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「時間と距離の壁を超える」オンライン診療が切り拓く平等な医療と医師の新しい働き方

みなさん、こんにちは!株式会社Neautech(ニューテック)で広報を担当しております、赤坂です。

株式会社Neautechは「医療とテクノロジーで自分をもっと好きになれる社会へ」を企業パーパスに、ANS.(ANS.)というオンライン美肌治療サービスを主軸として、化粧品開発事業、医療DX事業の3つの事業を運営しているスタートアップ企業です。

今回は、ANS.監修医であり、オンライン診療の第一人者でもある竹村昌敏先生にインタビュー!医療における新たな選択肢として注目されているオンライン診療についてお話を伺いました。


ANS.監修医師:竹村昌敏
高知医科大学医学部卒業。「オンライン診療」という言葉を公式の場で初めて使った第一人者で、論文等の執筆多数。高知大学医学部医療VR講座特任准教授という一面も。

オンライン診療は医療課題を解決するための糸口になる

____竹村先生はオンライン診療の第一人者ですが、IT×医療に携わるようになった経緯を教えてください!

私が初めてこの分野に関わったのは2014年ころ。インターネットなどのネットワークシステムを活用した医療支援ソフトの企画・研究開発をする会社の立ち上げに誘ってもらったことがきっかけです。当時はまだ「オンライン診療」という言葉は存在せず、「遠隔診療」や「遠隔医療」という言葉が使われていました。これらは何十年も前から研究されていて、臨床に応用しようという試みもあったのですが、なかなか一般化しませんでした。

そこで、まずは分かりやすく、分かりやすく親しみやすい表現にすることで認知を広げていこうと考え、2015年頃「オンライン診療」という言葉を初めて学会で発表しました。

2018年がオンライン診療元年といわれているので、それより少し前から取り組んでいたことになりますね。


____その頃からオンライン診療の必要性を感じていたのでしょうか。

そうですね。東京などの都市部では近くに病院がたくさんありますが、医療機関へのアクセスが難しい地域では、十分な医療を受けられないことも少なくありません。そうした現状に触れ、医療の不平等さを意識するようになりました。

また、育児や家庭の事情で医療現場を離れ、そのまま復帰が難しくなってしまう医師が多くいることにも、大きな課題を感じていたんです。活かせる知識があるのに、環境のせいで発揮できないのはもったいないなと。

オンライン診療は、こういった医療の課題を解決するための糸口になると感じました。それを実現する仕組みを作りたいという思いが、この分野に取り組む原動力になりましたね。

ANS.の使命は、時間や距離による不平等を解決し、適切な医療を提供すること

____オンライン美肌治療 ANS.の魅力はどういった点にあると思いますか。

一番の魅力は、やはり利便性ですね。
近くにクリニックがない方や、子育てなどで忙しくクリニックに行く時間がない方でも、ご自宅で、すきま時間に診察を受けていただけるため、時間距離と空間距離の両方を縮めることができます。
どこにいても、どんな環境であっても、平等に美肌治療を受けられるというのはとても大きなメリットですね。

また、対面診療でしつこくアップセルをされて高い契約を交わしてしまったというお話も聞きます。そういった経験から、ユーザー様の中には美容クリニックに行くのが怖いという方もいます。

その点、ANS.は対面でないため自分の意志を伝えやすいですし、お薬も1つから処方できるので安心して診察を受けていただけるのではないかなと思います。


____とはいえ、オンライン診療に対して「本当に大丈夫?」と思っている人も、まだまだ多いように思います。

そうですね。対面診療で「この人は本当に医者なのか」と疑問をもつ方はいませんよね。でも、オンラインだと「この医師は本物なの?」といった疑念を抱く方もいますし、不安に感じる人も少なからずいるだろうと思います。

ですので、ANS.ではANS.のオウンドメディア「ANS.magazine」などを通して、働く医師の情報を発信するなど、真摯に取り組んでいる姿勢を示しています。

また、「オンラインでちゃんと診てもらえるの?」という診察への不安もありますよね。オンラインではどうしても対面に比べて得られる情報が限られますから、その点は課題と言えます。

