子育てママ医師×スタートアップ経営──沖縄からフルリモートで挑む新しい働き方

みなさん、こんにちは！株式会社Neautech（ニューテック）で広報を担当しております、赤坂です。

株式会社Neautechは「医療とテクノロジーで自分をもっと好きになれる社会へ」を企業パーパスに、ANS.（アンス）というオンライン美肌治療サービスを主軸として、化粧品開発事業、医療DX事業の3つの事業を運営しているスタートアップ企業です。

今回は、Neautech取締役の村山しりかにインタビュー。フルリモートでの働き方や、母親業とキャリアの両立についてなど、普段聞けないお話を色々と伺いました！ヘルステック事業に関心がある方や、村山の働き方に興味のある方は、ぜひ最後までご覧ください。

Neautech取締役 / 医師　村山しりか
東京大学医学部を卒業後、内科医として勤務。その後、BCGに入社しヘルスケア領域に従事した後に大手美容外科グループの事業部長を経験。
現在は当社の経営戦略や事業企画を推進しながらANS.のオンライン診療医師としても活躍する。フルリモート勤務の子育てママ。

「社会に役立つ、インパクトのある仕事がしたい」超エリートが無名のスタートアップ企業への異例の転職！

____東大の医学部を卒業した方に初めて会いました（笑）これまでのキャリアを聞いてもよいでしょうか？これまでのキャリアについて教えてください。

東京大学 医学部を卒業後、内科医として勤務しました。医師を志したのは幼稚園生の頃です。喘息やアトピー性皮膚炎で病院に通っていたのですが、そのとき担当してくれていた先生に憧れていました。「治療により、誰かの人生を明るくできるなんて素晴らしい仕事だな」と子どもながらに感じていたんだと思います。

また、私の家は母子家庭で、小さい頃から母が苦労をしている姿を見ていたので、母に恩返しをしたいという思いもありました。幼稚園生にしては、可愛くない夢かもしれませんが（笑）。

その夢を叶えて内科医として働き、母にも親孝行ができたと感じたので、次なるチャレンジとして外資系コンサル会社に転職をし、医師のキャリアを活かせるヘルスケア領域に携わりました。

____医師から外資コンサルへの転職はなかなか珍しいのではないでしょうか。なぜ、コンサルに興味をもったのですか？

大学生のころ、コンサルティングファームが医学部や薬学部の生徒に向けて、その講義を聞いて事業の説明をしにきてくれていたことがありました。その際話を聞いて「医学部を卒業しても、こういう道もあるんだ」と、別の可能性を知りました。

また、同級生には医療×ビジネスを手がける人も多かったので、医師になる以外の道に興味をもつことができたのかもしれません。

私はあまり新しいことをやるときに不安を感じないようで、ただワクワクしたから転職しました。理系なので論理的に物事を考えるタイプと思われがちですが、「ワクワクする」ことも私の中で一つの重要な判断基準です。まぁ、転職した後はすごく苦労しましたけど…（笑）。

____そして、外資系コンサル会社から次は無名のスタートアップに転職。また思い切った選択をされましたね。

そうですね！ここまで辿り着くのには紆余曲折ありました。

仕事中心の生活だった独身時代は、外資系コンサルでの仕事も、刺激的で楽しかったのですが（当時は朝まで働くことも…）子どもが生まれたりとライフステージの変化があったので、子育てと仕事の両立が出来る道を考え始めました。

そして、大手美容皮膚科グループに所属して働きながら、今後のキャリアを模索することにしたのです。子どもも大好きだけど、仕事も大切。そんな想いを両立できる環境を探し求めていたんですよね。

そうして美容クリニックで働くうちに、美容医療市場がとても魅力的で面白いマーケットであることに気づきました。
患者さまたちが笑顔でお帰りになる姿をみて、「私がやりたかったことは、こういうことかもしれない」と。

一方で、オフラインでの限界も感じました。オフラインで価値提供できるのはクリニックに来院いただいた方だけなので、届けられる人が限られてしまうんですよね。

美容医療の魅力をできるだけ多くの人に届けるには、オンラインでサービスを提供する必要があるのではないか、美容医療×オンラインで起業をするのはどうだろう、と考えていたときに出会ったのがNeautechです。Neautechのビジネスはまさにやりたいと思っていたこととドンピシャでした。

