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わかってくれる人がいるだけで仕事はもっと楽しくなる。上海に日本のモノづくりを届けたい

この連載では「ニューワールドではたらく人」を取材し、どんなお仕事をしているのか、なぜ今の会社を選んだのか、その人の好きなものなどをご紹介していきます。

読んでみて少しでも「一緒に働いてみたらどんな感じなのかな?」「ちょっとこの人と話してみたいな」と思ってもらえると嬉しいです。

今回の【ニューワールドではたらく人】では、
上海でマーケターとして働いている「アイリーン」に話しを聞いてみました。

まずはスペシャリティコーヒーを飲んで

待ち合わせは浅草に新しくできた「FUGLEN ASAKUSA」。「FUGULEN」は1963年にノルウェーのOsloで創業したコーヒーロースター&カフェ。

日本にいながらもドアを開けると時間の流れが変わる空間。「日本じゃないみたい!」と思わず心の中でつぶやきながら待っていると。2人のカメラマンを携えてやってきたアイリーン。

「遅くなってごめんね」という彼女と2人のカメラマン。聞くと上海CoffeeFestivalでも撮影をしているスチールとムービーのカメラマンでした。

そう、今回の来日は2日間に渡って開催される『Tokyo Coffee Festival』のため。ニューワールドの仕事と自分の好きを掛け合わせている彼女の働き方は控えめにいってもかっこいい。

まるで紅茶のような透き通ったコーヒーを頼んだアイリーン。スペシャリティコーヒーに魅せられた彼女は根っからのコーヒーラバー。一口のませてもらってビックリ。チェリーのような果実味と飲んだ後に鼻孔に残る華やかさに目が丸くなった。

「何これ!美味しい!」でも、このままではアイリーンのインタビューのはずが、コーヒーについてのインタビューになってしまいそうだから(笑)まずは今の仕事内容を聞かせてください。

アイリーン(以下「」)「いま上海でCRAFT STOREのPOPUPを企画から運営までやっています。それからweiboの運用、上海に進出したい日本ブランドのマーケティングや、KOLとのタイアップ企画(写真はKOLタイアップのもの)、日本ブランドを扱いたい上海の商社やメディアに営業にいったり……ひとり上海支社ですね。」

サラッと言ったけどすごいよね。

「中国ではネットの規制があるのでCRAFT STOREのページが重くて開けなくて、weiboにCRAFT STOREのスタイルをつくらないと、と思ってコンテンツ制作にも力をいれています。
扱っている商品は、どれも本当にいいなと思えるものが多いから、weiboでも日本らしさが見えるよう、中国語の手書き文字アプリを使ってるのがこだわりです」



POPUPではFlower studioと日本のうつわをコラボしたワークショップや有田焼のドリッパーを使ったコーヒーのハンドドリップワークショップなどを企画しました。

weiboのコンテンツはモノづくりの背景をきちんと伝えることを目的としているんだね。もともとアイリーンはどういうキャリアだったのでしょうか?

「新卒で貿易会社につとめて雑貨のバイヤーや日本むけにインテリア家具などの商品企画をやっていました。
中国でモノを作って日本で売るのもいいけれど、会社の新規プロジェクトとして日本のいいものを中国で売ろうという話が出たとき私しか手があがらなかった(笑)

いまニューワールドでやっている仕事と被るけれど、当時は『これいいよね!』って共感してくれる人が少なくて寂しかったから、ニューワールドは共感してくれるメンバーが多くてとっても嬉しいです。わかってくれる人がいるだけで仕事がもっと楽しくなる。」

わかる!自分だけわかっててもいいんだけど、「あ、それ私もすき」とか言われると「わかるのか~~!!」ってテンションあがるよね。


アイリーンの話を聞くと「日本が好き」っていうことが伝わってくるけど、きっかけってなにかあったのでしょうか。

「大学に入る前に日本に遊びに行ったことがきっかけです。もともと日本のドラマが好きで行ってみたい国の一つだったのだけれど、人も街も刺激的ですごく環境がいいと感じました。もう10年前のことだけど今でもその感動は忘れられないですね。あと美味しいものが多い。

