こんにちは、oceanizeインターンの木内陽翔です。
ぼくはバングラデシュでいわゆるオフショア開発のチームメンバーとしてインターンをしているわけなのですが
ここバングラデシュの現地法人であるwebHAWKSはウェブサービス、アプリの制作だけではなく、オンラインの語学教室を開いています。
開発系のオフィスと語学系のオフィスは少し離れていて開発系のオフィスはビルの6階にあるのに対し教育系のオフィスは2階にあります。
ぼくが住んでいる部屋の隣です。
開講しているクラスは英語、そして日本語。
日本語の授業は日本語の堪能なバングラデシュ人の方が講師をしていたわけなのですが
部署が違うとはいえ総勢40人ほどの会社。日本人のインターンが来たことは当然知っています。
ましてオフィスの隣に住んでいるわけですから時々顔も合わせます。
ある日いつものように昼食を食べ終えたところで2階のオフィスに呼び出されました。
部屋に入るなり一言「今日の日本語の授業やってくれない?」
それが二週間前。ぼくはいま立派に日本語講師をしています笑
Avijitさんという英語の先生が一緒についてくれて
ぼくは日本語を英語で説明する、Avijitさんがそれをベンガル語で生徒さんに説明するという形です。
レッスンは1回1時間。週に3回あります。(次で7回目)実はAvijitさんオフィスで週2回1時間英語を勉強するEnglish Nightも担当していて、つまりはぼくの英語の先生でもありそしてこの授業自体がぼくの英語の練習でもあるわけです笑
英語で説明すると言ってもまだまだ入門のクラス。これを日本語でいうとこう、というような簡単な日本語の文を英語に訳しているだけなのでまだまだ英語ができないぼくでも一応なんとかなるレベルです。
ただ体験してみると発見することは多いです。
例えばあいさつの回では
How are you=>調子はどう?と訳せるけど普段言わないよな…とか
よろしくお願いします/お疲れ様ですって普段結構使っているけど教えるのが難しいな
ただいま/おかえりとかってどうやって教えればいいんだ?だとか。
「日本人はこんな時」と言ってみたりするのですが
あれ、これって本当に世間一般的にそうだっけ?自分の感覚って正しいんだっけ?と不安になったりもします笑
また日本語を教える中で逆にベンガル語を聞いたりします。道案内の回ではリキシャに乗った際にリキシャワラ(運転手)のおじさんになんて指示をすればいいのか教わりました。
授業には教科書があるわけなのですが
教科書に出てくる文章は「これ、日本語で言ってみたいでしょ?」という作者の意図があるような気がして
バングラ人向けに書かれたこの教科書からこの国のことが見えるのでは…?と妄想をしたり。
日本語の教科書なのに表紙白人。
道案内の回で「〜に行きたいです」という例文を練習した際に「〜」の部分に入る単語の例として【学校、オフィス、交番、薬局】が出てきました。
学校、オフィスはわかります。交番も必要でしょう。
しかし4番目にくるのが薬局なのはなかなか意外な感じです。
ですが実際街を歩くと結構な数の薬局があるんです。それこそコンビニのように。そして確かに暮らしていく上で必要なものでもあります、薬局。
ちなみに日本の英語の教科書でも道案内は中学一年の初めの方に出てくるのですが、そこでは薬局の代わりにstationが登場します。
バングラデシュでは電車は故郷に帰るなどの長距離移動の際に乗るもので滅多に使いません。日常の移動手段はリキシャとバス。
バスは大通りに出ればあらゆる場所がバス停に変身するのでわざわざバス停を探すことなどありません。リキシャも同様。
この違いはそのせいかな?と思ったり。
たまたまかもしれませんんが笑
ちなみに今バングラデシュで地下鉄を作る計画があるそう。
地下鉄ができたら渋滞も少しは緩和されるのかなと思います。
計画通りに行っても開通は5年後らしいのですが…
そんな感じでバングラデシュにはGWはないので!
今週もバリバリ働いていきたいと思います!
タスク管理と日本語講師と笑
それでは!
বিদায়!