NewsTV、博報堂DYメディアパートナーズ、博報堂DYアウトドア、「買われるビデオリリースフォーマット」を開発・提供開始
NewsTVが提供する「ビデオリリース」とは、企業の記者発表会/PRイベント/展示会/新商品情報などを、無料でビデオリリース化(動画化)した後、独自の配信プラットフォーム「NewsTV ...
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000002.000025981.html
NewsTVのオウンドメディア「NewsTV's blog」で連載中の広告業界で活躍している方への、NewsTV代表杉浦のインタビュー企画!
wantedlyでもインタビュー記事の一部をご紹介していきます!
NewsTVでは、2018年8月30日に、博報堂DYメディアパートナーズ様、博報堂DYアウトドア様と共に「買われるビデオリリースフォーマット」というビデオリリースの新たな商品をリリースしました。このプロジェクトの責任者である博報堂DYメディアパートナーズの小林パウロ篤史様との対談企画第2回目の今回は、2018年8月30日に共同リリースした「買われるビデオリリースフォーマット」という商品についてのご紹介です!
「買われるビデオリリースフォーマット」とは、ビデオリリースの新たなフォーマットとして誕生しました。
リアルの場面でのモニター/サイネージにビデオリリース(動画)を表示する際に、商品紹介動画の他に、モニター内の動画横に商品画像を含めた価格などの商品説明を固定表示する事により、いつ視聴を開始しても商品概要が分かるような設計になっています。
動画広告により商品の特長を分かり易く説明するだけでなくブランド名、商品・サービス名、価格などの商品概要も認識できるため、商品・サービスの購入・利用意向の向上に寄与することが可能です!
詳細は下記のリリースをご参照ください。
小林パウロ篤史さん(以下、小林さん)
常に新しいメディアへの関心を寄せていますが、新しい発明はなかなか生まれない中で、組み合わせによって新しいものを生み出すことができると思っています。例えば、オンラインとオフラインの商材の組み合わせなどがそうですね。
ちょうどNewsTVの営業さん(宮川さん・窪田さん)と話をしているときに、そういった新しいモノを生み出したいという熱が盛り上がり、今回の新しい広告フォーマットの開発に至りました。
現在の広告は、デジタルとアナログの端境期だと思っていて、その中において、本来生活者が接するもの全てがメディアだと考えています。
オンライン/オフライン問わず、SNS、web、看板や交通広告などすべての媒体は、ユーザーにとっては情報を得るためのメディアなんですよね。
NewsTV 杉浦(以下、杉浦)
オンラインもオフラインも、ユーザーが触れるものはすべてメディアである、と思います。
NewsTVを実施いただいた企業様でも、オンラインでの広告配信やwebの商品サービスページで動画を配信・掲載していただくのはもちろんですが、店舗のPOPサイネージで流していただくことで実際に売り上げが伸びる という例も聞いています。
オフラインでの展開がキモとは思いつつ、なかなかNewsTVだけではオフラインへの挑戦ができないので、今回の取り組みは大きな一歩だったと感じています。
小林さん
そうなんですよ。
今思えば、通常でも動画を流しているイオンチャンネルなどのメディアでビデオリリースを流す というのはとても自然な流れだと思っていますし、むしろなぜ今までやらなかったんだろう とさえ感じるほどです笑。
今回は、NewsTVさんと一緒に、「SNS・オンラインで運用しているNewsTVのビデオリリース」を、オフラインで流す方法を探してみたんです。
色々と構想を練っている中で、博報堂DYアウトドアが販売しているイオンチャンネルを使ってオフラインで動画を展開できるんじゃないかという案が出てきました。
ただ、このフォーマットを開発する上でネックになった点が2点あります。
①適した動画の尺は?
②適した動画の出し方は?
