ニフティでのエンジニアの仕事
ニフティはこれまで30年以上にわたり、安定して快適にサービスをご利用いただくことに技術を集中させており、長期にわたってお客様の信頼を得てきました。
大規模なシステムを、安定的にかつ迅速にご利用いただくためには、綿密なシステム設計や計算が重要となります。たとえば、お支払に関わるシステム。絶対に間違いがあってはいけませんが、新しいサービスのリリースなどで、お試し稼動させることはできません。お客様からお試しでお金を頂戴する、なんてことはできないですよね(笑)
そのため、事前にいかに綿密に設計し、本番でミスなく正確に実行していくことが求められ、エンジニアの力量が大きく試される環境にあるといえます。
技術視点からみるニフティの魅力
ニフティの主力事業の1つであるISP事業の基幹システムは、認証、課金、会員管理のアプリケーションと、サーバ(DNS, Mail , Web , ストレージ etc)、大容量ネットワーク、セキュリティ対策等のインフラがそれを支える大規模システムです。きっと、インフラやネットワークが好きな人にはたまらないと思います。そして、ISPとして、日々進歩するネットワークの技術革新に追従していかなくてはなりません。たとえばIoTのような新しい技術トレンドが現れたときには、いち早く技術を導入し、システムやサービスに活用できないか考えていきます。 IoTは今では当たり前のように市場に出回りましたが、いまから2~3年前はこれほど商品があふれるとは想像できていなかったと思います。 トレンドに敏感に対応していく環境であることも、当社の魅力であるといえます。
またWEB事業でも同様に、お客様に安全に、安心して品質のいいものをお届けする、という姿勢のもと、機械学習やAI、データマイニングなどの最先端の技術を取りいれながら、サービスをより良くしていくことに注力できる環境があります。
それにより、お客様の生活をより便利に楽しくなるものはないか、Webサービスやスマホアプリでお客様の生活に密着したサービスを継続して提供し続けています。
このような環境の中で、全社的にエンジニアの成長機会を創出することに取り組んでおり、技術やサービスをフルに活用して新しいサービスを作っていくことを目指しています。
ニフティの仕事で一番印象に残っていること
1992年、日本での商用ISPサービスが開始され、日本のインターネットビジネスの元年と言われる時に、当社でのシステム開発担当者として仕事をできたことです。
当社は、同年より「WIDEプロジェクト」という産学共同のインターネット接続実験プロジェクトに参加しており、同時にインターネット接続サービスの試験運用を開始しました。それが現在の@niftyの源流です。 “インターネットはどういう仕組みなのか?、インターネットでビジネスをするにはどうしたらよいのか?”、当社に限らずIT業界のエンジニアみんなが模索していた時期でした。 参考にできる技術文献も少なかったですし、とにかくわからない事ばかりであったので、研究者や一般企業のエンジニアが組織の壁を越えて協力し、相互接続実験を行いました。そのWIDEプロジェクトのみなさんにたいへんお世話になりながら、無我夢中で勉強しました。 その時の苦労や失敗、得られた人脈、経験が今でも私のキャリアに深く影響していると思います。
一日のスケジュールは?
エンジニアに求められる要素について
技術の進化が進むなかで、エンジニアに求められるスキルや技術は変化しつつあります。絶えず最新の技術トレンドにアンテナを立てながら、ものづくりに活かすことは当たり前。開発言語やツールの使い方に詳しくてプログラミングが出来るだけではなく、最近はAI/機械学習やデータ分析活用の知識があるか無いかで、仕事の幅や発想も広がっていると感じています。
間違いなく、ヒットしているサービスに携わっているエンジニア達は、日々、お客様の反応や利用状況のデータを分析してサービス改善に繋げています。
つまり、単にロジックを組んでシステムを動かしていくだけではなく、得られるデータを、どのように活用していくか、という「分析力」「デザイン力」「企画力」が、これからのエンジニアに求められる要素であると考えています。
そのためにも、学生の皆さんにはぜひ、自分が考えたものを何かしら形にする、ということを一度でいいので経験して欲しいと思います。
そして、自分が良いと思ったものを企画して実際にリリースすることで、「もっとこうすればよかった」「こんな苦労をした」「友達に喜ばれた」など、成功体験を自ら作りだしてください。まずは自分の好きなこと、やりたいことを形にしてみることをおすすめします。
ちょっと余談ですが…
リアル脱出ゲームをはじめとした謎解きゲームに参加するのが大好きです。 休暇や会社帰りに、同僚のみなさんと遊ぶことがよくあります。 成功率はあまり高くありませんが、頭と体を使って汗をかいたり、なんとも言えない達成感が癖になっています。 以前、私の要望で内定者のみなさんとの親睦会と称して、当社の会議室を使って一緒にリアル脱出ゲームを開催させていただいたことがあるくらいです。
みなさんへメッセージ
2020年を境に、インターネットの環境は大きく変化すると考えられます。これから先の未来に、私たちがどのようなサービスを提供していくのか、まだまだ模索中ではありますが、未来に向かって、さまざまなことに一緒にチャレンジしていける人を求めています。
世の中の仕組みを変えていけるサービスを、ゼロから一緒に作っていきましょう。