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なにをやっているのか

北海道らしい美しい農業風景が広がる村
山井校長(スノーピーク社長)の授業風景。講師は皆、誰かに何かを伝えたい、その純粋な気持ちで教壇にたつ
北海道・十勝地方にある更別村(さらべつむら)は人口が3200人、人口減少が進む小さな村。 この更別村に、昨年の春に地域を盛り上げるまちおこしプロジェクトとして「十勝さらべつ熱中小学校」を開校しました! ◆熱中小学校とは?? 廃校・空き施設を利用して、10代~70代の大人の皆さまに出会いと学びを提供する場。2015年10月に山形県高畠町ではじまり、現在全国で600名を超える生徒が学ぶ「大人の学校」です。 「熱中小学校」の名前の由来は、高畠町の会場となっている校舎が1970年代に放映された水谷豊さん主演のテレビドラマ「熱中時代」のロケで使われたこと、大人が「もういちど7歳の目で世界を・・・」というコンセプトからつけられました。 熱中小学校の教室では、IT企業などの社長、大学教授、デザイナー、技術者などの豪華な教諭陣が様々なトピックの講義を行い、地域の人材育成・異業種間交流・地域間交流・特産品開発・サテライトオフィス事業に取り組んでいます。 北海道から九州まで10を超える地域が連携し、地域の垣根を飛び越えた全国レベルの地方創生プロジェクトとして注目を集めています 。 熱中小学校の教諭一覧 (大変豪華です!!) http://www.necchu-shogakkou.com/teacherlist まちの課題を解決するために必要なものは、「ひと」の力です。地方には、地域の活性化に向けて行動できるプレイヤーが圧倒的に不足しています。 熱中小学校では、各業界の最先端で活躍する方々を講師に招き、最先端のビジネスに関する知識やノウハウを学ぶことができるだけではなく、想いのある個人同士がつながり、一緒にアクションを起こす仲間作りができる場を提供します。 「ひと」をつくることが、結果的に「まち」をつくることに繋がる。それが更別村が、熱中小学校プロジェクトに村の将来を賭けて取り組む理由です。 本プロジェクトでは、更別村はもちろんこと、更別がある十勝地方、そして北海道全体を活性化していくため、地域の「稼ぐ力」を上げる可能性のある事業には、どんどんチャレンジしていきます! <十勝さらべつ熱中小学校で行う事業> ■熱中小学校の企画・運営事業 ■空き施設を活用したサテライトオフィス事業 ■宿泊・飲食事業、観光コンテンツ開発事業 ■産直マルシェの運営事業 ■動画配信スタジオの管理事業 ■未来型農業(アクアポニックスなど)の推進事業 ■地域の特産品開発・ブランディング・販路開拓  などなど・・・

なぜやるのか

草木が氷で覆われる「霧氷」。冬の観光コンテンツ開発も大きな課題
みんなでジーンズを凍らせて村をPRしたフローズンパンツキャンペーンは広告効果は数億円 !
「ローカルに学び、ローカルで挑戦する」 急速な人口減少。消滅可能性都市。消えゆくローカルコミュニティ。 地方を取りまく環境は日々厳しさを増しています。 しかし、地方には 「作り手が見える食」 「人生を賭けられるやりがいのある仕事」 「地域全体で子どもを見守るあたたかい子育て環境」 など、私たちが生きていく中で本当に大切なこと、 利便性を追求した社会の中でどこかに忘れてきてしまったものたちが残っています。 ローカルから学べることは、きっと沢山あるのではないかと思っています。 ローカルだからこそ、挑戦できることも多くあります。  特産品の企画、観光開発、企業誘致・・・ 地域には沢山の課題=挑戦の機会があるからです。 そしてこの地域、北海道更別村には、まさに「挑戦」ができるフィールドがあります!地域住民と関わりあいながら、常識にとらわれない斬新な発想で、ローカル課題をどんどん解決し、新たな「コト」を興す。新たな挑戦が、地域の中に一つ、また一つと生まれ、それらが地域内での仕事の選択肢を増やすこと、雇用を増やすことに繋がっていくと考えています。 これらの動きが、「挑戦しやすいローカル」の空気づくりに結びつくと私たちは信じています。 「グローバル&自立型人材の育成」 私たちのもう一つのミッションはグローバル&自立型人材の育成です。様々な企業、団体、個人のニーズを結びつけ、グローバルに活躍する人々の能力開発を支援していきます。 熱中小学校プロジェクトでは、国内外問わず、多くのトップ講師と、ビジョンを共有し、全国の自治体と連携しながら、日本のグローバル人材育成の課題解決のため、様々なプログラムを共創していきます。 ローカルに身を置きながらも、マインドやビジネスの目指す先はグローバルを見据えています。  <更別村 西山村長からのメッセージ> 「私は現在更別村の村長を担っていますが、もともとは学校の先生でした。長年教育者として働いてきましたが、村長として働く中で感じるのは村をつくるのはやはり人である、ということ。 熱中小学校のプロジェクトは、一つの自治体の枠に捉われず全国の自治体や最先端の講師陣と連携し、切磋琢磨しながら活動することができます。全国レベル、いや国際的な視野を持ち世界レベルで活躍できる人材育成を目指しています。更別村ではIoT×農業など最先端の研究や実証実験を推進しています。 教育はすぐに結果が見えるものではありません。しかし、私は村が末永く繁栄しつづけるために、村の100年後を見据えたプロジェクトとしてこのプロジェクトを進めるという覚悟を決めました。新しいチャレンジには困難もつきものですが、きっと皆さんの人生にとってもまたとないチャレンジの機会になるはずです。このチャレンジをぜひ一緒に楽しみましょう!」 <自身も講師として教壇に立ち、十勝と東京の二地域で働く北村貴PTA会長からのメッセージ> 「人間的に成長したい人にはぴったりの環境だと思います。私自身も熱中小学校の教壇に立つ講師なのですが、毎回びっくりするような人に出会えます。その人脈こそが将来みなさんの財産になります。 東京にいるとあなたは1000万の中の1人。しかし、田舎に来るとあなたは3200人のうちの1人です。この存在感の違いはとてつもなく大きい。ローカルってたった1人のひとの意識によって大きく変わってしまう。 更別村は小さな村ですが、更別村がある十勝や北海道は世界的なブランドです。日本全体を発信できる場にやってくると思って来てください。あなたのキャリアアップにつながるステージが待っています。」

どうやっているのか

右から北村さん、西山村長、元地域おこし協力隊の亀井さん。
拠点となる空き施設をリノベーションして校舎として再生。
・0から1を立ち上げる面白さ! 最大の面白さは、様々な事業をイチから立ち上げられること。 他人に決められたマニュアルの上を歩くのではなく、 白いキャンバスに自分が思う未来を描くことができます。 チャレンジ精神のある方には、これ以上にない環境です。 ・空き施設をリノベーションで再生 事業の拠点は、村内にある使われなくなった空き施設。 この空き施設をリノベーションし、「学校」として再生させて、同じ敷地内のいくつかの建物を宿泊施設やレストラン、マルシェなどに改装中です。 ・まっさらです 新しい会社なので、特に決まり事などはなく、まっさらな状態です。 自由度は抜群。 あなた自身がこの事業、この会社のルールを創ることができます。 ・夢があります 今働いているメンバーたちはとにかく大きな夢を持ち、更別村の未来に賭けて行動している、そんなメンバーです。