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お金を取る仕事と、取らない仕事――僕らは、何のために働くのか

こんにちは、マイプロダクト代表取締役の、小山 (こやま) です。社員たちからは、翔 (しょう) さんと呼ばれることが多いでしょうか。

僕らは、大手からスタートアップまで、幅広い企業と新規事業の創出に取り組む、ビジネスデザインの会社です。また、地域コミュニティを大切に、自治体 / 事業者と関係人口の創出やファンづくりに取り組んでいます。

創業から少し時間が経ち、当時を振り返りながら、少しずつ会社の考えていること、これから目指す姿を外部にカジュアルに発信していきたく、筆を取りました。もし良かったら是非、お付き合いくださいね。

今日は、僕らの「収支構造」について、です。

プロジェクトの半数近くは無償

正直に言って、僕らがホームページで紹介しているプロジェクトは、半数近くが無償です。特に、「地域共創 (下記URL)」は、大半がそうです。

https://myproduct.co.jp/business/local-co-creation

ただ、最初からボランティアをしていたわけではなく、一時期はマネタイズできないか、試行錯誤をしていました。が、どう考えても、僕らが共感するような、地方の小さな事業者 / 過疎の自治体が払える予算には限度があり、都市部の消費者から手数料をもらうにしても、スケールするには時間がかかります。

このジレンマには、かなり長く悩みました。逆境に抗う人々に寄り添いたい反面、ファンドなどから出資を受けると、今度は速い成長を求められる――悩んでいるうちに、本当に何度か、会社が倒産しかかりました。

おカネよりも、何よりも、ヒト

そんな辛い時期もありましたが、一貫して安易なマネタイズはせず、他社に出稼ぎするなど、食いつなぐ努力を続けてきました。不思議なもので、そのうちに事業内容に共感した社員が入ってくれるようになり、「出稼ぎ」も、れっきとした伴走型での「事業創出」という、太いビジネスになっていきました。

そうして、一つの気付きを得ました。何か、僕らのやっていることには、一部のヒトと共感し合えるものがある、と。

そんな、文化の「場」を創る

相変わらず、今も僕らのプロジェクトには無償のものが、数多く含まれています。まだ上手く言語化できないのですが、これらはある種、ソーシャルキャピタル (社会関係資本) を生み出しているのだと、そう考えています。結果として、それは人財の採用コストの低さや、良質なプロジェクトのリード数に反映されています。

時々、面談者から「この会社は最終的に、どこを目指しているのか」と、聞かれます。

僕は「社会課題に挑むヒトを育み続ける、そんな文化の『場』を創りたい」と、よくそう答えています。

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