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こんにちは!Nintの谷口です。
Nintのメンバー紹介第13回目は、MVV推進部門CHROの唐澤一紀さんです。
今回はMVV推進部門としてNintを成長する組織にするために様々な取り組みを展開されている唐澤さんに、これまでのキャリア、MVVに対する思い、そして今後どのような挑戦を考えているのかお聞きしました。
<MVV推進部門 唐澤一紀>
新卒でリクルートグループで人事に配属となる。その後、営業、新規事業の開発部署などを経験した後、株式会社スクウェア・エニックスへ転職。人事として新卒、中途、海外などの採用を担当。その後に入社したパーソルキャリア株式会社では、転職エージェントや新部署立ち上げのリーダーを務め、スタートアップの人事責任者を経て、2021年12月、以前から人事アドバイザーとして関わっていたNintに入社。
ー今日は唐澤さんの今までのキャリアについて、お伺いできればと思います!まずは、これまで大手からスタートアップまで幅広くご経験されていますが、人事キャリアを選択したきっかけを教えてください。
新卒で入社したリクルートスタッフィングでたまたま人事に配属されたことが人事キャリアの始まりでした。その後も人事職をメインとして、数千人の大企業からスタートアップまで、様々な規模の企業で人事を経験してきました。ただ実は人事以外の職種も経験したことがあるんです。
1社目では異動希望を出して営業や新規事業の立ち上げ部署を経験しましたし、3社目のパーソルキャリア株式会社ではキャリアアドバイザーとして営業目標を追っていました。
それに、2社目では、人事部の仕事はどうにも自分の性格とは合わないと感じたことがあり、それもあって一度人事キャリアを離れました。今となっては若気の至りだと思いますが(笑)
しかし、転職後にアドバイザーとして多くの現役人事の方と接する中で、「世の中にはまだまだ自分の知らない面白い人事の仕事がある!」と気付き、自分もまだまだ人事として挑戦したい!という想いが沸き上がり、改めて人事キャリアを進むことに決めました。
ー大手企業からスタートアップ企業に転職された転機はどのようなものだったのですか?
当時私が30代中頃だったので、大手企業である程度限られた業務範囲の人事業務につくよりも、スタートアップで、任される仕事の幅が大きくスピード感のある環境で働いたほうが自身の成長が早いと思ったからですね。20代の時から、任される大変さとそこで得られる成長は実体験があったので。どうせやるなら成長幅の大きなところに飛び込んでみよう!と思いスタートアップの企業に転職しました。
ー思いきりがすごいですね!スタートアップへ転職して以降はすべてAI、ブロックチェーンなどの新しい技術を扱うtech系スタートアップ企業でご就業されていますが、その理由はなにかあるのですか?
初めて入社したHEROZというスタートアップで、それまで会ったことがないような、優秀なエンジニアと一緒に仕事をする機会がありました。そこはAIを開発している企業ですが、tech系企業では、一人のエンジニアが生み出す技術がその企業や業界、大きく言えば人々の生活を変える可能性があると感じました。そのような、何かを変えていけるチャンスが多いフィールドで、挑戦している人や企業を人事として支えていけるのがtech企業の人事の面白いところだと思います。そのような環境で人事として世の中を変える人材を生み出し、面白いビジネスを作れるのっていいなと思うようになりました。なのでそれ以降、自分の中で「そのサービスによって世の中が変わる可能性を秘めている会社」という視点が大事になっています。
ーそんな唐澤さんが「最終的にNintを選んだ理由」を今までの経験も含めて教えていただきたいです!
主な理由は三つあります。一つは、先ほどもお話しした、「世の中が変わる可能性を秘めている」というところにフィットする独自性の高い技術とプロダクトがあり、非常に可能性を感じたというところです。また、それだけでなく、NintのMVVの大きな要素として「周囲の成長」を掲げていて、社員同士がお互いに協力するカルチャーをつくっており、これはtech企業にとっては欠かせない要素だと思っていたのでそういう共感できる視点を持っているところがいいと思ったんです。技術力、爆発力があって、かつチーム力がある会社だから、Nintがいいなと感じました。
二つ目は本当に人がいいと思ったところですね。入社する前から人事アドバイザーとして接点を持っていたのですが、誕生日にはサプライズでケーキでお祝いをしてくれたり、会社のパーカーを頂いたり、当時外部の人間である私に対しての接し方が、非常に暖かさを感じるものだったことは、Nintを選ぶうえで私も家族にとっても大きな安心材料でした。
三つ目は人事として挑戦できる環境があるということ。私はキャリア観点で言うと「成長や変化がない」ことは「リスク」だと思ってます。たとえ居心地よくても、何も変化がない環境は魅力を感じられないです。ホールディングスとしての上場準備や、組織開発、日本だけでなく中国も含んだ取り組みなど、挑戦できることが多いことですね。
ー現在はCHROとしてどんなことにチャレンジされているのですか?
