今回は、銀行や税理事務所での勤務経験を持ちながら、全くの未経験でIT業界に飛び込み、今ではノベルワークスの中核を担う存在のITコンサルタント 澤田 由紀子(さわっち)さんにフォーカスをあてて、インタビューさせていただきます。
澤田由紀子(さわっち)プロダクトチーム リーダー (4年目社員)
1991年生まれ。大阪出身の三重在住。好きな食べ物はお寿司と明太子、ポテトサラダ
今までどんな仕事をされてましたか?ノベルワークスに至った経緯もあわせて教えてください。
新卒で3年間ほど大手の信託銀行で遺言執行、遺産整理に関する業務に携わっておりました。結婚を機に退社し、税理士事務所、派遣仕事を転々とし、今ノベルワークスに至ります。
主人の仕事は転勤が多く、今後いつ転勤になるのか分かりません。それでも主人が転勤になったら、その都度派遣の仕事を探せばいいや、と安易に考えていました。ただ、10年先、20年先を考えたとき、簡単に仕事を探せるのかな、人間関係を一から築くことや、仕事を一から覚えなければならないことに、一抹の不安を感じていました。
そんな矢先、ノベルワークスの求人を見つけました。当時、私にはITに関する知識や業務経験はありませんでしたが、「直接お客様の喜んでいただける顔が見たい」というのを仕事選びの軸として考えており、ノベルワークスはその部分が会社の理念であるところに刺さりました。しかも当時はまだ珍しいフルリモートで勤務OKだったので、ノベルワークスに入社を決めました。
現在、ノベルのITコンサルとして活躍中のさわっちさん。入社当初からITコンサルのメンバーとして配属されたのですか?
いえ、違います。入社時は、広報・マーケティングのサポート業務という内容だったので、入社1年目は、広報・マーケのアシスタントをしながら、自社製品の申込や見積もり対応などバックオフィス業務を担当してました。
2年目あたりから、自社製品(kintoneプラグイン)の見積や注文の対応・問い合わせ対応・オンライン説明・資料やHP改修・イベント対応など、販売全般にわたる業務をすべてお任せいただけるようになりました。そこから4年目以降はkintoneに関するコンサルを担当しています。
どんなきっかけで、ITコンサルのメンバーにシフトする事になったのでしょうか?
ノベルは業務の管理や情報共有にkintoneをメインに利用しています。業務が非常に多岐に渡るので、よりチームメンバーがkintoneを使いやすいようアプリを見よう見まねで改修してみたり、プラグインを活用して無駄な操作を減らす工夫や、業務課題を解決するにはkintoneでどんな構成でアプリを作り、どんな機能を使えばさらに良くなるのか、色々と自分自身で試行錯誤を繰り返していました。
また、お客様に製品の仕様を説明すること、課題を伺って設定方法を提案する機会もあり、自ずとkintoneについてたくさん知ることができました。
そういった経緯もあって、もう一段階自分自身をステップアップさせたいと考え、コンサルチームにシフトし、現在奮闘しています。
ITコンサルチームに無くてはならない存在のさわっちさん。全くの未経験のIT分野に飛び込まれたわけですが、大切にすべき取り組みや、姿勢があれば教えてください。
今もまだまだ分からないことが多くて、勉強中です。
特にお客様とのコミュニケーションの取り方、話の引き出し方についてもっとスキルを磨きたい!と思っているので、ボイストレーニングに通ったり、話し方に関する本を読んだりしています。
また、youtubeでkintoneの初回相談を受けている動画(おススメはペパコミさん)を見ること、他のメンバーの資料の作り方や説明の仕方など、良いところを盗むよう常に意識しています。
このように色々努力をしてきましたが、ここまでステップアップできたのは、その陰に弊社代表の満村さんや、チームの支えがあったからです。
お客様にkintone製品の説明や、提案をする際、どの案件にも満村さんがいつも傍について下さっていました。そのため、「安心して失敗できる」といった安堵感がありました。だからこそ、お客様との商談回数を重ねるべく、「できません」とは決して言わないように「とりあえずやってみます。もし、駄目そうだったら助けてください」と伝えて、何でも挑戦するよう心がけています。
ITコンサルをしていて、楽しいと感じること、同時に難しいと感じることは何ですか?