中国の大学では貿易を専攻していたのだけど、やっぱり海外留学がしたいと思い大学を中退し日本の大学に編入しました」


大学卒業後は上海でインテリアや貿易関係の仕事に就職したわけだけど、上海の就職事情ってどんな感じなんでしょう。

「中国では1年くらいで転職する人が多いです。新卒で入った会社は5年いて独立したいと思って辞めたわけだけど、周りの人からは『長かったね』と言われました。

一旦会社辞めてこれからの進路に迷った時期に、海外で自分のキャリアや目標をつくっていくか悩みました。世界観を広げたいと思って、半年間NYに行って語学を勉強したり色んなカルチャーをみたり生活をしてみて、親戚とか友達とか頼れる人がいなくてもやっていけたのでかなり自信がつきましたね。トータルで3年くらい悩んだし、自分を切り崩した3年間だったから反省もあるけど、結果よかったなと思ってます」


再チャレンジは大好きな日本との仕事

ニューワールド代表の井手さんとは貿易会社にいた頃の知り合いだったと聞いたけど「一緒に働かないか」と言われたときはどうだった?

「3年間悩んだ人生の目標やこれからのキャリアを考えたときに、仕事が大好きだから仕事と自分のライフスタイルをミックスさせ、やりがいを感じられるのが一番だという結論にいたりました。

ニューワールドでの仕事は、大好きな日本のいいものを中国に伝えることができる。前の職場でやりたかったけどうまくいかなかったプロジェクトをもう一度チャレンジできる環境だったので今仕事が本当に楽しいです!

やらないと決めていることは売りに走ること。いいものを分かってくれる人にちゃんと伝えたいなと思っています」

日本と上海でのリモートだし、働き方としてはかなり特殊だと思うけれどその辺は気にならない?

「固定概念が好きじゃないから全然あり!ベンチャーっていいなと思う。特に一緒に良さをわかってくれるメンバーがいるのがいい。

チームをつくっていて自分ひとりだけ走って、共感してくれる人がいないのは寂しい。
仕事は仕事、プライベートはプライベートとわけない。それが私にあってるなと思う」


カフェ巡りは、自分の時間をつくるため

最後にハマっていることとか聞こうと思うのだけど「アイリーンといえばコーヒー」な理由をみんな知りたがっていると思っているので聞かせてください。

「わたし本当に仕事が大好きで、ずっと仕事しちゃう。だから気づいたら全然ひとりの時間がなくて(笑)そんなときにカフェに行ってコーヒーを飲むときは、自分のプライベートの時間をつくれるなと、カフェ巡りで癒されると思ってはじめました。」

あ、なんかわかる気がする。こだわりぬかれた空間でホッと一息つくと「ようやく息ができる」みたいな瞬間あるよね。

「そうそう。カフェに行ったらオーナーと必ず話をしてコーヒーやお店のこだわりを聞くようにしている。好奇心が強いのでもっと知りたくなる。特にカフェの空間づくりは日本がめちゃくちゃいい!」

そうなんだ~!上海の方がお店の内装とかすごそうだなと想像してました。

「オーナーの話を聞いてみると、スペシャリティコーヒーを淹れている人はまったく異業種から始めた人も多くて。自分のキャリアに悩んだときに、カフェでそんな話を聞けて本当によかった。自分の人生のやりがいや夢に向かって自分を励ましていける人を尊敬する。

コーヒーは可能性が無限にあると思っていて。農業、哲学、歴史、地理、流通いろんなことにつながっているの」

カフェやコーヒーからそこまで考えられるアイリーン、やっぱり面白いな~。
ねえ、子供のころ何になりたかったの?

「美容師!髪を切っている間その人をコントロールできるからすごい!!と思った。
あとバスのチケット販売の人。みんなからお金をもらってすごいと思ったから」

目の付け所が斬新(笑)これから目指したいことはある?

「次はKOLになりたい。仕事優先だから個人の投稿って後回しになるけど夢です」

きょうは色んなお話しが聞けてとっても楽しかったです。ありがとうございました。


アイリーンってすごいなと常々思っていたけれど、とにかく物腰が柔らかくてそこに人が集まってくるのかなと思いました。

ベンチャーだからこそ新しい働き方にチャレンジし、今までにない最高のチームワークが生まれるのではないでしょうか。

ニューワールドでは、一緒に働く仲間を募集しています。ちょっと話を聞いてみたいな話してみたいなという方も大歓迎です。お気軽にご連絡ください!心よりお待ちしております。

weibo@Craft.Japan
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