一言でいうとMVVを全社に浸透させることなのですが、もう少し具体的に言うと、社員一人一人が、自分自身や周囲と向き合い、新たな可能性に気づき、成長していてける「成長する組織」を実現するために、色々な施策を考え実行しています。一例でいうと、「バリュー班」というのがあります。これは全社員を5〜6名のグループに分けて、6つあるバリューについて毎月1つずつ、合計半年かけてどういう行動がバリューで求められている行動か、あるいは求められない行動か、を議論してもらっています。バリューを自分の頭で理解して、自分で語る機会になり、またKPTという振り返りフレームワークの作法も覚えられること、さらに組織横断の施策なので、今まであまり接点のなかった社員とも話すことが出来るという、成長する組織に向けて、一粒でに3つ美味しい施策等を行っています。
ー一粒で3度おいしい取り組み。いつも唐澤さんがおっしゃっていることですね(笑)
そうなんです。ただ、MVVの施策はすぐに実を結ぶものではないので、ゴール設定とどうなったらgoodかをあらかじめ設定してスタートし、終わり方を決めておきます。それに、こういう施策は短期的に見たらコストに見えがちです。そのため、施策はできるだけしぼって一つの施策で最大効果を発揮するようにいつも意識してますね。そして、この取り組みの目的は、経営陣だけでなく社内にも伝えてから行うことを大事にしています。MVV推進部門では、目指す「成長する組織」になるためには何が必要かを考え、その施策をそれぞれが担当してリリースし、PDCAを回しながら仕事をしています。先ほど話したことに起因していますが、個人戦が強い会社ではなく、気づいたら「うちって自分も周りの人も成長してるじゃん!」と自然に感じてもらっている状態を意図的に作るようなことをしています。
ー唐澤さんにとってMVVは、かなり大事なものなのですね。
そうですね。20代のころは、人事制度が整っていて優秀な人がたくさんいれば会社はうまくいくと思っていたのですが、それは、すでにカルチャーが出来上がっていたからできることだったんだと今は思います。スタートアップでは、MVVやカルチャーがないがゆえに組織が崩壊するということを経験してきたので、MVVは重要視していますね。Nintは今まさにMVV浸透を通じてカルチャーを作っていくタイミングだと思っています。
ー実際のところ、MVVの新しい試みに対する苦労はありますか?
たくさんあります。毎日苦労ばかりです(笑)施策が想定している方向に進まなかったり、議論が全く回らなかったりしたときは、終わった後で心の中で大反省会してたりします。同じ施策をしても、人によっては30%の理解度の人も入れば100%の人もいるので、施策によって平均値を上げるのか、ボトムラインを上げるのかなどは難しいと思ってます。ゴールに届くように毎月施策を見直したりしています。もしこれが大企業だったら、簡単には見直しや変更がきかないと思いますが、Nintならやろうぜと言えばできる。そこが本当にいいところだと実感しています。
ーMVVに関して今後挑戦したいビジョンなどはありますか?
人事業務と言っても、その仕事の大前提は「ミッションの実現や事業計画を達成すること」だと思っています。そうなるために、社員自身の成長や周囲の成長を促していける「成長する組織」を推進しています。私は売上をダイレクトに上げる業務ではありませんが、代わりに売上を上げるための環境や基礎体力を上げていくことはできます。新卒で入ったリクルートグループの時、自分の考えだと思ったら、会社のミッションやバリューだったことが結構あったんです。会社の考え方に共感を超え同期されている状態っていうんですかね(笑)そうなったらめちゃくちゃ強い組織になれると思います。「その文化を私が作りました!」と言えるような仕事をしていきたいですね。
ーまさに手段が目的にならないということを体現しているなと思いました・・・!
そうですね、バリューが浸透しておしまいではないですからね。今はまだまだ道の途中なので、現時点ではいい仕事できているかどうかはわからないですが。(笑)
ーその目指す場所に到達するためにどんな人と一緒に働きたいですか?
これまでお伝えした通り、NintはMVVを大事にしている企業なので、MVVへの共感が持てるかどうかは重要だと思っています。Nintは独自のサービスでマーケットを作るために挑戦や改善を日常的に行う必要があるので、そういった変化に挑める動機はあった方が良いですね。成長意欲や、何か成し遂げたいという思いなど人によってここは異なると思いますが、一緒に働くうえで重要だと思います。
最近は体力的、精神的にもとてもゆとりが出てきたという唐澤さん。週1回オンラインジムで運動したり、休日はお子様と遊ぶ時間が増えてきたとのことで、仕事も家庭も順調に過ごされている様です。
Nintでは、唐澤さんのように、自身と周囲の成長に真剣に向き合い、事業や組織を推進できる方を募集しています!