まず1つ目の「適した動画の尺」。
通常のビデオリリースは60-90秒程度ですが、その長さが果たしてレジ待ちのユーザーが見る上で適した尺なのかどうか、という点です。
みなさんもレジに並んだご経験はあると思いますが、空いていてほとんど待たない場合もあれば、混み合う時間は長く待つような場合もあります。
こういった様々なユーザーに対して、どの場合でも負荷なく、悪いイメージを持たずに見ていただくにはどれくらいの尺がいいのか?を徹底的に考えました。
NewsTVの営業さんはもちろん、NewsTVのビデオリリースを実際に撮影・制作しているNewsTVの制作チームとも意見を交わし、見てもらい且つレジ待ちの人たちが嫌にならないフォーマットを検討しました。
そこで、イオンチャンネルの元々のフォーマットである30秒に合わせて設計することにしました。
次に2つ目の「適した動画の出し方」です。
レジを待つ方々は、必ず動画を最初から見てくれるわけではありません。
レジ待ちの列に並ぶタイミングによっては、動画の後半から見る方もいるはずです。
色々な状態で見た際にしっかりと情報を伝えるためにはどうすればいいのか。これが非常に重要な課題でもありました。
そこで、モニターをメインの大画面、下の横長バナー部分、横の縦長バナー部分の3つに分割して利用することにしたんです。
まずメインの大画面には、1つ目の課題解決で制作した適した尺の動画を流しました。
下の横長バナーには、商品説明の簡潔なテキストを入れ、一瞬見ただけでも商品の特長を理解できるようにしました。
最後に横の縦長バナーには商品・サービスの静止画を表示。商品写真や価格、ブランド名を常時アピールすることで、購入・利用意向の向上を狙いました。
さらにこのフォーマットを分かりやすく表現するため、名称はシンプルに「買われるビデオリリースフォーマット」にしました。
オンラインで展開するビデオリリースをオフラインのメディアで効果的に展開することで、広告でありながら”ユーザーに伝わるコンテンツ”を新たに開発することができたと感じています。
杉浦
そうですね。
広告枠に広告を流すのは当然ですが、小林さんの言うように「広告枠にコンテンツを流す」時代になっていくなと感じています。
その中でポイントになるのは、商品をアピールする『広告』の要素と、商品に興味があるユーザーにとっては必要な情報である『コンテンツ』の要素のバランスだと思っています。
小林さん
ユーザーに楽しんでみてもらう『コンテンツ』の中に、いかに役に立つ商品情報をアピールする『広告』の要素を組み入れていくのか というバランスですね。
杉浦
もともと、ビデオリリースで取り扱っていた新商品情報やニュースリリースは、それ自体がコンテンツになります。
世の中の人が求めていない新商品や、新サービスをわざわざ開発・販売する企業はいないですし、企業の良いモノを、適切な情報にして、適切なターゲットに届けるというのは非常に重要なことだと思います。
こういった『コンテンツ』のバランスを極めていく、また新たなコンテンツの露出パターンを検討していくことが、新しいフォーマットの開発、新しいモノの開発に繋がっていくと感じています。
動画広告自体の発展はもちろんですが、コンテンツを提供する場所(メディア)の変化も大きく影響すると思っています。
時代に応じた形に、メディアもフォーマットもどんどん変わってきています。
まもなく来る5Gの時代に、誰でも動画を負荷なく見ることができる状態になったときに、何が変わるのか?
そのときに、プロモーションの要素をどう上積みするのか、価値をどうやって上げていくのかという点は、悩ましいですが考えていかなければならない重要な課題だと感じています。
小林さん
様々な変動が起き、色んなフォーマットが出てきたときに、それまでの間にどれだけのチャレンジをして、テストをして、検証する土台を作ってその『時代が変わるタイミング』を迎えられるかどうかが勝負だと感じています。
どれだけドラスティックな変化/出来事があるかわからないですが、その変化の合間を繋げる場面には立ち会っていたいな、と思います。
変化の前後を理解して繋げられる人こそが、『時代が変わるタイミング』を形作る活躍ができるんじゃないかな、と。
杉浦
動画市場が伸びていくのは既に明白ですが、どう伸びていくのか、どういう経緯をたどるのかは、なかなか分からないですよね。
だからこそ、いろんな可能性を見据えて、いろんなネットワークを作って、いろんなチャレンジをしておきたいと感じます。
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