数か月、Neautechのメンバーと働いてみて「このメンバーとだったら一緒に実現したい世界に近づくことができる！」と思い、ジョインすることに決めたのです。

沖縄在住！フルリモート勤務の実態とは？

____現在、しりか先生は沖縄在住で、フルリモートで働かれていますよね。1日のスケジュールを教えてください。

1日のスケジュール

6:00   起床 娘に起こされる
7:00   朝ごはんや出発準備しつつslack確認
7:45   娘送迎
8:20   娘の学校の近くのスタバ着・勤務開始＆ slack返信祭り＆1日のスケジュールをざっくりたてる
9:15   自宅に移動＆勤務スタート
18:30  家族タイム
21:30 娘が寝たら必要に応じて仕事再開

____18:30〜21:30は社内のカレンダーにも「家族タイム」と入力されていますね。

家族との時間は意識して、積極的に確保するようにしています。スケジュールにいれておくことで、みんなが状況を理解して、優先順位を考えて動いてくれるので感謝しています。

以前は、気づくとSlackを開いてしまったり、作業をしてしまったりしていたのですが、ある日、娘から「私はすぐ大人になっちゃうんだよ？」といわれてハッとして。

それからは、子育ては大変だけど、今しかない愛おしい時間を大事にすることを心がけています。

____フルリモートのメリットとデメリットを教えてください。

メリットは移動時間がないこと、快適な環境で働けるのでパフォーマンスが上がること、そして家族との時間を確保しやすいことですね。

デメリットは、自律心を管理する必要があることです。自律心がないとパフォーマンスがどんどん下がってしまうので、自分を律する意識は常にもつようにしています。

また、他の人に動きが見えず何をしているか分からないので、自分が今どういったことをしているのかは、できるだけ開示するようにも心がけています。

自己管理さえしっかりとできれば、家族と過ごせる時間が圧倒的に増えるのでリモートワークはとてもありがたいですね。

楽しみながら、でも結果にはこだわるチームづくり

____しりか先生のお仕事はどういったものなのでしょうか。

私は事業部長として、何をやるべきか、どっちに進んでいくかを長期的な視点で道筋を立て、具体的な計画に落としこみ、実際の施策を決めてPDCAを回していくという、事業全体を見た動きをしています。

はじめのころは、私がアイディアを出して、施策の細かい内容を決定して、チームに動いてもらっていたのですが、今は私が大枠を決めて、あとはチームのみんなでアイディア出しをして施策を考え、PDCAを回しています。

私は神は細部に宿ると思っているのでフィードバックはかなり細かい方だと思うのですが、それでも最近は「いいね、やってみよう！」しか言うことがないことも多くて（笑）。

チーム全員がNeautechのバリューである「Do the right things」を頭において、ユーザー様視点で施策を考え動かしていくという、とてもいい流れができていて、本当に頼もしくてよいチームだなと思っています。

　　　　　　　（普段のSlackコミュニケーションからバリューを発信されているしりかさん）

_____いま、そのチームをより強固なものにするべく採用も強化していますよね。どういった人と一緒に働きたいですか？

一緒に変化を楽しみながらフットワーク軽く、いろんなことにトライできる人が参画してくれたらいいなと思います！楽しく前向きに取り組みながら、でも結果にはこだわるチームにしていきたいですね。

私は、Neautechの「医療とテクノロジーで自分をもっと好きになれる社会へ」というパーパス 、ミッションがすごく好きなんです。綺麗になることは、人生を前向きに進んでいくための武器になると思っていて。

だから、チーム一丸となってその武器を一人でも多くの人に届けられたらいいなと思っています！

一緒に仕事をしている他メンバーからのコメント

ANS.事業部 カスタマーサクセスチーム マネージャー  廣瀬
しりかさんと一緒に働く感想を一言で言うと、「とても仕事がしやすい！」です。常にユーザーにとって何が最善か、ANS.にとってどうあるべきかを真剣に考え、斬新なアイデアを次々に生み出してくれるので、会話をしているだけでワクワクした気持ちになります。事業としての困難な状況に直面した時も、全てをポジティブに捉えて、何をするべきかを前向きに考える姿勢には私も大きな影響を受けています。

ANS.事業部 プロダクトマネージャー  清水
しりかさんは、必ず相手の目線に合わせて、コミュニケーションを取ってくださる方なので、自分の意見や考えをしっかり伝えることができ、何ごとも常に腹落ちした状態で進めることができています。また、沢山処理をしなければいけないタスクを持っている中でも、優先度を素早く判断して、対応していくスピードがとても早く、私も着いていかねば！と奮い立たせられています。

最後までご覧いただき、ありがとうございました！
この記事を通して、少しでもNeautechについて興味を持っていただければ嬉しいです。