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純粋にユーザーファーストを徹底できることが、楽しい【社員インタビュー】

ディレクター 青木 克哲 -Katsunori Aoki-

2006年株式会社東京海上日動コミュニケーションズに入社。WEBサイトのコンテンツ制作や、保険代理店向けeラーニングシステムの外部ベンダーコントロールに携わる。2008年に株式会社カカクコム入社。不動産事業の立ち上げに関わった後、保険チームのマネージャー等を経て、価格.com金融系カテゴリの責任者を務める。2017年4月、株式会社オウチーノ入社。

――青木さんご自身の仕事について教えてください。

主に売却査定サービスに携わっています。また最近は、先日リリースした記事メディア・ヨムーノのデザインリニューアルを手掛けました。
売却は、オウチーノのサービスの柱の一つです。与えられているテーマは、大きなミッションで、それを元に私の方で「こうしていきたい」というのを社長にプレゼンして、形にしていっているところです。自分の企画が実現しやすい環境ですね。

売却に限らず一括査定サービスって、個人情報を入力して、その後、各社から一斉に見積もりが来るのが普通なのですが、これって、本当にユーザーファーストなのかな?と疑問に思っています。それよりも、WEBで出せる情報は出して、できる限りWEBのみで完結させられるようにし、情報を可視化させていきたいと思っています。不動産も、簡易的な査定であればWEBでできると考えています。そのためには、マンションも一戸建ても土地も、より絞られたエリアの相場価格や、物件ごとの売買履歴が分かるようにしたいですね。
そうすることで一時的に査定数が減ったとしても、良質なコンテンツが増え、使ってくれるユーザーが増え、査定数も増えると思っています。
また今後は、個人的には、査定会社や売却する家、エリアの口コミを集める仕組みを作り、よりユーザーの役に立つ情報をたくさん発信していきたいと思っています。

――将来的にはどのようなサービスを作っていきたいと考えていますか?

住みたいエリアを探せるサービスです。今、不動産を探せるサイトはたくさんありますが、街を探せるサイトは少ないですよね。
私は最近引越したのですが、エリア探しに相当苦労しました。結婚や同棲していると、相手との兼ね合いが出てきます。しかも、将来を想定する必要もありますよね。例えば、女性が妊娠した時に、座って通勤できるエリアがいいな、とか。同世代人口が多い街の方がママ友ができそうだな、とか。子どもを親に預けやすい場所がいいな、とか。ただ、それらを網羅する街を探すのは非常に大変です。
私やりたいのは、「駅から○分以内に大型スーパー」「通勤時間帯に始発10本以上」などの条件を選ぶと該当する駅リストが出てくるようなサービスです。条件にもこだわりがあります。「スーパー」と一言に言っても、大型スーパーと小型スーパーでは全然違うじゃないですか。また、子どもがいるなら、自治体の子育て支援も大切な情報です。そういった細部までユーザーが指定できて、住むエリアを選びやすくなる、そんなサービスを作っていきたいです。

――オウチーノに入社したきっかけは?

私は以前、不動産ポータルサービスに関わった経験がありました。その時から、不動産業界の不透明性を払拭し、安心な家選びができないかと考えていました。しかし当時は、不動産会社から広告費をもらう、というビジネスモデルである以上、不動産会社寄りの動きをせざるを得ない状況でした。
また直近は、金融事業を担当していました。既に大きな売上があるビジネスモデルでしたが、「これが本当にユーザー目線なのかな?」と疑問を持つこともありました。しかし、売上は上がっていますので、簡単にモデルを壊すことはできません。
そんな時に、オウチーノが新体制になることをニュースで知りました。新経営陣がユーザー目線を大切にしていることは元から知っていましたし、ここなら、ユーザーファーストを軸に、中長期的な視点でサービスをあるべき姿に持っていけるのではないかと思い、可能性にかけました。

――どんなところに、ディレクターとしてのやりがいを感じますか?

純粋にユーザーのことを考えて、サービスを作れることですね。
前職では、仕事の大半が営業案件でした。そのための対応に追われてしまい、振り返ってみて「この1年で、いったいどれだけのコンテンツを拡充できたんだろう?」と思うこともありました。
いくら「ユーザー目線」を掲げていても、広告主のためだけのコンテンツが増えてしまうと、矛盾を感じることがあります。また、広告が多いと、トップページのデザインを変えようとしても広告バナーを動かせず、結局大きくは変えられない、ということもありました。オウチーノは多方面でリニューアルしている途中なので、デザインがしやすいですし、目の前の案だけに追われて中長期的な企画に手が回らない、ということもありません。ユーザーファーストを徹底してコンテンツを制作できるのは、ディレクターとして楽しいですね。

――オウチーノで働く魅力は何だと思いますか?

まずは経営陣との距離感ですね。距離が近く、企画提案がしやすい環境です。また、良くも悪くもサイトがまだ形になっていないので、0ベースで作り上げていく感覚が味わえます。業務環境も進めながら整えているところなので、まるで立ち上げの初期メンバーのような意識で創っていくことができます。会社も、サービスも、伸びしろは非常に大きいです。

今オウチーノが大切にしている「ユーザー目線」というのは、一般的なサービスでもよく聞く言葉ですし、その内容についても一般的に語られています。私が思うには、「ユーザー目線」の実現のためには、重箱の隅をつつくかのように細かいところをケアしていって、形になるものだと思うんです。徹底したユーザー目線で考えられる方と、ぜひオウチーノで一緒に働きたいなと思います。

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