する国際的なNGOです。金融、教育、ジェンダー、保健、農業と色々ある中で、私はたまたま農業部門のタネを売っている部署に配属されました。
      実はBRACは非営利部門と営利部門とに別れていて、そこで私はお金周りの経営を担当してました。良いタネには出費を惜しまないので、そこでビジネスとして収支を合わせていました。

      「いかに効率よくお金を集めて、いかに効率よく投資するか。」余剰を投資するという合理性が持続的な支援を可能にしているんです。とはいえ超営利というわけではないので、農民へのコンサルなんかもしていました。

転機再び

  hinato: 稲田さんがそうおっしゃると説得力がありますね!

inadaさん: 文字を書けない人がお金を借りれて経済活動が生まれていくというのは、「借りれた」からですよね。でも、もちろん返済リスクを考えずに借りると破綻してしまうから、そこはしっかりと向き合わなくちゃね。

  hinato: オーシャナイズに出会ったのもその頃ですか?

inadaさん: そうね。ちょうどBRACKでいろんなプロジェクトを動かしていた時に、バングラディシュの二大政党の対立から治安が悪くなってしまって、なかなか投資するのが難しくなってしまったので、国を変えようかと迷っていたんですよ。

      それでも、求人サイトを見ていたら、フランジアというオフショア開発のグローバル企業のバングラディシュ拠点が見つかって、今までの経験が生かせるのと、政府もITに力を入れているということで働くことにしました。

  hinato: そんな情勢でも続けるのはすごいことですね!フランジアではどんなことを??

inadaさん: バングラディシュの人材を育成していました。でも、当時のフランジアはベトナムに注力していて、後発のバングラやフィリピンには日本人の供給が間に合っていなくて。。。いくら高い志を持っていても難しい状況だったのね。

      そんな時に、たまたま出先のお店でオーシャナイズのkojiさん(経営企画室)やshinさん(開発・フリーランス)と出会って話していたら、不思議とミッションと活動エリアがピタッとはまった気がしたの。彼らもバングラディシュでオフショア開発をしていて、もっと人材育成を強化していこうとしていたみたい。

ミッションに従うということ

稲田さんがずっと思い描いていた 開発 というミッション。そしてオーシャナイズの 社会課題を解決する というミッション。二つのミッションと、バングラディシュという活動エリアがピタッと重なったのは本当に偶然というか運命というか、不思議な成り行きです。地域ごとの経済格差や情報格差が生んでしまう搾取構造を解決したいという稲田さん。金融だけでなく、人事政策や経営全般の知識経験を持ってして、今後はどのような活動をしようとしているのでしょうか。

  hinato: これからはどのようなことをされていくのでしょうか?

inadaさん: いまは人材の育成にすごく興味があって、みんなに同じポテンシャルがあると思っています。それでも経済環境や教育機会、成熟度合によって情報格差が生まれてしまう。だから、そのギャップを埋めることで、もともとの能力が発揮されるようにしたいです。

      アプローチ方法は2つ。一つ目は、エンジニアを育てること。日本の技術をどんどん移転していき、また、日本のプロジェクトの高い要件に見合った成果を追うことで成長が得られます。二つ目はバングラから日本に移住した後の支援です。彼らに住まいを提供したい。

  hinato: ちょうどオーシャナイズもこれからシェアハウス事業に取り掛かりますものね!

inadaさん: そうそう。あとね、現地で技術移転の強力なサポーターも現れたの!IoT研修をしたり、日本語を教えたりしている企業の方。

      人材バンクのプラットフォームを強化して、ジョブマッチングに繋げていきたい。たくさんあるツールを利用して、世界でどんどん活躍してほしい。

希望と現実

  hinato: 今後の展開に向けて、いま必要なことや困っていることはありますか?

inadaさん: やはり簡単ではないです。オーシャナイズも支部を置いているベトナムでは、日本に移住することが夢だったり、日本語ができるという強みを持っているけれど、バングラにはそういった風土がまだない。また、日本人は日本人でクローズドな関係を好むので、両サイドからの努力が必要ですよね。

  hinato: 逆に、生かしていきたいオーシャナイズの強みって何でしょうか?

