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一人ひとりが 「クリエイター」として。 これからのnanaに必要な人物像

前回は、代表の文原にこれまでのnanaを振り返ってもらいながら「新たな事業戦略」について話を聞きました。


「スマホひとつで簡単に歌や声が盛れる」 文原が考える、「nana」の "本質" とは。|nana box|note
新たな事業戦略として「スマホひとつで簡単に歌や声が "盛れる"」を打ち出したnana music。その戦略の背景には、一体どのような思いがあったのか。これまでの施策を振り返りながら、なぜ今、新しい戦略を立てる必要があったのか、これからの「nana」のあるべき姿とは。代表の文原に話を聞いていきます。 今回、新たな戦略を再定義しようと思ったきっかけはなんだったのでしょうか。 ── ...
https://note.com/nanamusic/n/ndcb13ab9ac12


「スマホひとつで簡単に歌や声が “盛れる”」
現在nana musicでは、このワクワクな体験をユーザーの皆さんへお届けするため、共に事業を進めてくれる仲間を募集しています。

今回は引き続き、「nanaが求めている人物像」について詳しく語ってもらい、さらに深くメスを入れていきたいと思います。

nanaにとって必要な人材とは


自社の強みを再認識したnana musicで、今後”鍵”となっていく人材は何でしょうか。

── nanaにはさまざまな役割があり、全てが必要不可欠です。その中でたった1つしか選べない重要なキーマンといえば、やはりエンジニアでしょうか。もっとも大切なのは、実際にユーザーの皆さんの元に届くプロダクト。「nana」というプロダクトを実装していく際、音声信号処理や機械処理学習が担うミッションが特にこれからの”鍵”となっていくと考えます。

なぜ、「音声信号処理」や「機械処理学習」を重要視しているのですか。

まさしく前回お話しした「スマホひとつで簡単に歌や声が”盛れる”」、これを実現するためです。難しいスキル、知識、ダウンロードソフトがなくても、自分が慣れ親しんでいるスマートフォンだけで「作品」を作ることができる。どのアプリを使っても「nana」だと自分の歌が1番うまく聞こえるし、もし声にコンプレックスがあっても誰か別の声に変換して表現ができる。とにかく歌の表現をもっと楽しく、でももっと簡単にこだわれるようにしたい。そのために土台となるのは、やはりそういった技術が必要だと思います。

なるほど。しかし、技術力があればそれで良いのかという問題もあると思います。マインドの部分でも文原社長が求める重要な点はありますか。


── 「自分の手掛けたサービスで人を喜ばせたい、よりたくさんの世界中の人達に届けたい、この想いが第一にある人
これが一番重要です。僕らはサービスを、「作品」を手掛けている。そしてこの作品作りを通して表現したいものを形にしている。つまりnanaの作り手である僕たち自身、一人ひとりが「クリエイター」なんです。こういう考え方を持って何かを作るっていうのは、クリエイターにとって絶対的に必要な要素だと思っています。

まさしく、nanaが信念に掲げる "Everyone is a Co-Creator" ですね!

── 次に「自分の手掛けたサービスを作品と捉え、作品を通じてこの世界に爪痕を残したいと思っている人
世間的に、作者が作りたいものに執着してはダメというような、どちらかというと作り手のエゴは良くないという風潮がある気がします。でも僕は、「こういうものがあれば自分みたいな人がもっと幸せになれるのに!」という想いでnanaを作ったんです。つまり言ってしまえば、僕が「nana」のようなサービスが欲しかったから自ら作った。今、世の中に求められているものを作り、売り上げや企業成長に重きを置いているビジネスを否定しているわけでは当然ありません。でも僕は、「作り手のエゴ」大歓迎。事業を自分の作品として扱う、良いと思ったものをむしろ世の中に証明していってやるみたいな考え方が好きなので、そういった価値観が合う人と一緒に働けたら嬉しいなと思います。


それから「最高のモノを創ることに執着心を持てる人
例えば、「もうこれ以上の進化はない」と思っていても、翌年になったらすごいグレードアップされていたりします。やっぱり人間の力はすごくて、必ず改善できるんですよね。そこには必ず執着する意思があると思います。今よりも自分自身が成長したい。もっと良いものを作りたい。というのを追い続けられるっていうのが最高のものに対する執着心だと思います。常に「もっと改善点がある」っていう焦りに似た感情、作りたいという衝動に枯渇している状態が最高なモノを作る上で必要だと思います。

「最高のモノ」とは、具体的にどういうことですか。

── そうですね。ここに絶対的な基準なんて当然存在しないわけで。つまり、自分で自信を持って誇れますかっていう話ですね。もうこれで十分というのは作り手からしたら絶対、無いはずなんですよ。要は今よりもっと良いモノを作りたい。ユーザーにとっても、nanaの作り手にとっても、両方を成り立たせなくちゃいけない。作り手が最高だと思ってないものに社会が最高だと思ってくれるわけないはずですから。

作り手それぞれが定義した「最高のモノ」を追求していくということですね。

── そして「自分が関わった物事の結果はすべて自分の責任であると捉え、プロとして高いプライドを持って仕事に打ち込める人
最終的に事業で何かあった場合は、全て代表である僕の責任になると思っています。でも、仕事一個一個の目の前にメンバーの役割がある、それを信じて任せています。なので、自分が関わった携わったものは全て自分の責任だという気持ちで捉えて欲しい。それくらい責任感を持って取り組んで欲しいと考えています。

最後に、「数字と感性、どちらか一方ではなく、互いを行き来しながら物事を組み立てられる人
過去を振り返ってみて、これまでの自分はどちらかに寄り過ぎていたと感じています。数字に寄りすぎていたこともあったけど、そうなるとすごく点で小さな話にしかならない。でも、全く数字に結びつかない感性だけでもスケールしないし弱い。このバランス感覚っていうのは大事にしていきたいなと思います。

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