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ビデオリリースの肝となるコンテンツ作り。視聴者、クライアント、会社、そして自身の成長にも利のあるクリエイティブを目指す。


Yutaka Ichikawa プロフィール - Wantedly
ディレクター
https://www.wantedly.com/users/18244104?c=1

前職で培ったテレビ番組のディレクターの経験を生かしながら、ビデオリリースのコンテンツを制作しています。取材、編集、配信のスピード感は、NewsTV独特で非常に刺激的です。あらゆる意味で10年後、20年後につながるコンテンツ作りを心がけています。


10年後の明確なビジョンと新たな刺激を求めて転職を決意

転職を決めた理由は、今後10年、20年とTV業界で仕事を続けたとき、未来がぼんやりしていると感じたからです。また正直、これまでの仕事や環境に飽きてしまったところもあります。一方、ネットをベースとした動画ビジネスは大きな伸びしろがあります。TVに未練がまるでなかったわけではありませんが、ディレクターとして脂がのっている時期に自分の立ち位置を作りたい、そしてもっと刺激的な仕事がしたいと考え、 NewsTVに入社しました。

スマホ視聴ならではコンテンツ作り、スピードとクオリティをとことん追求

ビデオリリースのコンテンツを作るのが映像制作部の仕事です。様々なクライアントの取材を行い、その日中に納品できる状態、完パケに持っていくのが基本。編集作業は最短4時間程度です。昼に取材を終え、夜に動画が完成、当日配信されることもあります。従来の常識では考えられない、ちょっと異常なスピード感です。撮影では現場を仕切りつつ、シーンやコメントの使う・使わないの判断を次々と進めていきます。この頭の中で編集していく感覚が面白く、ある意味、中毒症状になっていると言えるかもしれません。

映像作りで大事にしているのは、商品やサービスの根幹となるメリットを素早く抽出し、視聴者にストレートに当てていくこと。スマホユーザーの視聴感覚はテレビとはだいぶ違い、すぐに結論を求める傾向があります。結論を伝える前に離脱されては元も子もないので、情報の出し方が大きなカギになります。同じ情報を含んだビデオリリースでも情報の組み方によって、視聴率が非常に異なるのがこの世界の面白さです。また、CMのメイキングをビデオリリースとしてまとめて欲しいという要望や、昔からある商品を新しい切り口で訴求したいといったケースなど、求められるコンテンツの幅も広がりつつあります。



目指すのは、データを徹底活用したクリエイティブ

TV業界の出身なので視聴率と長らく戦ってきましたが、この業界でも再生回数や離脱率といった数字がつきまといます。今までとの最大の違いは、動画を配信している運用チームが詳細なデータを取っており、どのシーンでどれほどの人が離脱したのか明確にわかることです。原因と結果が単なる印象論ではなく、詳細なデータに裏付けされているのがNewsTV最大の武器です。どうすれば離脱率が減るのか、あるいは完全視聴率が上がるか。試行錯誤しながら数字と戦うのは刺激的です。またデータに基づいた分析を続けることで、クリエイティブが日進月歩で進化します。実際、自分が2〜3か月前に編集したコンテンツを見ると驚くほど「古い」と感じ、「直すべきところがあること」に気づきます。この感覚は本当に面白いです。データを使いこなし、クリエイティブへ適切に還元していく知識と技術が、次世代の映像制作業界をリードする上で重要なアイテムになると思います。

必要なのは、ポジティブな気持ちと楽しむ心

ネット動画サービスには新しい演出方法や表現手法が眠る、未知の領域が大いにあります。新たな気持ちで貪欲に仕事へ取り組むこと、ポジティブな気持ちを持ち続けることで、より一層楽しむことができます。ビデオリリースを新たな産業にしていくクリエイティブを、皆さんと挑戦できればと思います。

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