____その課題に対して、ANS.ではどのような取り組みをしているのでしょうか。

ビデオ通話での診察だけでは、解像度の問題で肌の細かい状態を診るのが難しいです。その代わりに、写真から得られる情報は格段に多いので、ANS.では「HADAログ」という機能を使って肌の写真を記録してもらっています。

写真を基に診察することで、オンラインでも適切な医療を届けられるようにしていますよ。

さらに最近では、ユーザー様にもご自身の肌の状態をより理解していただきやすくするために、肌の画像に診察内容を書き込んでお戻しするなどの工夫もしています。課題を解決するための施策も常に考え、アップデートしています。

チャットを活用した診療には大きな利点もあります。それは、診察内容を後から見返せること。対面診療だと、医師が話した内容の8〜9割を忘れてしまう方がほとんどなのですが(笑)、チャット診療なら薬の使い方や副作用が出た時の対処法など、すべて記録として残ります。

ユーザー様が後で確認できるので、理解も深まりますし、安心感も違うのでここは大きなメリットですね!

適切な医療を、必要な時に、必要な人に届けたい

____今後、どういった方と働きたいですか?

ユーザー様のお悩みやニーズに真摯に耳を傾け、それに対して適切な答えを導き出せる方にぜひ参画いただきたいです!

美容皮膚科の知識や経験が必要不可欠に思えるかもしれませんが、ANS.では美容皮膚科未経験の医師でも活躍できる環境を整えています。個々の医師のスタイルに依存せず、全てのユーザー様が同じ品質の医療を受けられるよう、ANS.独自の治療方針やガイドラインを定めているからです。

ガイドラインに沿って診察を行うことで、診察内容にばらつきが出るのを防ぎ、正しい治療方針を正確にお伝えすることができます。

また、講義や研修などを行い、知識をアップデートできる仕組みも整えていますよ。

____医師ごとに差がない診察を実現しながら、学ぶ環境も整っているのですね!

ユーザー様にとっても、医師にとっても、良い環境をつくることが私の役目です。

オンライン診療は、育児中や現場復帰を目指す医師にとって、自宅で柔軟に働ける環境は非常に魅力的ですし、新しい分野に携わることで新しい生き方が見えてくることもあるかと思います。

※現在、医師の募集は行なっていませんが、今後再開の見込みが立ちましたら公式サイトよりお知らせいたします。


____最後に、ANS.の未来とオンライン診療の可能性について教えてください。

ANS.が目指しているのは「適切な医療を必要な時に、必要な人に届ける」ことです。オンライン診療は、時間や距離の壁を越え、医療の平等性を実現する手段としてとても有望です。

きちんと治療を受ければ解決できる悩みであるにもかかわらず、距離や時間の問題でそれが叶わない方々に適切な医療を届ける、それがANS.の使命だと思っています。

綺麗な肌で、自分らしく楽しい日々を送りたいと願う人の助けになりたい。これからもオンライン診療を通じて、多くの方が自分らしい人生を楽しめる社会を目指していきたいです。


社員メンバーからのメッセージ

Neautech 取締役 村山しりか
竹村先生は、とても勉強熱心な先生で、国内外の医学的な知見やトレンドについて、常にキャッチアップされています。医療に対して強い信念を持っており、"正しい答えをユーザーに届ける"ことを信条とする私たちにとって、拠り所となる存在です。メンバー全員が絶大な信頼を寄せる一方、めちゃくちゃマイペースでお茶目で笑、みんなから愛されるキャラクターです。
ANS.クリニック 薬剤師 長岡 志帆
バタ先生こと竹村医師は常に落ち着いた態度で、美容皮膚科領域において本当に幅広い知識と経験をお持ちの先生です。また、ラフな性格で、クリニックスタッフとも仲良しな一面もあります。 私も薬剤師として先生と共に仕事をさせていただいておりますが、単なる事業ではなく、「ANS.」を利用するユーザー様に正しい医療を提供することを第一に日々自己研鑽する努力家であると尊敬しています。


最後までご覧いただき、ありがとうございました!
この記事を通して、少しでもNeautechについて興味を持っていただければ嬉しいです。

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