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エンジニアが受託会社からスタートアップの会社にきたら異世界だった

はじめまして

ネクストイノベーション株式会社でスマホアプリを担当している松下です。
ここではスマホを通して医者に診察してもらうことができる、オンライン診療サービス「スマ診」と「スマルナ」を開発しています。

私は以前まで、受託会社でスマホアプリを開発していましたが、今年からネクストイノベーションのプロジェクトに参画することになりました。
ネクストイノベーションは一昨年にできたばかりのスタートアップであり、同じエンジニアリングでも受託会社からのマインドを一新する必要がありました。
実際にプロジェクトをやってみて感じたことを話したいと思います。

サービス全体を俯瞰して見る

受託開発になるとソースコードに対して、ある程度品質を担保する必要があります。
理由は他にもありますが、一つ例を挙げると、開発する会社と運用する会社が異なるケースが存在するからです。

家に例えると、ハウスメーカーである建設会社とリフォームなどを行う地域の工務店みたいなものです。家を建てるのは建設会社ですが、リフォームを行うのは工務店です。
リフォームを行なっている際に、欠陥住宅であるということがバレると建築会社の信頼に関わるので、顧客は二度とその会社には依頼しないでしょう。
つまり、ソースコードが汚いと可読性が悪くなり運用がしにくくなり、仕事をもらえなくなるリスクがあります。

極端な話、スタートアップで自社の新規サービスを構築する場合はそんなことどうだっていいのです。
ソースコードが汚くても、サービスが正常に使えるのであれば、ユーザーにとっては関係のない話だということです。
ソースコード内の変数をわかりやすい名前にするのってエンジニアの自己満であり、サービス全体を俯瞰としてみると小さな問題です。

もちろんマインドの話をしているのであって、汚いソースコードを書いてもいいって話をしているわけではないです。
例えば、何気なく行なっている言語を採用する際に関しても「AndroidアプリではJavaよりもKotlinが流行っているし、完結にソースコードを書くことができるから採用しよう」
ではなく、「Kotlinを使うことでソースコードを完結に書くことができ、全体的な開発コストが下がり、ユーザーにサービスを安く提供できる」というところまで考えることが重要だと感じさせられました。

アウトプットの大切さ

アウトプットができる人が評価されるのは受託会社であってもスタートアップの会社であっても同じだと思います。
ただ、そのアウトプットの方法、敷居の高さ、定義が異なるのではないかと実感しています。

個人的には、受託会社はエンジニアリングとしての技術力をどれだけ蓄積しているかで会社全体の価値が決まると思っています。
技術力が高いものをアウトプットすれば同僚の技術力がアップするし、エンジニアの仕事の幅が広がれば、会社として受託できる仕事の幅も増えるという好循環を発生させることができます。
つまり、技術力向上のためにアウトプットした人は会社からも評価されますし、周りからも信頼を置かれます。

しかしながら、技術力をアウトプットする場合は普段の業務からは指標化しにくい部分があります。なので、一般的にブログ、勉強会など様々な方法が採られますが、どれも"イベント"感があります。
ブログを書くにしても記事を書かないといけないし、社内勉強会にしてもプレゼン資料が必要になります。
まぁそれは仕方がない部分ではありますが、"イベント"は毎日あるわけではありません。
自ら手を挙げて、日時を決めて、周りに告知する、という段取りが必要になるので少しハードルが上がってしまいます。

ですが、ネクストイノベーションに関しては技術力の向上というよりも、事業がよりよいものにすることを目的としています。
事業をよりよくするためのアイデアを発言する場所って、会議でも飲み会でもいいわけです。普段の何気ない会話から解決するかもしれません。
完璧な意見を出す必要はなく、ふと思ったことを発言してみると、問題解決の糸口になったりするケースが多いです。
そういった意味では意見も立派なアウトプットであると思っています。

受託会社していた時の癖が抜けずに、効率化のみを考えた意見を出してしまうと、チーム内の人から「それってユーザーにとって不親切だよね」と言われた時には「やってしもた!!」って思うときもあります(笑)

まとめ

私がプログラムを始めたのは2年前のことで、受託会社に入社したころは右も左もわからないような状況でした。
その頃は、エンジニアの世界でやっていけるのかという不安もありましたが、それよりもプログラムの楽しさに心を奪われていました。好奇心に勝る勉強法はないですね(笑)
出来る事が増えていくほど任される業務が日に日に多くなっていき、技術力を向上させることが優秀なエンジニアだと思い込んでいました。

でもそれは違っていました。
正確には、間違ってはないけどその先があったと言ったほうがいいかもしれません。

技術力に固執してしまうと俯瞰してサービス全体を見れなくなってしまうということがあります。
ですが、技術力がないとユーザーに対して価値を提供できないということも事実です。

私はまだまだ未熟な部分が多いですが、スキルとマインドがあってこそ優秀なエンジニアになれると思います。

それら両方を経験してきたからこそ、自分にしかできない価値を生み出せるエンジニアになれるよう精進していきたいと思います。

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