こんにちは!在宅広報部のOです。
今回インタビューするのは、製造部主任の野口(社歴3年7ヵ月)。
製造未経験で入社した野口に、日本ツクリダスのものづくりの特徴、ものづくりの魅力について聞きました。
私自身も製造・ものづくりは未経験なので技術的な難しい話はありません!
「製造・ものづくりってどんな仕事だろう?」と気になった方はぜひご覧ください。
●今は具体的にどんな仕事をしていますか?
ご依頼いただいた図面をもとに、金属を加工して部品などを製造するのが主な仕事です。金属の塊を削ったり磨いたりして車や工作機械の部品、金型を作っていきます。
―金型とはなんですか?
部品を作るための型ですが、たい焼きを作るときに使う型というと分かりやすいかもしれませんね。(実際はたい焼きではなく、部品を作るための型)
あとは、主任を任されているので製造部全体の仕事の流れを把握し、段取りを立てています。
具体的には、全ての図面に目を通して、それぞれの納期からその日のスケジュール調整しています。
月に約1000種類もの量をこなさないといけないので、漏れがないようにM:net(エムネット 日本ツクリダス開発の生産管理システム)を使い「これは○○さんにやってもらおう」と担当を決めるのも僕の仕事です。
●ものづくりの魅力を教えてください。
紙に書かれた平面の図面から、完成後の形状は大体想像ができるのですが、実際に加工して立体になっていくのを見るのが楽しいですね。
中には「CとDを合体させてひとつの製品」という図面もあります。
このCとDとがピッタリとはまったときは「おお!!」と思わず声を出したくなる感動がありますよ!
―なかなか日常生活では感じられない感動ですね! 逆に大変なことはありますか?
日本ツクリダスの製造メンバーは平均年齢が30代です。
そのため、「ものづくり歴20年」というようなベテランがいないところが大変なところかもしれません。先輩に基本を教えてもらった後はそれぞれで技術を磨いていく、そして必要に応じてみんなで教えあうというスタンスですね。
●どんなキッカケで日本ツクリダスでものづくりをすることになりましたか?
職歴を話すと少し長くなりますが、航空自衛隊の自衛官として社会人生活をスタートさせ、転職して福岡の清掃会社の清掃員になりました。その後、ご縁があって大阪にやってきました。
大阪では、職業訓練校で興味のあった建築CADを学びました。
CADを学ぶ中で、建築業界よりも製造業界の方が興味があるなと自分の嗜好が分かってきました。職業訓練校の卒業後はCADを生かして製造に関わる仕事をしたいと思い、鉄工所で設計アシスタントをしていました。
そこではパソコンで部品の図面を作成したり、修正したりとデスクワークが中心でした。
「パソコンに向かって図面を書くより、手を動かしてカタチにしていく作業の方が向いてるかもしれない。」とものづくりに携われる仕事を探しました。そして製造企業3社を候補に挙げた中から日本ツクリダスの面接を受けました。
―3社から日本ツクリダスを選んだ理由はなんでしょうか?
応募前にそれぞれの会社をインターネットで調べました。
その中で、日本ツクリダスはホームページが充実していて一番印象に残りましたね。
よく見ていくと金属雑貨のironidea【イロニデア】が目に留まりました。
オリジナルブランドを立ち上げて、幅広いものづくりをしているのが面白く「ここならものづくりを心から楽しめる」と思い、家族の強い後押しもあり入社を決めました。
●製造業としての日本ツクリダスの特徴を教えてください。
日本ツクリダス以外で製造経験がないので他社との比較が難しいですが、「特急対応」が特徴だと思います。
例えば、午前中に図面をいただき、当日の夕方に納品するという納品スピードがごく短期間のものです。
―調整したスケジュールを再度組み替えることになりますよね?焦りませんか?
そうなりますが、腕の見せ所でもあるので順番や段取りを変えながら対応しています。
特急対応は、お急ぎのお客様の要望に応えられる上に、他社との差別化にもなるので注力していく体制です!
―ものづくり初心者の質問ですが、例えば同じ部品の製造をA社とB社に発注した場合、それぞれ出来具合は違うのですか?
違いますね!
日本ツクリダスでは、品質管理という製品を検査する部門があります。
現場でのチェック(つくったその場で寸法が範囲内に収まっているか確認する作業)はもちろんありますが、それに加えて品質管理で二次チェックしています。
この検査体制の有無で製品の出来具合が変わってきます。当社は、品質管理検定2級の有資格者がきちんと管理してくれているので現場としても安心ですし、より自信をもって納品できます。
品質管理体制も日本ツクリダスの特徴のひとつといえますね!
●日本ツクリダスで働く魅力はなんでしょうか?
いい意味で町工場らしくないところが魅力だと思います。
僕が初めて日本ツクリダスに面接に来たときの印象は「めっちゃキレイ!」でした。
イメージしていた町工場とギャップがありましたね。
今では、清潔を維持しながら品質も納期もきちんと守れているところが自慢です。
あとは部署間での壁がなく、社長含めみんな仲がいいのもいいところです。
和気あいあいというとありきたりですが、みんなの笑い声がよく聞こえてきますよ。
なにかを成し遂げたいとやる気がある人にはとてもいい会社だと思います。
「これをやりたい!」といった意見が通りやすい風土ですからね。
僕のいる製造部でいえば、新しい機械の導入や、配置も現場の意見で決定しました。
●今後ものづくりの現場でなりたい姿はありますか?
ものづくりに携わって3年半以上たちますが「ものづくりは楽しい!」という新鮮な気持ちが絶えないんですよ。
実は、金属の材質と削る工具によってやり方を変える必要があるのですが。
材料と機械の相性を探って、ツヤをだしつつ、細かな寸法を狙っていく…これが難しくも面白いです! どんな素材のどんな加工もできるように、もっともっと技術を高めていきたいですね!
●インタビュー後記
ものづくりのやりがいを語る中で終始「楽しい!」と話していたのが印象的でした。製造の中心に立つ野口ですが、気難しいそうなザ・職人という雰囲気がなく、笑顔がすてきなナイスガイ! インタビュー後に工場見学もしましたが、工場内はエアコン完備でとても快適!
作業者は安全のために長袖着用をするので、夏場でも快適に作業できるようにとの配慮から作業環境が整えられています。
また、日本ツクリダスは工場見学を随時受付けています。「製造の仕事に興味がある」、「工場の雰囲気を見てみたい」という方はぜひお越しください!