なにをやっているのか
「Every relationship is beautiful.」を掲げるブランド「REING」を設立。着る人の性別を問わず着用できるアンダーウェアの販売や、自分であることを楽しむ場所「REING Living」、‘MY BEST’を見つけるためのビューティーイベント「mirrors」などを通じ、二元論に囚われない個のあり方を提案しています。
カレーを通じて、新たなコミュニティを作っていく日本初の月額制・会員制のカレーショップ「6curry KITCHEN」を展開。昨年は恵比寿に引き続き、渋谷に2号店をオープンしました。「EXPERIENCE THE MIX.」をコンセプトに掲げ、多くの人やアイデアが混ざり合う、一人一人の居場所を作っています。
VISIONING®とは、その事業や取り組みが「どんな未来を信じているか」という宣言から実現に向けたアクションまでを、一気通貫して遂行する活動です。
大量生産・大量消費、終身雇用・年功序列、マイホーム・マイカーといった既存の価値観や、市場・自社のポジションなどを前提に、競争を勝ち抜くための企画やブランディングが今の主流ですが、21世紀の多様な価値観が浸透する新しい社会に適合しないものが増えてきています。
私たちは、未来の社会にとって必要なアクションを企画し、リスクを取って実行することで、ステークホルダーからの共感を獲得し、サービサーとユーザー、製造元と販売者といった取引上の役割を超え、あらゆる関係者と協働しながら、主体性を持って社会を前進させていきます。
具体的な事例は会社HPでご覧ください。(https://newpeace.jp/)
なぜやるのか
新型コロナウイルスによる緊急事態宣言を受け、株式会社IDOMが運営する中古車事業「Gulliver(ガリバー)」と協働し、「#SaveMoving」をスローガンにしたクルマ支援プロジェクトの企画/クリエイティブを実施。医療従事者をはじめ“いま不安のなかで移動を必要とするすべての方"を対象に、全国1万名へ最大3ヵ月間クルマを無償提供しました。
スポーツは「共感のツールとして非常に有効であり、人々の心と体を動かすものである」との考えのもと、ビル&メリンダ・ゲイツ財団とともに、東京2020組織委員会やスポーツ庁とタッグを組み、SDGsに取り組んでいくソーシャルムーブメント「Our Global Goals」を開発。 オリンピアン・パラリンピアン含むアスリート一人一人が世界の解決したい課題を決め、東京2020大会を通じて呼びかけることで、国民や企業・メディアを巻き込みました。
20世紀的システムから人々を解放し、多様性が爆発する社会をつくる。
人口増加と、低い賃金を優位性に、大量生産、大量消費を前提とする規模の追求が、国家的・安定的な成長戦略だった戦後の高度経済成長期。重厚長大産業など、主力産業の成長ため、定住、終身雇用、職住近接、性役割の徹底などが促進され、それを前提とする教育によって、画一的な価値観が形成されました。その中で、国や企業など、少数の大きな存在が、個人の生き方に大きな影響力を持つようになります。
しかし今、技術革新や情報爆発などによる不確実性の高まりに、大震災など旧来の価値観を揺さぶる出来事が重なり、マイノリティの孤立、働き方問題、環境問題など、20世紀的なシステムと、現代的な価値観の不整合が露呈しはじめています。SNSをはじめとするサービスにより、個人が個人として生きることが可能になりつつありますが、それは同時に、社会的な孤立と闘うことでもあります。多くの人々が、その厳しさを実感、予感し、新しい生き方に挑戦したくとも、旧来のシステムや価値観に囚われ続けています。
VISIONING®は、新しい価値観や生き方によって実現する未来像(VISION)の旗の下、立場を超えた仲間を集め、孤独に脅かされることなく、現実的な実行力を持って活動するための方法論です。これによって、 個人や企業が、各自の価値観にしたがって生き方を選択できるようになり、その結果、実現される多様性を原動力に、社会全体が成長、前進していくと、信じています。
どうやっているのか
