牛田 文子(うしだふみこ)2023年入社。
札幌で音楽活動をしながら、証券会社のコールセンターに勤務。その後上京し、金融メディアを運営するWebマーケティング会社でオウンドメディアのコンテンツディレクター、その後広告代理店で営業事務を経験。再び札幌へ戻り、中途でNDPマーケティング 札幌本社に入社。現在はコンテンツ・クリエイティブ部で医療系クライアントを中心に複数のオウンドメディアのコンテンツディレクションを担当。
札幌から東京、そして札幌へ。ディレクターとしてさらに成長したくてNDPマーケティングにジョイン、この選択は“正解”だった
ーまずは自己紹介をお願いします。
コンテンツ・クリエイティブ部に所属している牛田文子です。コンテンツディレクターとして、クライアントが運営するオウンドメディアのコンテンツ制作統括や管理を担当しています。
現在はNDPマーケティングに入社して2年目で、パートナー会社やクライアントとのやり取りやコンテンツのクオリティ管理、社内のディレクション体制の構築などクライアントメディアのコンテンツ制作に関わる業務全般を統括、進行・管理しています。
ー牛田さんは中途入社でNDPマーケティングにジョインしているそうですが、これまでのキャリアを教えてください。
NDPマーケティングには2023年に入社し、現在2年目。札幌生まれの札幌育ちで、音楽大学の声楽科を卒業しました。卒業後は音楽活動を続けながら、札幌市内で派遣社員として証券会社のコールセンターに勤務、バックオフィスを担当していました。当時はその仕事が天職だと思っていましたし、なにより20代は仕事以外に自分の好きなことをしながら過ごす日々が楽しくて心地よかったんです。
でも30代に差し掛かったときに「本当にこのままでいいのだろうか」と妙な焦りを感じてしまって。そこから一念発起して「思いっきり仕事をしよう」と、札幌と音楽から離れて上京し、大手金融メディアを運営するWebマーケティング会社に入社することになりました。この会社は今でこそ知名度があり規模も大きい企業ですが、私が入社した当時はまだスタートアップで、何も整っていなかったんです。だから、とにかく自分で考えて動いて、がむしゃらに仕事をしていました。このときクライアントメディアの運用ディレクションを担当することになり、コンテンツディレクターという現在のキャリアがスタートしました。本当に激動の日々でしたが(笑)、自分でもびっくりするくらい実務経験が積めて、とてもいい経験になりました。
その後も東京で、元々興味があった広告代理店に転職し、営業事務を経験しました。仕事の面白さにのめりこむ日々でしたが、家庭の都合で札幌に戻ることになりました。
ーNDPマーケティングに入社を決めた理由はなんですか?
NDPマーケティングのことは知人からの紹介で知りました。当時メディア運営を強化していくという話を知人から聞いたので、この会社であれば自分のこれまでの経験がしっかり活かせるなと感じ、選考に進むことにしました。
面接を受ける中で、事業レベルではなく会社自体をもっと大きく成長させていきたいという、今後の展望を聞いて「NDPマーケティングであれば、自分の経験を活かしながら、新しいことにも挑戦できる」と感じ、ほぼ即決で入社を決めました(笑)。
いざ入社してみると、毎日刺激に溢れていました。NDPマーケティング札幌本社は20代のプロパー社員(新卒入社のメンバー)が多いフレッシュな現場で、東京の会社で感じていた刺激とはまた違った新しい刺激を感じられています。彼女・彼らに触発されて「私もまだまだ成長しなきゃ!」と気が引き締まる毎日です。
東京から札幌に戻ると決意した当時の私に「あなたの選択は“正解”だよ」と伝えてあげたいです。
「すごくいいコンテンツでした!」クライアントの喜びが業務の糧にー難易度の高いコンテンツの品質向上に挑み続ける
ー次に現在担当している業務について詳しく教えてください。
私が所属しているコンテンツ・クリエイティブ部は、クライアントをはじめ、自社で運営しているメディアのコンテンツ制作など全社のクリエイティブに関連する業務全般を少数精鋭で担当しています。
なかでも私が担当しているのは、クライアントが運営しているメディアのコンテンツ制作ディレクションです。
デスクワークが中心で、主にパートナー会社のディレクション業務がメインになります。プロジェクトによってはクライアントの窓口対応をしたり、打ち合わせに同席したりもするので、業務範囲は非常に広く、多くの方々と関わります。
クライアントはもちろん、セールスやエディター、ライターなどの社内外の他職種のメンバーや取引先など、立場も考えも違う人々と密にコミュニケーションを取りながら制作を進めています。ゆえに一部の業務遅延が制作全体の大きな遅れにつながることもめずらしくありません。こうした事態の発生やリスクを最小限にするため、常に先回りをしながらディレクションするようにしています。
NDPマーケティングのクライアントは業種・業界が多岐にわたっているため様々なコンテンツを制作しているのですが、その中でも私は医療系メディアを運営するクライアントのコンテンツ制作をメインに担当しています。
医療系コンテンツのディレクションで一番難しいのは、その内容です。これまでいろいろなジャンルのコンテンツを制作してきましたが、現在担当している医療系コンテンツも難しいなと感じています。ただこの難しさを乗り越えて、ディレクションし、クライアントにコンテンツを納品できたときの達成感は非常に大きく、やりがいを感じますね。
ー“ディレクター”というと華やかな職種のイメージがありますが、特に苦労された(ている)ことはありますか?
