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バングラデシュ5か月インターン⑤【帰国しました】



オーシャナイズでインターン中の神田 瞳です。


悲しいことに、私の5か月のバングラデシュでのインターンも先月の3月半ばに終わってしまいました..!

最後にあたる今回は、5か月を振り返ってみての私のインターンのまとめということで

思いつくままに書いていきたいと思います。


インターンを終えての感想

これまでのブログに書いたかもしれませんが、

一般的に日本の暮らしに慣れている日本人からしたら、

バングラデシュは暮らしやすい国ではないのは明らかだと思われます。

それは人の多さだったり、渋滞だったり、空気だったり、娯楽の少なさだったり、料理だったりと

挙げればきりがないかもしれません。


でも、今思い返してみるとそんなバングラデシュでの滞在中に

1回も帰りたいと思ったことがなかったなーと

たしかに、暮らしやすいかと言われると暮らしやすくはなかったですし

一生住みたいかと言われると首をすぐに縦には振れないです。


そしてそして、私にとって脅威だったのはなんといっても・・・蚊!!!

特に蚊に刺されたのが足であり、いまだにその後は消えず、

就活時にスカートを履くことを帰国後断念しました..


帰りたいと思わなかった理由は、

5か月という短期もあるかもしれませんが

自分自身が現地での生活を意外と楽しんでいたからかつ、

数か月間悩んで決めたインターンだったからだと思います。


1回目のブログであまりにもあっさり過ぎたので、

私がこのインターンに応募した理由をもう少し具体的にお話しすると

「今自分がどんな風に働きたいか、どんなことに価値を求めているか」

を少し明確にしたかったからでした。


私は大学3年の後期にマレーシアに留学し、

その後そのままマレーシアで2か月のインターンをしました。


元々広くいう国際協力に関心があったこと、大学時代所属していたNGOの活動等の影響もあり、

将来海外の途上国で働きたいという思いがありました。

マレーシアでのインターン中にその思いは新卒海外(東南アジア)で働きたいという方向に変わり、

色んな人に話を聞き、そのメリット・デメリット・リスク等を何回も考えました。


結局4年の春に、まずは日本で数年経験を積むのがベストと判断をし就活を日本国内でしました。

・・が、就活に対して正直全く気持ちが入りませんでした。

友人に相談し、結局自分の中に東南アジアで就職したいとの強い気持ちがあることを自覚し、就活をやめました。


しかし、気持ちが強いと言ってもそのリスク等から、

新卒海外就職したいとの思いとこれでいいのかとの踏み切れない思いがその時は半々でした。


そこで思いついたのが、再度前回の2か月よりかはもう少し長期の海外インターンです。

1回目にインターンした会社は、ほとんどが社員ではなくインターンで構成されているかつそのインターンもマレーシア人以外がほとんどでした。


今回2回目のインターンを探すときに重要視したのは、

1回目のような環境ではなくできるだけインターン先のローカルの人と関わる機会が多い場所

理由は、自分が将来アジアで今後働くことを考えたら、現地の人との密な関わりは欠かせないだろう

(もちろん会社の規模、事業内容等にもよるけれども)との思いから、

ローカルの人と働くとはどういうことなのかを考えられる環境がいいなと思ったこと

また、そこで何を感じるかが私の就活に少しヒントをくれるのではないかと思いました。


インターン先を探すために10社ぐらいにスカイプを通して話を聞き、

最後に話をきいたのがオーシャナイズでした。

バングラデシュは、もはや目的としていた東南アジアではなく東アジアというのは置いといて…


ここに決めた理由は意外といっぱいあるものの、

教育関連の事業をしている、ローカルが多い(というか日本人とバングラデシュ人のみ)かつバングラデシュという日本人にとってそこまでなじみのない国に行くのはとても面白そう、と感じたこと

