なにをやっているのか
ナインアワーズは、 1h (汗を洗い流す)+ 7h (眠る)+ 1h (身支度)という 3 つの基本行動を時間に置き換え「9h」と名付けました。不要なものを削ぎ落とし、本当に必要なものを高い品質で提供することを目指しています。
さらに、もっとも比率の高い「眠る」ことに対しての「新しい価値」の提供として、睡眠解析サービス「9h sleep fitscan」の開発を進めています。
① 360度身体を囲まれた筒状のベット
② 4000室運営管理
③ すべて同形状のシングルルーム
という強みを生かして、不要な装着負担などがない状態で高機能なセンシングに基づいた分析を提供していくとともに、蓄積されていく高い品質の睡眠ビックデータから新しい価値の顧客への提供を目指しています。
なぜやるのか
ビジョン : 日常生活の中に、「病院」レベルのインサイトを
今、ナインアワーズでは、睡眠時無呼吸症候群の他に、心房細動やストレス状態など、日常的な生活の中では、なかなか自覚症状を持つことが難しい疾病を対象に、宿泊者にレポートを提供することを目指し開発しています。
現在、世界中でヘルスケアの機運が高まっていますが、一方で、ヘルスケアのデバイスなどは、使用者の意識と実際に必要とする方がうまくマッチしていないという指摘もあります。
そのため、ナインアワーズでは、日常生活の中に、「病院」レベルのインサイトを得られるような測定システムを目指して「9h sleep fitscan」の開発を進めています。
この際に、非常に重要視しているのが、検証可能なデータセットであることです。
ウェアラブルデバイスを含め多くの測定ツールが、単体で自身で測定するため正確にきちんと測定できているか、周辺環境の違いなどがデータに含まれてしまっていないかなど、より良い知見を提供するために、データを蓄積し比較していくプロセスにいくつかの課題があると捉えています。
ナインアワーズでは、そのカプセルホテルの特性から、 同じ形状、360度身体を囲まれた筒状のベッドは、研究室における測定に近い状態に寄せながら、日常生活の延長線上として配置することができることで、データ間の比較可能性を担保し、より良い事実の検出をできると考えています。
ナインアワーズでは、病気を診断をせずに、なるべく高精度かつ他の方と比較できる形で測定していくことで、変化の予兆を検知し、早期受診と早期改善をできるようなプラットフォームになっていきたいと考えています。
どうやっているのか
本社オフィス
私たちのチームは、本社、ラボ、実店舗と複数の箇所が連携して、研究開発とサービスの提供を行っています。
そのため、顧客とのダイレクトなコミュニケーションを行ってくれるサービススタッフからのフィードバックをもらうこともでき、AI / IoTサービスでありながら、直接ユーザーからのフィードバックを得やすい環境にあるといえます。
まだまだこれからサービスの開発を進めていく必要が多くありますが、これからもサービスとして、顧客体験を最大化することを視野に入れながら進んでいきたいと考えています。