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#2【後編】ノーコードで突破!常識を壊す会社づくり ~ブレない姿勢と目的~

ノベルワークスの人と想いを伝えるシリーズ記事「ノベルハーツ(novel hearts)」。
今回は、ノベルワークス代表・満村がノーコードでシステム業界に臨むと決め、どのようにその道を歩み始めたのか?後編をお贈りします!

1、見え見えの営業はしたくない!想いの発信から始める

1990年代〜2010年代まで、大手企業で15年間システムエンジニアとして働いていた満村は、お客様が見えない大規模システム開発から、小規模ながらもお客様と顔を合わせて成果にコミットできる仕事をしたいと考え出します。そんなある日、クラウドサービスやノーコードが誕生し、その考えを実現できることに気付き、独立を決意したのでした。


大阪・福島のビル、三畳の小さなオフィス。
新たな一歩を踏み出した満村は、2015年4月21日に会社を設立し「ノベルワークス」と名付けました。「斬新な働き方」という意味で、時間でなく成果で評価したり、場所にとらわれない働き方によって、自己研磨に充てる時間が確保できる「機会」を与えられる会社になるという想いを込めて…。

設立当初はひとり社長で、ノーコード開発の実績も知名度もノベルワークスにはなく、とにかく仕事を見つけることが先決!なのですが、
‟ーー ノーコードの活用やシステム導入のメリットを知って貰いたい。ーー”そう思っていた満村は、一般的な飛び込み営業やテレアポは全くしません。


そして始めたのが、kintone(サイボウズ株式会社が提供しているノーコードの業務アプリ構築クラウドサービス)やAWS(Amazon Web Services/Amazon Web Services社が提供するクラウドコンピューティングサービス)などのユーザーコミュニティに参加し、自身の考えを発信していくことでした。
コミュニティとは、営利目的でないユーザーが業界や職種を問わず集まり、新しい運用方法や活用例を勉強したりシェアすることで、共に疑問を解決していく場のことです。

ここで満村は、クラウドサービスやノーコードについて勉強しつつ、セミナーで登壇するなどして、叶えたい理想の社会についての ”想い” を伝えていきました。


そんな想いが伝わったのか、コミュニティ活動を始めてから半年がたったある日、初めてイベント主催を任されます。さらに、壇上で熱弁する満村の話を聞いて、声をかけてくれた人がいました。
「あなたの話を聞いて、ぜひ新規事業を実現させるためのシステム開発をお願いしたいと思いました。
一緒に挑戦してみませんか?」そうやって、ノベルワークスの初仕事が舞い込んだのでした。


「新しいテクノロジーを知ってもらい、活用して頂くことでお客様と共により良い社会を作っていきたい」という満村の信念に則り、仕事を得ることができました。
そうやって少しずつ、しかし着実に、満村の熱意がイベントや人づてで伝わり、「✕✕さんがノベルさんなら大丈夫!と紹介してくれたんです」なんていう依頼が入るようになるのでした。


2、子供たちの未来に、ITの種をまく

コミュニティ活動でノウハウを学んだ満村は、いよいよ自らが企画・主催するイベントの立ち上げを始めます。

「日本の未来を担う若者にこそ、希望を持ってもらいたい」そう考えていた満村が提案する企画内容は、一風変わっていました。当時よくあったのは、大人を対象とした「kintone活用セミナー」などのビジネスに直結したものでしたが、満村が企画していたのは、「夏休みの宿題管理アプリをkintoneで作ろう!」といった子供を対象としたワークショップでした。


‟ーー ITでこんなにすごいことができる時代なんだ!ってことを子供たちに体感させてあげたい!
幼いころからITの可能性と楽しさを知って身近に感じてもらうことが大切ーー”


満村がそう考えて生まれた企画の一つが、IoTデバイスのメッシュブロック[※]を使った「一日魔法使い体験」でした。
簡単に説明すると、センサーのついた杖を勢い良く振ると、そのスピードに反応して、杖を振った先にある別のセンサーが赤く光るというプログラミング。杖を振るとあたかも呪文で赤い光が発射されたかのような魔法使い体験ができる、というものでした。
[※SONYが開発したプログラミング言語を知らなくても、直感的に組み立てることができるプロダクト(公式サイトhttps://meshprj.com/jp/products/index.html)]


