こんにちは!
ニュートン・コンサルティングの関口咲です。
私は2023年度に入社した、新卒2年目のコンサルタントです。
(ニュートンは決算期が12月なので、1月から既に2年目と呼ばれます。)
新卒にとって社会人になるというのは、とても緊張するものです。特にリスクマネジメントコンサルタントという専門知識や経験を必要とする難易度の高い業務を行うとなると不安を感じる方も多いと思います。実際、私も入社前は入社後の自分の姿を思い描くことができず漠然とした不安を感じておりました。
しかし、ニュートンでは配属直後から多種多様なプロジェクトに関わり、先輩の姿を横で見ながら成長できる環境が整っています。それを可能にしている大きな要因の一つが「ブラザー/シスター制度」です。
私自身チーム配属後、この制度のおかげでいくつものプロジェクトに参加し多様な業務について学ぶことができました。
今回は、そんな「ブラザー/シスター制度」をご紹介するとともに、2年目を迎えた今と今後についてお伝えいたします。
ニュートンの「ブラザー/シスター制度」
ニュートンでは、入社後2ヶ月間の研修期間が設けられ、その後、6月に本配属となります。その後年度終わりの12月までの7カ月間が教育期間となります。
ニュートンの「ブラザー/シスター制度」とは、教育期間中、新卒コンサルタント1名につき、先輩コンサルタント1名が任命され、新卒コンサルタントのお悩み・質問相談窓口として伴走する制度です。基本的にはブラザー/シスターと同じお客様プロジェクトに入ることで実務的な知識やノウハウに加え、お客様とのコミュニケーションやプロジェクトの進め方などについて直接指導を受けることができ、コンサルタントとしての基礎を効率よく身につけることができます。
私の場合、チームに配属される際に同じチームの3年目の先輩がシスターとしてついてくださいました。
シスターのカバー範囲は広く、社内ルールからプロジェクトでの動き方までニュートンで働くうえで必要なことを都度教えていただきました。「自分で考えてもわからないことがあればシスターに聞いてみる!」というサポート体制は新卒の私にとって大きな安心材料となりました。
実際の取り組みとしては、毎朝2人でおこなう朝礼(15分)や週に1回おこなう1on1面談(60分)の時間で、日々の業務確認や課題認識、それに対する解決策へのアドバイスなどをしていただきました。今改めて振り返ると、やること全てが初めての業務という状況の中、不明点の解決や課題への助言を定期的にしていただける体制は非常に贅沢だったと感じます。
ブラザー/シスター制度のメリット
このように、配属後の新卒を徹底的にサポートしてくれるブラザー/シスター制度ですが、実際に7カ月間の教育期間を経験した私が思うこの制度のメリットが4つあります。
1. ブラザー/シスターの姿をお手本に、まずは社会人としての基本をおさえることができる
2. 新卒のうちから規模に関わらず様々な案件に関わることができる
3. もちろんプロジェクトの作業や役割などの実務も実施
4. 小さな疑問や不安でも、すぐに質問できる
以下、詳しく説明します。
◆ブラザー/シスターの姿をお手本に、まずは社会人としての基本をおさえることができる
上で説明したように、基本的に配属後はブラザーやシスターが参画しているお客様案件に一緒にアサインされます。そのため、初めての作業や初めての訪問など、初めてのことを経験する際にもブラザーやシスターが同じ場面にいることがほとんどです。まずは社会人として必要なビジネスマナーや打合せの参加の仕方など基本的な部分について間近で見て学ぶことができました。
また、プロジェクトメンバーとして求められる動き方についても教育期間のうちからブラザー/シスターの動きを見ておくことで、今後自分が同じ役割を任せられた時にどうするべきかを学ぶことができます。先輩の動き方を見て学ぶということに関しては、ブラザー/シスター以外の先輩から学ぶことも可能ですが、やはり年次の近い先輩から学ぶことで、より現実感のある再現性の高い学びを得ることができるのが最大のメリットです。
◆新卒のうちから規模に関わらず様々な案件に関わることができる
新卒のうちから規模に関わらず様々な案件に関わることは、コンサルタントとして成長するために非常に重要な経験であり、ニュートンではブラザー/シスター制度によりこれを可能にしています。こうした経験で得られるメリットについて2つの観点でご紹介します。