お客様にとって役立ちそうな情報やご提案ができた時、心から楽しいと感じます!!
このkintoneの機能を組み合わせると、お客様の課題を解決できる!や、このサービスを使えばさらに良くなる!というのを発見した瞬間、一気に私のモチベーションが上がります。早速その作ったアプリをお客様にお見せして、「おぉー!これはすごい!」と感動していただいた際は、今までの苦労が吹っ飛び、大きなやりがいを感じます。
難しいと感じることは、お客様の潜在的な課題を聞き出すことです。
当然、弊社に依頼してくるお客様のほとんどは、ITについて知識がありません。お客様の要望も曖昧であることが多く、私たちはそのお客様の表現からニーズを引き出し、いかにピントが合ったシステムを提供できるかが鍵であり、経験にも左右されるところだと思います。だからこそ、場数を踏み、沢山失敗して経験し、お客様から学ぶことを今後も努めていきたいと思います。
どういった方が、ITコンサルに向いていると思いますか?
銀行で勤務していた頃、業務効率の良し悪しは考えず、「あのやり方、変えれば良いのに・・・」「こんなやり方、止めたらいいのに・・・」と何度も疑問に思うことがありました。 ”納得感” を持てないルールに従わないといけない、私にとってそれはストレスでした。ただ、「そもそも、そのやり方でいいのか」と気づけるかどうかは、業務改善における大切な要素だと思っています。
お客様の要望に応えることは当たり前。「更によくできないか」、「お客様が気づけていない所にいかに気づけるか」はシステムを作る私達プロの腕の見せ所だと思っているので、前職で感じていた「ストレス」は、すごく今はメリットとなっています。
なので、今までお仕事をする中で、同じような悩みや経験をしたことがある方は、コンサルの素養を持っているんじゃないかな!と私は思います。
最後に、まったくIT知識のない方でも、”ITコンサル”に挑戦できますか?
もちろん挑戦できます。
kintoneは実際にプログラミングコードが書けなくてもアプリを作ることができますし、大抵の事はプラグイン(機能拡張サービス)を使う事で解決することができます。
コンサルする上で大事だと思うことは、お客様が何に困っているのか・どういうシステムを求めているのかを正しく理解したり、お客様のために作ったシステムの内容や使い方など、IT知識がない方にも分かりやすく伝えるといったコミュニケーション能力です。だからこそ、コミュニケーションノウハウについて、今後も勉強を積んでいきたいと考えています。
また、ITに関する知識も当然ながら必要です。入社当初、私はまったくITについて知識がありませんでした。kintoneについては、名前すら知りませんでした。ただ、足を引っ張らないよう、早くチームに追い付くため、kintoneについて実際に操作してみたり、資格試験にも挑戦してみたり、出来るだけの努力を積みました。お客様と商談する上で、IT知識や経験がないとお客様に最適な提案をすることは難しく、説得力がなければ、お客様から信頼を得られません。
コンサルを目指す最初の一歩は、お客様の課題に少しでも応えたい、お客様の喜ぶ顔が見たい、で充分です。しかしながら、その後ステップを踏んでいく上で「パッション」が必要です。お客様の真意を汲み取る高度なコミュニケーションスキルと、ITに関する知識を身に着ける覚悟が必要です。
と、少し厳しいことを言いましたが、ノベルにはそのパッションを支える制度とチームがあります。分からない事は分からないとはっきり伝えて大丈夫な環境もあります。あなたのステップアップを心からチームで応援します。そしてこのストーリーを読んでいただいた方、少しでも興味を持っていただいた方、ぜひとも私たちと一緒にノベルワークスを盛り上げたいと考えています。
さわっちさん、ありがとうございました♡
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