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その土地の素顔と出会う旅、「ヒューマンツーリズム」を創る

こんにちは、マイプロダクト代表取締役の、小山 (こやま) です。社員たちからは、翔 (しょう) さんと呼ばれることが多いでしょうか。

僕らは、大手からスタートアップまで、幅広い企業と新規事業の創出に取り組む、ビジネスデザインの会社です。また、地域コミュニティを大切に、自治体 / 事業者と関係人口の創出やファンづくりに取り組んでいます。

会社としての対外発表が少しずつ増えるようになり、プレスリリースに落としきれない文脈や、その判断の裏側を、当社に関心持つ方々に広く共有していきたく、筆を取りました。もし良かったら是非、お付き合いくださいね。

今日は、僕らが2021年4月に発表した以下のリリースについて、です:
<南三陸町から全国へ!新しい旅のかたち「ヒューマンツーリズム」を推進>
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000015.000057881.html

ヒトの魅力を、観光資源に

創業以来、僕らは地方の小さな市町村に社員を派遣し、時に住み込み、そこに根付く魅力あふれる事業者と、数多くのコンテンツを制作してきました。それは、ストーリー性の高い体験プランであったり、事業者の魅力を紹介する映像であったり、地域のきらりと光る商材の磨き込みなど、多岐に渡ります。

試行錯誤は続きましたが、一貫して変わらないのは、ヒトの魅力への共感でした。こだわりの強い工芸職人や、人懐っこい地料理の大将、誰もが知る地域の顔役など、こうした人々との心温まる邂逅が、何よりの観光資源なのではないかと、そう信じています。この世界観を、僕らは「ヒューマンツーリズム」と呼んでいます。

何か、キャッチフレーズを

コト消費や着地型観光など、時代の流れにも沿っていたことで、僕らの取り組みは徐々に大企業や地方自治体からも、声が掛かるようになりました。

2020年にはJR東日本のスタートアッププログラムにも採択され、グループの旅行会社「びゅうトラベルサービス」を紹介頂き、管内の南三陸町で実証実験を行う運びになりました。その際、プログラム担当者から「何か、分かり易いキャッチフレーズを」と助言があり、数日考えて捻り出したのが「ヒューマンツーリズム」でした。

あまりコピーライティングのセンスは良くなかったので、たくさんボツになったアイデアがあったはずです。もう一つも覚えてませんが...。

継続的に発信していく力

当時、同じ表現を使っていた企業 / サービスはほぼ皆無で、僕らも半信半疑で使っていました。ただ、継続的にプレスリリース / 外部へのプレゼンで用いるうち、業界関係者から「良い名称だから、商標登録したらどうか」と好評だったり、テレビ / 新聞から取材を受けるようにも。

継続的に、信念をもって発信していく大切さを、経営者として学ばせてくれた事例でした。まだまだ、実現したいことの入り口にいる状態ですが、これからも社内外に、目指す世界観を共有しながら歩んでいきたいと、そう思います。

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