「呪文を唱えながら、杖を振ってごらん!」
「~(呪文)~、赤く光れ~!」
(センサーで赤い光が点き、ドライアイスの煙も赤く光り、神秘的な雰囲気になる)
「うわ~~!すごーい!!」


子供たちが得たのは、IoTで魔法の杖を作ったという成功体験です。
この経験は、子供たちのその後の人生に変化を与えるものに違いありません。将来、彼ら彼女らはエンジニアになる道を選ぶかもしれない…ITスキルをベースとし、他業種で活躍するかもしれない…

そうやって満村は、子供たちの未来にITの種をまくイベントを企画していきました。


3、お客様は「共に挑戦する‟仲間”」

サラリーマン時代は、お客様の顔を見ることも直接ヒアリングする機会もなかった満村でしたが、独立した今はそれができます。満村がやりたかったのは、本当の意味でお客様の役に立つシステムを作ることでした。


”ーーこれからはもっと多くの人にIT技術を知ってもらいたい。システムを活用し、仕事の生産性を最大化・効率化して、そのぶん日本独自の武器である技術力やホスピタリティ精神を磨くことに時間を使ってほしい。ーー”

その目標に一歩近づいたのです。


2015年当時は、まだまだ多くの企業がクラウド化への不安を持っている時代でした。実際、社内でだけ使える閉鎖的なネットワークの方がセキュリティが高いのは明らかでしたし、紙書類で多くの情報が管理されていたので、全てデータ化するのに手間もかかります。挙げればきりがないほど、クラウド化への一歩は「面倒くさく、不安で、未知のもの」でした。

満村はお客様にこう伝えます。

‟ーー今クラウド化に踏み切らない選択は、未来で飛躍する可能性を捨てるということです。
御社が先駆者になれば、同じように迷っている企業も一歩踏み出すことができるはずです。
そしてそれが大きな波となって、いずれ時代の方が変化します。私は、日本企業の業務が効率化・最大化され、飛躍する未来を見たい!実績はないけれど私は御社のために最高のシステムを作ります!
だから一緒にクラウド化に挑戦しましょう!――”


そして、こうも伝えました。


‟ーー企業の根本的な業務課題解決には、お客様の既存の業務ルーティンを変えなくてはいけないこともあります。それは御社にとって非常に大変なことです。
でも私は本気です。
私もエンジニアとしてシステムのメリットもデメリットも包み隠さず伝え、御社の業務効率を最大化するためのシステムを考えます。だから、御社も変化を受け入れる覚悟をもって課題解決に向き合ってほしいんです!発注者と受注者の関係を超えて「仲間」として一緒に御社の課題に立ち向かいましょう!ーー”


システム開発の仕事は、お客様に新しいシステムを導入してもらって終わりではありません。お客様の業務効率と生産性を上げるために、業務行程を根本的に見直し、時には大幅に変化を加える必要があります。システムはその過程の一部を担うツールとして存在するだけなのです。


一番大事なのは、お客様と同じ目線で課題解決に挑む姿勢。

これがノベルワークスの仕事の流儀です。


4、ブレない姿勢と目的

満村は、大手企業で働いていた頃に感じていた違和感を無視せず、今後は、自分の会社でその解決策を探ろうと試行錯誤を続けます。「本当にやりたいことは何か?」そう問い続けながら、常に自身が掲げる目的に向かっていったからこそ、「子供たちの未来にITの種を撒く活動や「お客様と同じ目線に立ち仲間として共に課題解決に挑む姿勢」につながり、ゆるぎないノベルワークスのカタチが確立されました。


何の実績も知名度もなかった会社が、設立から10年後の2024年現在も存続しています。それは、満村が「自分たちの利益を追求せず、より良い日本の未来」のため、「困っている人を助けたい」という思いを優先し、働いてきた結果、その姿を見てくれていた多くの人々にご縁を頂いたからです。


満村は、よりよい未来を実現する手段としてシステム開発が雇用問題、社会貢献、日本経済の発展などに対して多くの解決策を持つと信じています。常識を壊す新たな会社をつくる挑戦はこれからも続いていくのです。



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