1つ目は、支援内容や案件の規模に関わらず幅広い経験を積むことができるという点です。
配属直後、ほとんどの場面でブラザー/シスターとともに動くことで、支援内容や案件の規模に関わらず幅広い経験をすることができます。例えば、1年間のERM構築支援プロジェクトから4カ月のBCP訓練支援プロジェクトまで、様々なプロジェクトに携わることで、プロジェクトの進め方やマネジメントスキルを学ぶことができます。
支援内容や案件の規模によって求められるスキルは異なるため、様々な経験を積むことで、幅広い案件に対応できるコンサルタントとして成長することが可能です。
2つ目は、業界や企業についての知識を増やすことができるという点です。
企業の規模や事業内容によってお客様が抱える悩みも異なるため、支援する際にはコンサルタントとして企業の理解を深める必要があります。そのため、教育期間のうちに様々な案件に入り幅広い業種、業態のお客様と関わることで、業界や企業についての知識を深めることができます。
◆もちろんプロジェクトの作業や役割などの実務も実施
ブラザー/シスターと共にプロジェクトに携わる際には、もちろん実務も担当します。実務を進めるにあたっては、やり方を教えて頂けるだけでなく、実施した作業についてレビューを頂けるため、自分の課題や改善点が明確になり今後の対応につなげることができます。こうして、新卒のうちから1次作業として担当させていただくことで様々な役割に対して果敢に挑戦することができるのです。
◆小さな疑問や不安でもすぐに質問することができる
配属直後、ブラザー/シスターと同じプロジェクトに入り様々な経験ができるからこそ疑問や不安などが多く出てきます。また、案件外の質問など誰に聞いていいのかわからないという状況もあると思います。そんな時に質問できるのがブラザーやシスターです。この制度があることで、相談すべき相手が明確になり、誰に相談していいかわからないから疑問を放置してしまう、という事態にはなりません。どんなに小さなことでもしっかりと確認しながら前に進めるため安心して経験を積むことができます。また、自分の疑問を言語化して相手に説明するという機会が増えると理解の促進にもつながるため、一石二鳥で成長することができます。
このように、ブラザー/シスターについてもらいながら業務にあたることで何事にも安心して果敢に挑戦することができます。コンサル業務に限らず、社内の様々な活動に関しても頼れる先輩というのは新卒にとって非常に心強い存在となります。
ここまでブラザー/シスター制度について制度の内容とそのメリットについてご紹介してきましたが、こうしたサポートのもと教育期間を過ごした私が1年経って現状どうなっているかについて最後にお伝えしていきたいと思います。
入社1年後の現状
まず、教育期間で基本的な会社のルールや業務の基礎に関して学び、身に着けることができました。初めての作業はレクチャーの時間をとって教えて頂けたため、ご指摘は徐々に少なくなってきているように感じます。また、初めての役割を担当する際に確認すべきことなどの留意点も併せてご教示いただけたことで、今後の気づきを得ることができました。プロジェクトの流れについても配属後いくつもの案件に携わらせていただいたことで理解が深まり、少しずつ自分で判断して動くということができるようになってきました。メンバーとして存在感を出すことと、小規模案件のPM経験を積むことが今後の目標になります!
また、定期的にフィードバックを頂いたり、課題や解決策の相談をしていることで、自分の強みと弱みについて業務に落とし込んで考えることができるようになりました。はじめは慣れないことばかりで、弱みばかりが目に付き自分の強みを見失いがちですが、ブラザー/シスターとともに幅広い業務を経験していく中で「これは得意かも?」と思えるものが洗い出されます。そのため、自分の強みは理解しつつ今後重点的に取り組んでいくべき課題が明確になりました。
入社から目まぐるしく1年が過ぎましたが、教育期間の学びは確実に日々の業務に役立っています。
入社前は不安なことばかりで自分がリスクマネジメントのコンサルタントとして活躍できる姿が想像できないと思っている方も多いと思います。私もそうでした!しかし、不安や疑問に対して常に隣でサポートしてくれる先輩がいるため、立ち止まることなく着実に成長していくことができます。
今後は自分の力で成長を促進していけるように基礎に立ち返ることを忘れず、一人のコンサルタントとして日々邁進してまいります。