時間管理ですね。どのビジネスパーソンにとっても重要で、そして一番難しいことではないでしょうか。
様々な会社でいろいろな業務に取り組んできましたが、これが一番苦労していて、私にとって課題だと思っています。
特にNDPマーケティングで取り扱うコンテンツは難度が高いものが多いので、時間とタスクの両立には本当に苦労しています。
初めて医療系コンテンツを担当したときは、企画や構成案の確認にもかなり時間がかかりました。「どうすればクライアントもユーザーも満足できる“高品質なコンテンツ”になるだろう」と考え抜けば抜くほど、毎日時間が足りなくなるんです。でもコンテンツディレクターとして、絶対に満足してもらいたいから細部までちゃんとこだわりたい、このせめぎあいの日々です(笑)。おかげさまで医療系のクライアントとは継続的にお付き合いができているので、勘所というか品質は保ちながら効率的なディレクションができるようになってきたと感じています。そうするとまた難易度の高い依頼がきて…と時間とタスクの両立との闘いに終わりはなさそうです(笑)。
ー試行錯誤される日々で、特にやりがいを感じるのはどんな場面ですか?
コンテンツが完成して納品しきった瞬間と、ディレクション担当したコンテンツをクライアントに喜んでもらえたときです。
やはりクリエイティブに関わる立場として、クオリティは特にこだわりますし、注力します。「クライアントにとって“ベストなコンテンツ”はなんだろうか?」と考えながら、日々ディレクションしています。クライアントあっての我々ですので、私たちが自画自賛するような、自己満足なコンテンツではあってはいけません。内容はもちろん、その中にはスケジュール管理(納期)も入ります。
だからこそ限られた時間の中で、クライアントにとって最高のコンテンツを作り上げる。これが毎日の私の目標なので、コンテンツが完成して納品しきった瞬間、そしてそのコンテンツをクライアントが喜んでくれた時、「本当にやってよかったな」と感じます。難易度が高いコンテンツだからこそ、その喜びが大きいのかもしれません。
私が担当しているWebコンテンツは定性的にも定量的にも評価され続けるもの。だからこそ評価を下すクライアントにまず喜んでもらうことが非常に重要だと考えています。
日々知識のアップデートをしながら、試行錯誤を繰り返してディレクションしているので、その集大成であるコンテンツがクライアントに評価されることがやはり一番うれしいですね。
とある日の牛田さんの1日
デスクワークがほとんどなので、こういうスケジュールの日が多いです。ただタスクは毎日違うので決してルーティンではないところが、ディレクターの魅力。業務の内容は、日々の業務を通してブラッシュアップされていきます。その変化がまた楽しくて、ディレクターという職種にハマってしまっている要因だと思います(笑)。
ー仕事をする上で意識していることについて教えてください。
繰り返しになりますが、「クライアントが求めるレベル以上の高クオリティなコンテンツを期限以内に納めること」です。
もう少し紐解くと、制作ディレクションをしながら、各ルールやマニュアルなどの進行周りの環境を整えること、ここを特に強く意識しています。
イメージとしてはディレクションしてコンテンツを作りながら、社内や外部の進行フローやルールなどを整備して、今後のディレクションレベルを上げていく、といった感じです。
私のようなクライアントメディアのディレクターは、良くも悪くも納品物の品質と納品期限が、クライアントからの評価ポイントになります。常に同じクオリティでしか納品できなければ、NDPマーケティング、つまり私に頼む価値はないと判断されてしまいます。
だからこそディレクションレベル向上につながる、各業務の「整備」や「ブラッシュアップ」は欠かせないのです。
NDPマーケティングに入社して驚いたのは社員一人ひとりの意識の高さ。メリハリのある働きやすい環境を実感!
