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NT賞はどのチームに?モビリティの未来を考える「M-BIC」最終審査会レポート

皆様、こんにちは。ニューステクノロジー人事担当です。

弊社が協賛した東京大学と同志社大学が主催する「モビリティを活用したビジネス・イノベーション・コンテスト(以下「M-BIC」)が、この度最終審査会を迎え、企業特別賞としてニューステクノロジー賞を授与させていただきましたので、当日の様子や選出した理由、弊社のモビリティ事業のこれからについて、弊社モビリティ事業部責任者の本庄よりお話しお聞きしました。

| アジェンダ
📚「M-BIC」勉強会のこれまで
🏆ニューステクノロジー賞選定理由
🚖モビリティ事業のこれから


| 「 M-BIC」勉強会のこれまで

ニューステクノロジーのモビリティ事業部にて責任者をしております、本庄と申します。

本年8月から計4回の勉強会が開催され、参加チームの議論に参加させていただきました。
参加する中で、学生チームのビジネスアイデアや勉強会での議論を通じて多くの刺激と発見がありましたが、参加チームのビジネスアイデアでは、例えば京都に住んでいて交通混雑により観光に支障が出ているのをなんとか解決したい、といったような原体験を多くの学生たちが語っているのに気付かされました。これは非常に重要なことだと考えており、こうあったら良いのにな、という想いが価値のあるユーザーエクスペリエンスの根幹になるのだと思います。

「M-BIC」は自動運転をテーマにしたビジネスコンテストですが、そうした新しいユーザーエクスペリエンスがテクノロジーによって実現可能になるというのがビジネスにとってはもう一つ重要ですし、このユーザーエクスペリエンスとテクノロジーが両輪で回ると新しい価値を持つサービスが生まれるのだと考えています。


| ニューステクノロジー賞選定理由

M-BIC本選とは別に企業特別賞が設けられ、僭越ながらニューステクノロジー賞を授与させていただきました。
弊社の選出基準は以下の通りです。

1.当社ビジョン「つくりかたを新しく。とどけかたを新しく。」の視点
2.移動体験として新たなユーザーエクスペリエンスをもたらす価値提供
3.アイデアとして世の中におけるユニークさ
4.事業としてのフィージビリティ

出場した全13チームの中から、「マチミチ -ポチっと道路占用-」をプレゼンされた、東京大学大学院のチームMWのお二人にニューステクノロジー賞を決定、授与いたしました。

▶️東京大学大学院 南さん、渡邉さん、NT本庄(写真左から)


都市工学、建築学を専攻されているお二人から見た、自動運転によって変わる街をユニークに捉えた素晴らしいアイデアでした。
マチミチは「道路を占有して使用したい企業」「道路を管理する人」「道路にサービスを提供して欲しい人」を繋ぐプラットフォームですが、自動運転化で生まれる道路の余白を活用し、道路を有効活用し、人を巻き込みながら街を活性化させていく未来図に、感心するとともに大きな可能性を感じました。

欧米では都市計画の中でゾーニングの一環として、道路面積に占める歩道の割合を大きくして、通行者が増えて道路空間が多様化することによって街の魅力向上と消費喚起を図る事例が多く見られます。
例えば、ニューヨークの有名なタイムズスクエアでは交通混雑と人混みが酷かったのが、ブロードウェイ側を歩行者専用道路に改変することでおしゃれで賑わいのある街並みに変貌しています。

こうした計画のもう一つの目的としては交通の最適化にあると言われており、交通事故の減少や交通混雑の緩和、公共交通の利便性向上を目指すものとされています。
自動運転もまさにこうした手段の一つとして位置付けられることが期待されるもので、その便益は車両の自動運転化に留まらず街や社会の姿も変え得るという観点から、チームMWのアイデアはそれに通じる先見性と視座の高さがあったと評価させていただきました。


|モビリティ事業のこれから

参加チームのビジネスアイデアの多くにも見られるのですが、移動体験について弊社の実例を交えながら、モビリティ事業の今後についてお話しさせていただきます。

自動運転は省人化や効率化によって交通に新しい価値をもたらすものですが、一方でその価値は移動手段に留まるものではありません。
例えば、人が運転しなくて良い、座席が前を向いていなく良い、自分の部屋やオフィスのように自由に色々なことができる、といったようなことが実現すると予測されていますが、それは本質的には移動時間や移動空間が移動という目的以上の過ごし方に変わる、移動手段の対価以上の価値が生まれるということだと捉えています。

弊社は交通機関の一つであるタクシーというモビリティを活用して、『ジャイアンツタクシー』や『ミュージカルキングアーサータクシー』といったサービスを提供しておりますが、これまでは移動“先“の目的地に体験があったものを、移動“中“も一連の体験として楽しむことができるという移動体験を実現しているものです。


これは一例ですが、モビリティにおいて大きく変わっていくことは、人は消費をするために移動するという一方向の関係であったものが移動と消費体験が融合していくことにあると考えています。
それをいち早く世の中に実現して提供していくことをこれからも目指していきたいと思います。


| 最後に

自動運転が実現したら、人々の生活はどう変わると思いますか?
自動運転が当たり前になった未来からの手紙をイメージして作った、当社制作の動画がありますのでご覧ください。

株式会社ニューステクノロジーでは一緒に働く仲間を募集しています

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