inadaさん: ノウハウです。13年間やってきたアプリケーション開発のノウハウだったり、人を動かすノウハウだったり。また、アセットとしてオーシャナイズ仕様のエンジニアがいること自体に価値があると思います。

      ただやっぱり、日本人ならすぐわかるようなスペースや色の違いに気づかなかったり、美的センスの部分がまだまだ課題です。美術館にいくような機会がなくて。日本人の繊細さを持った学生さんがいるだけでもありがたいですね。

  hinato: 学生インターン!Wantedlyでも募集されていますね。どんな人がいったら、いいと思いますか?

inadaさん: 私を除いて全員エンジニアなので、教育に興味のある人や、学生を動かすこと、ビジネスに興味のある人がいいですね。もちろん、エンジニアも募集中です!

バングラディシュの魅力

  hinato: もし日本人学生がバングラディシュにいったら、どんなことが魅力に感じると思いますか?

inadaさん: うーん、上昇志向に触れられることですかね。給料が少ない・実家が農家 となると、家族の面倒を自分でみるという気概があったりして、そんな人たちがたくさんいるバングラは「来年は今年よりもよくなるだろう」という意欲の塊です。経済成長率も年7%を誇っていて、みんながとても明るいんです。日本にいた私からすると、こんな希望って世界にあったの? というくらいに。

  hinato: ふむふむ!楽しそう!

inadaさん: あとは自分の置かれている環境に感謝すべきことに気付かせてくれます。日本人はモラルが高いけれど、バングラディシュ人は躾が少ないとも気づく。

      社会課題もわんさかあるから、誰かの役に立ちたい人たち向けかな。

  hinato: 僕も含め、誰かの役に立ちたいと思っている学生はたくさんいると思うんですが、どうも何をするべきかわからなかったり、逆に手を出しすぎてだんだんと疲れてしまったりすると思っているのですが、そんな僕らにアドバイスはありますか?笑

inadaさん: あんまり考えすぎず、いかに自然にやるか、だと思います。役に立つことが目的化しちゃうと重荷になってしまうから、誰かに言われてやるのではなく、自分からくる自然な欲求に任せてみる。その積み重ねがやがて人の役に立つのではないでしょうか。

働く場所を探すコツ

  hinato: 最後に、インターンを探している学生さんたちに向けて、何かメッセージがありましたら教えてください!

inadaさん: やはり個人のミッションと会社のミッションが一致していることを大事にしてほしいですね。ミッションドリブンの生き方。

      私の場合は気づいたらミッションというものがあって、色々な経験をしているうちに自分の芯というものが別のところにあるとわかって。。。そして、29歳の時に、1人になって一度全てを忘れようとしました。ずっと考えていた結果、ベトナムでのボランティアのことを思い出して、そういう方向の仕事をしたいなと改めて思い至りました。

      わからなくなったら、静かに自分の心と向き合うようにしてほしいですね。私も瞑想というか、マインドマップを書いたりして、今の仕事は置いておいて将来的に何をしたいかを考える時間をとっています。そして、そこで発散したものをしっかりと今の活動の将来に結びつける。アウトプットして行かなくっちゃね。

  hinato: ミッションドリブン、素敵ですね!ありがとうございます!!僕もアウトプットの質・量ともに高めていきたいと思います。


編集後記:僕自身がオーシャナイズに入ったのが4月。同じくらいに稲田さんも入ったみたいで、どんな経緯で入ったのかとても気になっていました。まさか、こんなにも偶然の連続が起きているのかと素直に驚きつつ、今後のバングラディシュでの人材育成事業の展開が楽しみでなりません。高校生の時から国際開発に興味を持っていたのは実は僕も同じで、稲田さんの想いにとても共感しました。彼女のような想いや情熱を持った方々がたくさんいるオーシャナイズが、これからどんどん大きくなって、ビジネスからの社会課題解決アプローチをする学生が増えていったらいいなと思いました。今後も社員インタビューを通じて、少しでも共感してくれる学生が増えたら幸いです^^


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