そしてスカイプで話した上司の印象が決め手でした。


1回目のブログでさらっと書き過ぎてしまった私のインターンの動機を書いたところで、

このインターンを通して私自身再認識できたのが、

私は海外(異なる文化の中)で暮らすということが好きだということ

好きなものは好きなのでそこまではっきりとした理由は自分でもわかりません


おそらく、

最近やっと国籍なんて関係無いということに気づきましたがそれはまた置いといて中、

日本人であるとより感じられる環境の中にいること

異なる文化だったり考え方を共有し新しい発見を見つけることが楽しいと感じること

のこの2つが自分にとって好きだと感じる=価値があると感じるからだと思います。


バングラデシュから日本へ帰国するとき中国経由だったのですが、

中国の空港について自分と同じような顔をしたような中国人が多い環境に入ったとき、

正直心の中でつまんないと感じてしまいました…


地理的距離が遠くなるほど文化の共通性が少ないというのは本当で、

これまで関わりが多かった東南アジアはまだ日本に近い部分もあるように感じました。


バングラデシュやインターン中に2回訪れたインドは、

短期の滞在ではありますが日本との類似点を感じる部分が個人的に多くはありませんでした。

そのため、驚きは多くある程度生活に慣れても全く飽きずに毎日を楽しんでいました。


その反面、正直にいうとバングラデシュ滞在中は少し物足りなさも感じていました。

それは、バングラデシュの人口が多すぎるというのもあるけれども、

全人口に対する外国人の割合が少ないということ

(それはただ単に少ないというだけでなく、

仕事で来ている外国人が多数で彼らが移動に車しか使うため見かけないといった背景もあります)

ダッカにいてもレストランやスーパーに行かない限り、

通りを歩いていても外国人を見ることはそこまで多くありませんでした

ローカルの人々の多くは外国人に慣れていないのもあり、とにかくこっちを凝視してきます。

日本ももちろんこういう時代を経験したのだろうと思います。

5か月たってローカルの人々の視線にはだいぶ慣れたものの、

もう少し外国人が多い環境で働きたいなと思ったのが率直な私の感想でした


将来バングラデシュに戻ってくる機会があるといいなと思うけれども、

今の私にとって大切なのは自分の視野をもっともっと広げることだと思います。

そのために、色んな人種の人々が交じり合うかつネットワークを簡単につくれるところで働くことができたらいいなと思います。

私はインターンを通してやっぱり新卒海外で働きたい、挑戦してみようと強く感じました。


また、2回のインターンを経て自分がより頑張れる環境は、

大企業ではなく小さい会社かつ意思決定者の近くで仕事ができる環境だと感じました。


そんなこんなで、自分がどんな風に働きたいかがインターン前よりも明確になったので

このインターンの目的は達成することができたと思っています。


私は毎日エバーノートで一日の反省と昨日に比べてできたことを記録していました。

これは前のインターン時に毎日やれと言われたことで、

この長期インターン中もやったら自分のためになるなと思い始めたことです。

それを今振り返ってみると、毎回小さいことでも数多くの発見や反省点はありました。


なによりも一番考えさせられたことは、

どう相手に伝えたら誤解されずかつ分かりやすいかということでした。

結論から端的に伝える、簡単な単語を使う(難しい単語は全然使えませんが・・)、

聞かれたことに対するその答えを述べる等、

前のインターン時でも課題にしていたことですが引き続き意識する毎日でした。


もうちょっと積極的にコミュニケーションとればよかったなどの後悔も少しありますが、

全体的にみて学びの多い環境でした。


アプリやwebサイトがどうやって作られているかの裏側も少し見られたのは興味深かったです。


出会いは“縁かつ必然”だと本当に常に感じています。

インターン先として選んだ場所がたとえバングラデシュでもオーシャナイズでもなかったとしても、

それはそれでそこでしか会えない人との出会いがあり、

私は何かを得ていただろうとは思います。

バングラデシュでの5か月間、バングラデシュに行かなければ、

オーシャナイズを選ばなければ出会えなかった数々の人との出会いがありました。

新しい出会いはめちゃめちゃ多かったというわけではなかったけれども、

この先忘れないだろうという記憶に残る大切な出会いがほとんどです。


これはオフィス最後の日にオフィスの皆と撮ってもらった写真



こちらは、オフィスでお茶や掃除を担当してくれていたティーボーイのメヘンディと

毎日朝とお昼ご飯を作ってくれていたサジェダ



また、一緒に5か月の間暮らしていたファミリーと毎日部屋に遊びに来てくれていたその子ども達




このインターンを選んだからこそ得られたものであり、

この短い経験は今の自分の考え方だったり人とコミュニケーションをとるときだったりと、

何かしらの影響を与えてくれているはずです。


インターンをあえて海外でする必要はないかもしれませんが、

面白そう!やってみたい!などといった気持ち、

私のように海外で働きたいと思う人にとって挑戦することはとても価値があることだと思います。


もちろん日本国内でも外国人が多い会社であれば、外国人と働く、

英語を使うといったことはできると思いますが、

一歩会社をでればベースにある生活は自分が生まれ育ったものです。

自分の日常も違う環境でインターンしたいという人には海外がおすすめだと思います!


あっさりし過ぎて内容があまりないブログだったと思いますが、

何か感じてもらえたり新たに知ってもらえたらそれだけで嬉しいです。

何か個人的に聞きたいこと等あれば、FACEBOOK等にて気軽にご連絡ください~

ではでは、ここまで5回に渡って読んでいただきありがとうございました!

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