私が社会人になりたての頃の話ですが、
新橋に本社のある広告代理店に勤めていました。
新橋と言えば、よくサラリーマンの街などと言われますが、
確かにスーツ姿のビジネスマンが多く、駅前には多数の飲食店がずらり。
当然、私も毎日会社の先輩に連れられて新橋の居酒屋に通っていました。
店構えはさまざまですが、特に先輩に連れて行ってもらったのは
JRの高架下の側にあるスタンディングバー、もとい「立ち飲み屋」でした。
大きな酒樽をテーブルにして、ビールと簡単なつまみ。
立ちながらなので、そんなに長居はしません。
今考えれば、顧客の回転率が高く、粗利の高いアルコールを中心に
顧客を獲得していたその「立ち飲み屋」は相当儲かっていたに違いありません。
そう、人は立ちながらだと長くその場にい続ける事ができない。
そんなメカニズムを仕事に応用すべく
当社のオフィスにはスタンディングスペースがあります。
本来はテーブルとイスが置いてあった場所ですが、
スタンディングスペースに変えたことで、ミーティング時間が短縮。
さらには気軽に利用できる事もあり、コミュニケーションも活性化しています。
ただテーブルを設置するのみではなく、
スタンディングテーブル用のPCとモニターも設置してあるので
ミーティングに那覇や石垣拠点のメンバーを交えてインストする事もできます。
大切なのは、今までの「あたりまえ」を見直して、新しいソリューションを柔軟に取り入れること。
あっと驚く結果を連れてきてくれます。