ー入社してから特に印象に残っているエピソードを教えてください。
NDPマーケティングに入社して、最初にびっくりしたのは社員一人ひとりの意識の高さ。特に札幌本社は20代の若手メンバーが多く、そのほとんどが新卒入社のプロパー社員です。私は自分と同じ中途入社メンバーの人数比率のほうが低く、「どんな感じなのだろうか」「雰囲気に馴染めるだろうか」と入社初日はドキドキしながら会社に向かったんですが、とてもいい意味で衝撃を受けました。
正直もっと学生っぽさが残った雰囲気かと思いましたが、まったくそんなことはなく(笑)、みな真剣に仕事に向き合っていて落ち着いた業務風景にいい意味で驚きっぱなしでした。実際に一緒に業務をしたり、コミュニケーションを取ると、仕事に対する意識の高さにさらに目をむきました。私が彼ら・彼女たちの年齢のときはこんなに意識高く仕事ができていなかったのでは?と思うほど、プロフェッショナルとして同じレベル感で仕事ができるメンバーばかりです。入社初日から現在まで、特に印象に残っていることですね。
でもその落ち着いた雰囲気はあくまで業務中だけ(笑)で、オフになると、思いっきり遊びますね。サークルっぽさというか、年齢相応の明るさというか、それぞれ仲が良くて、休日でも一緒に出かけたり旅行にいったりして、オフを思いっきり楽しんでる。メリハリがあるんです、NDPマーケティングのメンバーは。そこが魅力ですし、仲間として誇らしいです。
仲はいいのですが上下関係はしっかりしているので、自然とビジネスパーソンとしての基本的な考え方や行動の仕方も身についていますね。こうしたカルチャーや教育は“ペア長・ペアっ子”という制度のおかげだなと思います。
▼“ペア長・ペアっ子”についてはこちらのインタビューをチェック▼
仲間であり、ライバルでもある。常にお互いを高め合ってきたーNDPマーケティングの“ペア長・ペアっ子”制度の魅力
ーコンテンツディレクター職に求められるスキルや素養はなんだと思いますか?
ディレクターは一言で説明するのが難しい職種だと思っています。私自身、札幌本社のメンバーをはじめ、東京のメンバーとも切磋琢磨しながら、日々「(コンテンツ)ディレクターとは何か?」という問いの答えを探しています。
求められるスキルや素養について、強いていうならば「多方面に目を配るようにすること」だと思います。実はこのアクションって、相当頭も気もつかう大変なことだったりします。そしてディレクターとして、大切な「先回りして考える」ことにつながると思っています。
マルチタスクを求められるディレクター職は、集中と分散のアクションをうまく使い分けながら、業務を進めなければなりません。緩急をつけて自分をコントロールすることで、ミスや漏れを最小限におさえる。こうした意識ができる、もしくはできるように繰り返しチャレンジすることは重要だと思います。
また、当たり前ではありますが、ニュースには必ず目を通すようにしています。私はコンテンツのネタや企画のヒントになりそうな様々なジャンルの最新ニュースと、自分の担当している医療系コンテンツに関するトピックやニュースにも目を通すようにしています。
まだまだ過渡期。会社と一緒に成長していきたい
ーこれからNDPマーケティングに対して期待していることはなんでしょうか?
会社設立から15年が経ち、現在16年目。こうして振り返ると、毎年いろいろな変革を経て会社が大きくなっているなと思いますし、まだまだ過渡期だと考えています。会社として社員数も大きく増え、続々と新メンバーがジョインしてくれていて、もう一周りも二周りも大きくなりそうな雰囲気を現場メンバーも日々感じています。
だからこそ、会社が独り歩きせず、私たちメンバーと一緒に成長していってほしいと思っています。これまで以上に私たちとの対話も大切にしていただきながら、ともに歩んでいけたらと思います。
ー最後に、これからNDPマーケティングの入社を考えている方へメッセージをお願いします。
NDPマーケティングはフラットな雰囲気ではありながらも上下関係がいい意味でしっかり作用しているので、若手のメンバーも基本をしっかり身に着けながら、大きく成長できると思います。
若手、ベテラン関係なく、自分で考えて能動的に行動できる、いわゆる“自走できる方”に対しては、本当に色々なことに挑戦させてもらえる環境があります。また経営陣が「知らないことは習得すればいい」という考えなので、社内での勉強会実施や外部講習受講も許可されやすかったりと「知らないことをもっと吸収したい」という意欲的な人にとっても最高の環境になっています。
「成長したい」「チャレンジしてみたい」と思った方は、ぜひ応募してみてください。お待ちしています!