こんにちは、NewsTV代表取締役 杉浦健太です。
すっかり更新をサボっていて申し訳ありません。
先週の11月末で、弊社2019年2月期の3Qが終了いたしました。12月より第4コーナーに差し掛かり、最後の直線で末脚一閃、加速して参ります。※わたくし競馬は全くしませんが
さて12月に入り、セミナー/勉強会でお呼びいただくことが多くなってきたため、そこでお話している2018年に出た調査データと、動画広告の未来で考えられることを自分自身の整理のためにも執筆しようと思います。
■メディア接触時間について
博報堂DYメディアパートナーズ メディア環境研究所様が、2006年から実施している【博報堂DYメディアパートナーズ メディア環境研究所 「メディア定点調査2017」】より。
デジタルメディア、全体に占めるシェアが初めて過半数へ
今回の調査でデジタルメディアが50%を越えてきており、2018年も更に加速していることが予想されます。特にスマートフォンの接触時間についてはここ数年急激な伸びを記録していることが見て取れます。
■録画再生時のTVCM視聴態度について
こちらは今年の6月にインテージ様より発表されたものですが、録画再生された番組でCM時間帯に再生している録画機は概ね2・3割であることが分かります。
「CM飛ばし」の実態は?インテージ、スマートTVログを用いて視聴態度を調査
■インターネット広告市場について
そのような流れの中、株式会社矢野経済研究所様より今年の8月に発表された調査によると、2017年度のインターネット広告国内市場規模は前年度比111.7%の約1.3兆円、2022年度には約2.4兆円までの拡大を予測されています。
■動画広告市場について
インターネット広告市場の中でも「動画広告」について特化して毎年実施されているのがサイバーエージェント様、デジタルインファクト様の共同調査。先週発表されたばかりのホヤホヤの調査です。いつもありがとうございます。
2018年の動画広告市場は1,843億円、昨年比134%の見通し 2023年に4,640億円と予想されています。
昨年の調査では2023年は約3,500億だったため、この1年で1,000億以上上方修正されたことになります。昨年の調査↓
そして動画広告市場は、2024年に約5,000億円に達すると予測されております。
5000億規模の市場というのは、なんとみんな大好きアイスクリームの市場と同様だそうです。↓
■5Gの時代へ
2020年以降、5Gの時代が到来します。現在、スマートフォンでブラウザ、アプリを見ると動画表示までに多少のラグが発生しますが、あと2年たてばこういった多少のストレスも感じないほどにスムーズな視聴体験がスマートフォンで実現できるようになります。
たぶん今の20代の方々は全く知らないと思いますが、3G時代のスマートフォンでは、ブラウザ開くのすら、なんかクルクルまわる表示が出て、掲示まで非常に時間がかかりました。あと地下鉄ではスマホ見られませんでした。
4Gになりそのストレスがなくなり、重いサイトもコンテンツもそれなりの速度で表示されるようになってきたかと思います。
5G時代の到来が待ち遠しいです。
■通信費について
携帯キャリア様各社の9月の発表時にあったように、使いたい放題のプランは3,000円台になり、今後低価格化がより加速していくと考えられます。
2000円台になり、1000円台になり、3桁になり・・・・
そうなったときに、「月の通信量の上限超え」を意味する「パケ死」という言葉が死語になっているイメージです。もう誰も「バリ3」と言わないように。
■過去からの未来予想
こちらは1997年1月のYahoo!JAPANのTOPページです。
見事なまでのテキストコミュニケーションです。
PCでは、ADSLの時代から光になり「テキストのみ」のコミュニケーションから、「テキスト」+「画像」→「テキスト」+「画像」+「動画」のコミュニケーションに変化していきました。
その変化の流れの中で、「やっぱりテキストのみのコミュニケーションが最高だよね、テキストに変えよう」にならなかったように、スマートフォンにおいても「テキスト、画像のみ」のコミュニケーションにはもはや不可逆な状況だと考えております。
もちろん「テキスト」「画像」のみでコミュニケーションするべきものは、残って行くと思います。例えば私の大好きなログミーさん(https://finance.logmi.jp/)とか。決算説明会を1時間ずっと見るのはきついですが、書き起こしを見ると5分に短縮でき、かつ経営者の細かい表現や資料からだとわからないニュアンスを掴むことができるので。
そのような背景から、2020年以降は、スマートフォンで静止画流れてたら違和感ある時代が到来すると考えております。今、テレビのCMで静止画のコンテンツ流れていたら違和感あるように。
※Instagram、Twitter、Tiktokなどで動画に慣れ親しんでいる10代は特に
最近の書籍でテキストから「マンガでわかる○○」がヒットしている流れも非常に面白いと思います。
■NewsTVとして
2024年に今年の約3倍の約5000億市場が予測される中で、今、弊社のように、日本において動画領域で制作・配信・分析を一気通貫して本気で取り組んでいる人はたぶん1000人いないと思っています(勝手な想像)。動画領域で、制作だけ、とか、配信運用だけ、とか、分析だけ、とかの人はもっといると思いますが。
今、NewsTVは「ニュースリリース」の動画化「ビデオリリース」という領域ですが、累計1500本の動画制作・配信データ・DMPデータなどの知見活用し、今後は新卒採用、中途採用、不動産、美容、教育、医療、旅行、飲食、結婚など様々な領域において、テキストと画像のコミュニケーションを動画に置き換える事業を展開していきます。
しかし、ニュース領域含め、この動画領域はまだまだ正解が見つかっていないのも事実だと考えております。それ故に、5000億市場にめがけて、自らの手で正解を創れるチャンスというのがゴロゴロ転がっている領域であるのです。
■5000億の市場環境の中
自分がいる世界と、自分がいない世界を想像してみてください。
自分がいることによって、世界をどう変化させるか?ワクワクすることを妄想してください。
自分がいることによって、世界の変化を大きくしていく仕事をしたい、そういった仕事を創造したい、という方は、ぜひNewsTVで一緒に働きましょう。
そしてすでにNewsTVの仲間になってくれている社員にも上記のような考え方で、2020年以降の世界を妄想しながらも、足元4Qの末脚を発揮いただければ最高です。
最後までお読みいただきありがとうございました。NewsTVに興味を持っていただいたらぜひオフィスに遊びに来てください。↓
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