◾︎組織の特徴
・手法は自由
掲げたVISIONを実現するという唯一の目的に対し、手法を限定しないため、クライアントからの請負、資本参加、自社事業、プロボノとしての人員供出など、様々なビジネススキームが混在します。
・カンパニー制
生活様式・関係性・公共・学び方/働き方など、アップデートが求められる領域ごとに、組織(カンパニー)とそのVISIONを設定し、その集合が一つの会社になっています。カンパニーは現存の領域に限らず、必要であると判断されれば、増設されます。
具体的な事例、カンパニーについては、会社HPをご覧下さい。(https://newpeace.jp/)
◾︎行動指針:NEWPEACE WAY
・Why driven -自らの視点をさらけ出し、世界に働きかけよう-
「多様性が爆発する社会」とは、個々人が自分の価値観「WHY」を持ち、主体的に社会に参画している状態です。その実現のため、まず自分たちが明確なWHYを持ち、言行一致させていくことを大切にしています。
・Change is growth -変化を受け入れ、楽しむことが、真の成長になる-
WHYは、ライフステージ、関わる人、社会情勢などにより変わっていくため、変化を受け入れ、それによって自身が変化し続けることを楽しむ態度が、WHY DRIVENであるために必須であると考えています。
・Always family -健やかなる時も病める時も、味方であり続ける-
自身の価値観をさらけ出すことや、変化することは、リスクのある行動であり、時に苦痛を伴います。そのような挑戦を続ける人や組織にとって、お互いに守り、支え合う、心理的安全性を備えた、家族のような集団であることを目指しています。
◾︎こんな人が向いています
・他者を理解・受容しようとする方(↔批判的、一義的な正論に拘る、違いを楽しめない)
多様な社会においては、他者を理解し、受容する姿勢は最低限の素養であると考えています。共感ができなくとも、価値観やその背景に対する好奇心を持てる方が向いています。一筋縄ではいかない変わり者が多いので、とにかく退屈しません。
・変化を歓迎し、対応する意欲のある方(↔保守的、決めたことを変えない、新しさを楽しめない)
社会の変化が予測不可能な時代において、やるべきことや考え方は、変化してしかり、と考えています。また、多様な相手と恊働する意味は、他者や馴染みのない事物から学び、自分が変わることです。変わる勇気をお持ちの方には、最高の成長環境です。
・素直であり、率直な方(↔意地っ張り、意見を変えられない、一線を引く)
多様なメンバー間でのコミュニケーションの効率を保つため、他者の意見やフィードバックをバイアス抜きで受け止められる方、また、自分の意見や気持ちを素直に表現できる方が、向いています。衝突はありますが、空気を読むことを求められないので、風通しの良い環境です。
・スマートな方(↔無駄なことをしても平気、時間をかけても平気、うまいやり方に興味がない)
楽に済ませるべきことを、楽に済むようにしていくことに興味がある方、時間や工数、費用に関する感覚が鋭い方が向いています。形式に対するこだわりはありませんが、ローテク寄りの人間が多いので、PDSサイクルやグロースハックが好きな方、仲間のためにやれる方は、ヒーローになれます。
・負けず嫌いで、やりきる力のある方(↔こなすことが快感、諦める、結果や細部に拘らない)
メンバーの価値観やバックグラウンドが多岐にわたり、各々の姿勢以外に信頼の材料がないため、共通の目的やVISIONの実現に対して、やれることをやりきる方が向いています。どのような方向性であれ、美意識やポリシーのある方は尊敬される、また、そうなりたい人を応援する文化です。
現在は17名のメンバーがいますが、コーポレートチームを除くと、5名が主に企業とのコラボレーションを担当、10名程度が自社事業を展開するチームとなっています。
https://newpeace.jp/team
メンバーの主な職歴
・博報堂(プロデューサー)
・リクルート(UX Designer)
・広告代理店(アカウントマネージャー)
・ベンチャー(経営企画)